マドリッドから発信


by dias-madriz
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Escuela Oficial de Idiomas

スペインで生活する以上、スペイン語は無視することができない。いや、人によっては無視できるのかもしれない。英語が達者だとか(スペインではそれほど役に立たないけど)、自国コミュニティーのみで生活するとか…etc

私の英語レベルはゼロだし、スペインの日本人コミュニティーにも属していないし、おまけに相棒F氏は日本語レベルがゼロ…。

要は、スペイン語を知らないと日常生活がとても不便なのだ…。

ちなみに、日本へ旅行したことのあるスペイン人たちは「日本はまったく英語が通じない国だ!」と嘆いている(馬鹿にしている)けど、君たちの国の英語もそりゃあ、ひどいもんですぞ。人のフリ見る前に、わがフリ直そーぜ。

以前、スペインでスペイン語を学ぶ方法について触れた。

ある程度のスペイン語レベルを持つ外国人、しかもスペインに長期滞在している人が、それでも勉強を続けたい場合、公立語学学校へ行くのがお勧めだ。

私立語学学校は初級者がじっくり学ぶのに適している。公立語学学校でも初級クラスはあるが、一クラスあたりの生徒数が私立に比べると遥かに多いので、スペイン語の基礎は私立のほうが丁寧にじっくり学べる。

それにスペインへ長期留学する場合、公立語学学校では1年目の学生ビザの許可が下りないので、留学生はどちらにしても私立の語学学校か大学を選ぶしかない。

スペインの公立語学学校 Escuela Oficial de Idiomas (略してEOI )はスペイン各地方にある。

このEOI では、ありとあらゆる言語が学べる。むしろスペイン人のための外国語学校といったほうがいい。スペイン語クラスだけが外国人専用。

マドリッドのEOI で学べる言語は以下の通り。

スペイン語、カタラン語、バスク語、ガリシア語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、アラブ語、デンマーク語、ギリシャ語、ハンガリー語、アイルランド語、ポーランド語、ロシア語、オランダ語、ポルトガル語、スウェーデン語、フィンランド語、ルーマニア語、中国語、そして日本語。

これだけの言語が学べるってすごいねー。

EOI の語学レベルは5段階。レベル1 (primero) から始まり、レベル5 (quinto) が最上級。スペイン社会において、EOI の語学レベルは、個人の語学能力を測る基準にもなっている。

ちなみに、スペイン語能力を測る場合、セルバンテス文化センター(Instituto Cervantes)が主催する「DELE」 というインターナショナルに通用する検定試験がある。スペイン語圏外の国でスペイン語に関わる仕事をする場合、このタイトルは非常に有利だと思う。

EOIのレベル5は、DELEの上級レベル(superior)と同等に扱われる。もし、あなたがスペインで生活、就職などする場合、DELEのタイトルよりEOI のタイトルを持っているほうが、スペイン人には説明しやすい。スペイン人なら誰でもEOIの意味を分かっているからだ。

だからEOI は公立で学費が安いという理由だけでなく、語学能力を証明するのに有利という点からも、クラス希望者が多く、語学によっては長いウェイティング・リストができる。特に、英語や日本語は人気クラスなので入学するのは至難の業だ。

スペイン語クラスも応募者多数につき抽選になる可能性大。1回で入れなかったとしても諦めずにチャレンジしましょう。初級のレベル1からスタートできるけど、入学前にレベルテストを受ければ、結果によってはレベル3からスタートできます。

クラス期間は4ヶ月を1学期とする cuatrimestre。月~金まで毎日2時間のクラス。1年間に2学期ある。1学期は10月開始、試験は2月。2学期は2月開始、試験は6月。

試験は4科目。
Comprensión de Lectura 読解&文法
Expresión de Escrita 作文(手紙、レポート、感想文など)
Compresión de Oral 聴解(3種類)
Expresión de Oral 口頭(モノローグ&ダイアローグ)

1学期の試験に受かれば、2学期に上のレベルへ行ける。もし、試験に落ちても2学期目に同じレベルを繰り返す必要はない。9月に追試があるので、ほとんどの人はそれを待つ。しかも1回の試験で全科目に受かる必要はない。落ちた科目だけ(または全科目に落ちても)9月の追試で再チャレンジできる。

ただし、1学期目に数科目受かりつつも、同じレベルを2学期目に繰り返したら、受かった科目を保持することはできない。2学期目の試験(6月)で4科目全部を受けなければならない。

ちなみに私の場合、入学時にレベルテストをして、レベル3からスタートした。レベル3からは基本的に文法は学ばない。スペイン語の応用編だ。

今年の2月にレベル5の試験で聴解に失敗。今月、9月の追試で、どーにか合格!いやー、良かった、良かった。

ちなみに、レベル5の試験内容は100%時事問題。スペイン語云々より世の中のニュースにアンテナを張っておくのもいいかもしれない。

レベル5で一番難しいのは聴解試験だ!と豪語してもいい。スペインのラジオ放送(あえて音質の悪いもの)、南米のラジオ放送(スペインとはまったく違うイントネーション&語彙)などなど、ネイティブでさえ聞き取りにくい内容だ。

レベル4あたりまではラジオ放送だとしても音質は遥かにいい。ホアキン・コルテスへのインタビューなどもあったなあ。

今回の追試の聴解は今までで一番難しかった。試験官のスペイン語の先生ですら、聞き取り不可能と言い放った、2番目の問題。おいおい…。

ちなみに、全科目の試験問題はEOIの先生が作成するのではなく、教育省によるもの。だからあの先生、教師という立場で試験問題に納得できなかったのかもね。ちょっとご立腹でしたわ。

だからその部分だけ3回も聞かせてくれた(通常は2回そんな恩赦がなければ合格できませんでしたよ、ええ、白状しますとも。

そして追試会場で目立ったのはやっぱりアジア人の多さ。そーよねー、私たちには難しいのよねー。ABCが、あー、べー、せーだとか、女性系だの男性系だの接続法だのさ!はっきり言って、めんどくさいのよね。

アジア人同志よ、ともに恩赦合格を祝おう!私たちなりに、それなりに頑張ったもんね。
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by dias-madriz | 2008-09-23 22:46 | Idioma | Trackback | Comments(4)

Burgos vol.4

9月も半ばを過ぎたのに、未だにブルゴス紀行…。と言うより、ざっくりとブルゴスの歴史なんぞを…。

ブルゴスはカスティージャ・イ・レオン (Castilla y Leon) 地方のブルゴス県の首都。
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ちなみに、日本のガイドブックなどでは「カスティージャ」じゃなくて「カスティーリャ」と表記してありますが、スペインでは 「LL」 が「ジャ、ジュ、ジョ」と発音されるので私もそれに従っています。

昔は「LL」は「リャ、リュ、リョ」の発音だったらしいけど、現代では「ジャ、ジュ、ジョ」の発音がRAE (Real Academia Española:スペイン王立学士院」で正式に認められています。

たとえば、パエリヤ (paella)は「パエジャ」。
日本でