マドリッドから発信


by dias-madriz
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Hija Predilecta de Alcobendas

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アカデミー賞 最優秀助演女優賞 la mejor actriz de reparto
『それでも恋するバルセロナ(Vicky Cristina Barcelona)』

やっぱりペネロペちゃんでしたね。

先日、TVでアルモドバル監督と対談していたペネロペちゃん。監督に言われたとおりに、髪をアップスタイルにしてアカデミー賞本番に臨みました。

ウッディ・アレン監督への感謝はもちろんですが、アルモドバル監督のみならず、彼女のスペイン時代の出世作とも言える作品の監督達へも感謝の言葉を忘れない。

ビガス・ルナ (Bigas Luna) 監督
『ハモン・ハモンJamón, jamón』、『裸のマハ Volavérunt』

フェルナンド・トルエバ (Fernando Trueba) 監督
『美しき虜 La niña de tus ojos』、『ベルエポック Belle Époque』

そう、スペイン映画あってのペネロペなのだよ。

去年、助演男優賞を獲得したハビエル・バルデムよりも長いスピーチだったような気がしたのは私だけ?バルデム同様、ペネロペちゃんも最後にスペイン語でちょっとだけスピーチ。スペイン人は喜んだのねー。

でも一番喜んでいるスペイン人は、多分、madrileño (まどりれーにょ:マドリッドの人)たちだろう。

ペネロペちゃんはマドリッドのAlcobendas (アルコベンダス)出身。

英語のスピーチ部分で、"I grew up in a place called Alcobendas..." とアルコベンダスについて触れていましたね。

アルコベンダスは東京で言うならば、23区ではなくて八王子や調布などの 「市」 にあたる地区。

世界の晴れ舞台で自分の住んでいるところの名前が出るなんて、アルコベンダスっ子たちは思ってもみなかっただろう。そして絶対こんなことをつぶやいていたと思う。

「あれっ?ペネロペが英語でなんか喋ってるけど、今、アルコベンダスとか何とか聞こえなかった?アルコベンダスって言ったよね?オレの住んでるところじゃーん!」

例えば、外国語映画賞を獲得した 『おくりびと』 に主演している本木雅弘が、ペネロペちゃんのように壇上でスピーチしたとします。

「僕は桶川市と言うところで育って…」

きっと、桶川市民は大喜びするに違いない。

そんなこんなで、アルコベンダス市はペネロペちゃんを 「Hija Predilecta (いは・ぷれでぃれくた)」に任命することにしました。

Hija Predilecta は英語で言えば Favorite daughter (お気に入りの娘)ってことで、まあ「名誉市民」みたいな感じかしら。

スペイン人は 「おらが村」 精神が強い。自分の出身地をこよなく愛する。まあそれが大きくなって、「スペインは世界で一番いい国だ」ってことになっちゃうんだけどさ……。少しは謙虚になりましょう、スペイン人たちよ!

普段、ペネロペちゃんに辛口な私ですが、アルコベンダスを世界に知らしめた今回のスピーチは好感が持てました。

¡Enhorabuena Pé! (おめでとう、ペ!)

※ペネロペの名前は 「Pé」 と略されてマスメディアでよく使われます。
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by dias-madriz | 2009-02-23 23:37 | Cultura | Trackback | Comments(2)

Un recuerdo de Bruselas

久しぶりに mejillón (めひじょん:ムール貝) を買ってみた。私がよく行く魚屋さんのムール貝は1kg あたり3ユーロなり。

ムール貝と言えば、ベルギーが有名ですが、スペインでもかなりポピュラーな貝です。何と言っても安いしね♪

さてさて、今日の夜ご飯は、ムール貝のワイン蒸しベルギー風 (勝手に命名)。ワイン蒸しって書いたけど、スープたっぷり目です。ムール貝の出汁は美味しいからね~♪

ブリュッセルで買ったムール貝専用の鍋。あちらのレストランでムール貝を注文すると、この鍋ごとドーンと出てくる。食べる時に鍋の蓋が殻入れの役目を果たすので良くできたシロモノです。調理中も吹きこぼれないので便利♪
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ブリュッセルの思い出として買ってみたけど、もちろん普通の鍋でも調理OKです。

《材料 2人分》
1kg      ムール貝
大さじ1    バター
小さじ1    オリーブオイル
3カケ     ニンニク
中1/2     玉ねぎ 
3~4本   セロリ (必須です。おうちにない場合は買いに行きましょう。)
1カップ    白ワイン
2カップ    水
一つまみ   天然塩&粗挽き胡椒

魚屋で買ったムール貝は、ヒゲ取りやら、表面にくっついているフジツボ取りやらが結構メンドーです。時間がない方は、キレイに掃除されている真空パックになったムール貝を買うって手もあります。

①バター&オリーブオイルでみじん切りにしたニンニクをゆっくり黄金色になるまで炒める。
②薄切り玉ねぎ、0.5ミリ切りセロリを軽く炒める。ここで塩、胡椒。
③ムール貝をドーンと入れ、ワインも入れてひと煮立ちさせる。
④水を入れて沸騰したら火を弱めて10~15分くらい蒸し煮 (ムール貝の大きさによります)。

2人分って書いたけど、ムール貝しか食べないなら1人で1kgは余裕ですよ。
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あっ、野菜がない食卓だ……。
出来立てをふーふー言いながら、スープと一緒に食べます。がっ、スープは飲み干さないようにしましょう。お楽しみはこれからです。


《ムール貝を食べた後のお楽しみ用材料》
1/2カップ弱     米           
1個          卵
適量(多目でね)  パルミジャーノ・レッジャーノ

①多めに残しておいたスープに生米投入。そう、リゾットを作ります!
②米がいい感じのアルデンテになってきたら、削ったパルミジャーのを大さじ2杯でも3杯でもお好みで投入。
③火を消してから、溶き卵を入れてお箸でひと回ししたら完成♪
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写真がイマイチですが……、もうこれがっ、自分で言うのもなんですが絶品です。ムール貝の出汁って偉いわぁ。ワイン蒸しなんてこのリゾットを作るための前座に過ぎないかも……。

リゾットに関しては、余った冷ご飯でおじや風にしてもいいかもしれませんが、生米から作るほうが絶対に美味しいですよ。ムール貝を食べている間に仕込んでおけばあっという間に出来上がります。

レシピを載せるまでもない、とーっても簡単な料理です。目分量でもOK。ムール貝が手に入ったら是非お試しあれ。
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by dias-madriz | 2009-02-22 10:10 | Comida | Trackback | Comments(2)

Sake Dining Himawari

ピザ屋の夜ご飯をアップしたばかりですが…。実はお昼ご飯も外食でした。

珍しく私が忙しくて、冷蔵庫の補給がままならず、ロクな食事ができない1週間だったので、今日はちょっとした慰労会♪

そー言えば、今年に入ってからまだ日本食を食べていないことに気がついた私たち。日本食と言えば、こちらに行くのがいつものパターンですが、新規開拓してみようと言うことで……。

Sake Dining Himawari (C/Tamayo y Baus 1) 
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店名のとおり、日本酒がたくさんあります。お好きな方にはいいですね。注文前に、お猪口に1杯ずつサービスしてくれます。

初めてのお店なので無難にランチメニューを注文。刺身定食と寿司定食♪

海外の和食店にありがちですが、お味噌汁は第一皿としてサービスされます。お寿司と一緒に持ってきてもらうように頼むのを忘れてしまった……。久しぶりに枝豆食べました。

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寿司定食には串揚げがついてくるので、お得観があります。刺身定食は刺身だけなのでちょっと寂しいかも。

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デザートは雪見大福でした♪これまた懐かしかった。
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お店の雰囲気は、日本のダイニングバーそのもの。従業員の方々(日本人)のサービスがとても丁寧で、居心地のいいお店です。串揚げも大変美味しかったです。

寿司や刺身に関しては、それなりに美味しいんですが、いつも行くところと比較してしまうとね……。寿司というものは職人技なんだなー、とつくづく実感。それに、いつも行くところは「寿司を食べるところ」で有名ですからね。

Himawari は寿司や刺身に限らず、どんぶり、おでん、とんかつ等、メニューも豊富なので生魚が苦手な人にはオススメです。
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by dias-madriz | 2009-02-21 00:09 | Comida | Trackback | Comments(4)

Pizzería Vesubio

はぁぁ、やっと金曜日。今週も一週間、お仕事お疲れ様でした♪

仕事と言っても、日本で残業、残業の日々を送っていた時代とは打って変わり、スペインでは週20時間ぐらいしか働かないワタクシ。

「仕事でストレスが溜まっちゃってさぁーーー!」なーんて、どのツラ下げて人様に言えようものか。思いっきり言っていますがね……。

まあ、労働時間に関係なく、仕事というもんは楽じゃありません。

さてさて、週20時間労働と言うことは、収入面ではどーなのよ?って疑問が出てきます。もちろん、日本にいた頃より激減ですよ。半分以下です。ボーナスだって今のところありません。

でもね、人間には順応性というものがあってね。お金がなければ使わなければいいのね。ありがたいことに私はもう30代後半なので、夜遊びしたり、買い物してストレス発散したりする必要もなくなった。

ただ、買い物は精神衛生上、大変よろしいので、どーしても欲しいものに出会ったときは自分に許してあげる。だけど、昔みたいに何でもかんでも買わなくなったなぁ。

私は、「やりくり」 という言葉が大好き。「節約」ってのはストイックになりすぎると自滅してしまうが、上手に「やりくり」すれば収入が低くても人生は楽しいのだ♪

今は相棒F氏と同居しているが、自炊費、家賃、光熱費など基本的な生活費は全て折半している。同居は一人暮らしよりも安くつくだろうし、貯金ももっとできるようになるなー♪なーんて皮算用していた私は甘かった……。

F氏はフリーランスなので一日中、家に引きこもり状態で仕事。私一人だったらテキトーに食事もできるが、同居となるとそれもいかがなものかと……。

毎日、ご飯に味噌汁、野菜炒めか煮物ってワケにはいかない。っつーか、煮物はF氏、食べられないし。

結局、生活費は一人暮らし時代よりも遥かに上がってしまった、チッ!でも、考えようによっては、「おうちご飯」の質が上がったから良しとするか。

さてさて、金曜日はいつもより仕事が早く終わるので、たいてい相棒F氏に職場まで迎えに来てもらい、そのままセントロ界隈を散策。ちょっと小腹が空いてきたので、少し早いけど夜ご飯を食べることにした。

スペインの夕食時間はとても遅い。平均的には22時前後。レストランも21時からが夕食タイムだけど、込んでくるもはもっと遅くなってから。昼食が14時~16時なので、夕食が遅いのも当然と言えば当然だ。

今日の夜ご飯。
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C/Hortaleza 4 (オルタレサ通り4番) にあるピザ屋、Pizzería Vesubio です。地下鉄グラン・ビア駅からオルタレサ通りに入ってすぐ。こんなエリアにあります。

ここは、マドリッドではとーっても有名なピザ屋。カウンターしかないピザスタンド。私もマドリッドに来た当初から通っておりますわ。

今日は21時ごろ着いたのでまだお客さんも少なめですが、22時を過ぎるともうギュウギュウです。
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ピザ屋だけど、サラダやパスタ、ラザニア、肉、魚料理なんかもあります。どれもリーズナブルで美味しいよん♪ピザは小さめなので、一人一枚は余裕です。

ここは、一人でふらっと入ってサっと食べられるから、旅行者の方にもオススメです。メニューには番号がついているから、食べたいピザの番号を言うだけでOK。お持ち帰りもできます。

さて、ピザのお会計はF氏よろしくねん♪同居スタート以降、基本的に外食費はF氏の担当。

そーよねー、私が家事全般を担当して(あげて)いるんだからさ。男女平等とは同じことをするってことじゃないのだよ。フフフ。
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by dias-madriz | 2009-02-20 23:48 | Comida | Trackback | Comments(2)

Un viajero japonés

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仕事帰り、いつもどおりテクテクと家路に向かっているところ、ある人に後ろから声をかけられた。

「Excuse me, Where is the Plaza Mayor?」

仕事場から自宅までの道のりは割りと観光地に近いこともあり、こんな風に道を聞かれるのにはすっかり慣れっこなんだが、問題は英語なんだよね…。

いやぁ、なんて答えればいいんだっけ?「ごーすとれいと、あーんど、たーん、ざ、らいと」でいいのか?などと、ドン引きされそうな英語力を駆使して答えるべく振り返ってみた。

そこには、「地球の歩き方」 を持った日本人の若い男の子がいました(あー、良かった♪)。

「あー、私、日本人ですよん♪マジョール広場でしたね?簡単ですよ。ココをまっすぐ行って、そうだなあ、歩いて3分くらいかなあ、あっ地図持ってます?今、私たちはここにいるから…、あーでも今マジョール広場行っても、もう真っ暗だからあんまり綺麗じゃないなあ…(以下省略)」

流暢な日本語でペラペラ説明してあげるワタクシ。


それでもその男の子は何だか不安そうだったので、結局マヨール広場まで連れて行ってあげることにした。

彼は京都の大学生で、既に就職も決まっているので卒業旅行としてヨーロッパを一人で周遊しているとのこと。バルセロナからマドリッドに入り、4日後にはイタリアのヴェネツィアへ飛ぶらしい。

「今じゃなきゃ、こんなに長い旅行は出来ないっすからね。あと30年は無理っすよ。」

そ、そうだね…、ワカモノ君。社会人生活がスタートしたら確かに難しいよね。


さてさて、念願のマジョール広場に着いた私たち。夜はあんまり綺麗じゃないんだよね。一応、広場の見所なんぞをさらっと教えてあげて、昼間にもう一度来たらいいかもね、とコメント。

「あの…、あそこの銅像はドン・キホーテですか?」

「いやいや、あれは昔の王様で…、ドン・キホーテの銅像ならスペイン広場にあるよ。」

「へぇ、実在した人の銅像なんっすか。今日、スペイン広場行って来たんすけど、ドン・キホーテいたっけなあ…?」


なかなか楽しいワカモノだ♪


アンダルシアへ行く時間がないから、マドリッドでフラメンコも見たいし、美術館も行きたいとのこと。プラド美術館は毎日18時以降は入場無料だよ、って教えてあげたら、いたく感謝された。

スーパーで、Kg単位で売っている野菜や果物は一つだけでも買っていいのか? (はい、大丈夫です。)

マドリッドでバックパッカー連中が集まる面白そうなところはあるか? (すみません、おばちゃん、マドリッドでバックパッカー経験ないので分かりません。)

などなど、色んなことを質問されてなかなか面白かった。


「あの…、すいません。あと、どっかで安くてガツンと食える場所知ってますか?」

そ、そうだよね…。バッグパッカー旅行だし、レストランにお金かけてられないよね。で、紹介したのがここ。だってマジョール広場にいましたから。

「おぉぉぉ、ウマそーなチョリソーとかあるじゃないっすか。今日、生ハムも食べたんですけど、スペインのはウマいっすねー。いやぁ、ありがとうございました!助かりました。」

食べたいものを聞いて、注文してあげようと思ったけど、そこまでするのもどうかと思い、店の前でお別れ。彼のことだから、店の人とも色々コミュニケーションを図って、それが旅のいい思い出になるだろう。

「卒業旅行楽しんでねー。さよーならー♪」


いつもより帰宅時間が遅かった私。相棒F氏に事の顛末を話したら、

「なーんだ、電話くれれば僕も合流して3人で一緒に夜ご飯食べられたじゃん。」

その一言で思い出したプラハ旅行。
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私たちはレストランで日本人旅行者(女性)に遭遇した。彼女も「地球の歩き方」を駆使してプラハの典型的な料理を注文していた。

「良かったら、ご一緒しませんか?」と声をかけたF氏と私。

「うわぁ、嬉しいです。ずーっと一人で食事だったから。」 と快諾していただいた。

なんと、偶然にも彼女と私は同じ名前だったため、食事中も随分盛り上がった。大学教授の彼女はドイツでの研究が終わり、日本へ帰国する前にヨーロッパを周っているとのことだった。お元気でいらっしゃるかしら。

相棒F氏はマドリッドで地図を片手に観光している日本人旅行者とすれ違うたびに、道に迷っているんじゃないかと心配し、助けてあげなさいと私に言う。世の中、持ちつ持たれつだからね。

日本人旅行者の皆様、もしマドリッドで変な日本人女(ワタクシ)に声をかけられてもご安心ください。日本人詐欺師(いるらしいんだよね)ではありませぬ。

皆様、¡Buen viaje! (ぶえん・びあへ:良い旅行を!)

写真1:プラハの地下道だか地下鉄だかの壁にあったタイル。なんだか気に入ったのでパチリ。
写真2:プラハの街並みの一部。
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by dias-madriz | 2009-02-12 23:22 | Vida | Trackback | Comments(4)

Premios GOYA

TVをつけた瞬間思い出した。

「あー、今日はゴヤ賞だった。」

ゴヤ賞 (Premios GOYA) とはスペインの映画賞。要はスペイン版アカデミー賞ですな。

TVをつけた時は、すでにゴヤ賞も終盤の終盤。結局、主演男優賞、監督賞そして作品賞しか見られなかった。

主演男優賞はきっと誰もが予想していたと思うが、やっぱりだったね。Benicio del Toro (ベニシオ・デル・トロ)の 『Che, el argentino (邦題:チェ28歳の革命/チェ39歳別れの手紙』
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主演男優賞の発表前に今年のゴヤ賞司会者のコメディー女優 Carmen Machi がノミネート男優達について冗談を言っていた。笑えたのがベニシオに対してのコメント。

「70年代からTシャツにチェ・ゲバラの顔のっけてさ。どんだけ映画の宣伝すりゃいいのよ!」
ベニシオさんも笑っていらっしゃいましたわ。

ベニシオさん、受賞スピーチでも「この受賞はノミネートされた仲間たち(男優達)と分かち合いたい。」とか、「あー、どの映画もまだ観ていないなあ…。」などなど笑いを誘うリラックスしたコメント。

スピーチ聞いていて思ったんだけど、ベニシオさんの声ってこんなに高かったっけ?英語じゃなくてスペイン語だったからかなあ。映画では渋い役が多くてボソボソ話す印象だから余計に???って思えたのかも。

『Che, el argentino』 の予告を観た時(はい、実はまだ映画観ていませぬ)、彼のスペイン語はゲバラを意識しているんだろうって思ったけど、ホントのベニシオさんの声は実は可愛らしいのかしらん。ご存知の方ご一報くださいませ。


今年のゴヤ賞の大勝利は監督賞、作品賞、主演女優賞、新人女優賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞と6つの賞を取った 『CAMINO』
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この映画、日本で公開されるのかな?日本人にとっては難しいテーマだから興行的にどうなんでしょうか。スペインでは去年の秋ごろ公開された私、こちらもまだ観ていませぬ…。

¿Quieres que rece para que tu también te mueras?
このコピーを読んだ時、TVスポットで聞いたとき、私は結構ゾクッと来た。

「(私と同じく)あなたも死んでしまうように、(私に)祈ってもらいたい?」
これは直訳。スペイン語の勉強をしている人には文法的に勉強になる文型ですな。

要は、「あなたにも死が訪れるように祈りましょうか?」ってこと。私がゾクッと来たのはカトリックの死生観をよく知らないからだと思う。

スペイン人なら神を信じている人はもちろん、信じていない人ですら一応カトリック全般の知識はある。私の周りのスペイン人にこの映画のコピーはどう思うか聞いてみたら、彼らもやっぱりゾクッとはしたと言う。

『CAMINO』 は実話を基に作られた映画。1971年に生まれ14歳で病死した少女。彼女の両親はオプス・デイの信者だったため、彼女もその教育・信仰を受けて育った。彼女が自分の病気をどう受け入れて最期を迎えたか。

オプス・デイとはカトリック教会の組織の一つで1928年にスペインで創設された。映画 『ダ・ヴィンチ・コード』 によって(のせいで?)日本でも名を知られる宗教組織になったのは言うまでもない。

私は 『CAMINO』 をまだ観ていないので何もコメントできないが、 『ダ・ヴィンチ・コード』 のようにオプス・デイ=苦行=理解不能というアピールでないことは確かだと思う。そもそも『ダ・ヴィンチ・コード』 は娯楽映画だしね。

『CAMINO』 の監督自身、「この映画は風刺でも何でもなく、少女に捧げるオマージュ」と言っている。ただ、映画の宣伝にはインパクトが必要だから、「あなたにも死が訪れるように祈りましょうか?」と共に、この少女の何とも言えない表情のポスターになったんだろうね。

そして、受賞シーンは見ていないけど、今年のゴヤ賞の助演女優賞は 『Vicky Cristina Barcelona (邦題:それでも恋するバルセロナ』 のペネロペ・クルスでした。こちらもやっぱりねって感じです。ペネロペちゃん、この役でオスカーにもノミネートされていますしね。

『Vicky Cristina Barcelona 』 は飛行機の中で2回も観た。ペネロペもハビエル・バルデムもこの映画で評判がかなりいいけど、個人的には何となく二人にはしっくり来ない役柄だと思う。特にスペイン人アーティストという設定のバルデム…。

うーん、多分、私は、この映画自体が、そんなに、面白くなかったんだと思う…。全てが嘘っぽいと言うか…。ウッディ・アレン好きの方々、失言お許しくださいませ。
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by dias-madriz | 2009-02-02 01:06 | Cultura | Trackback | Comments(4)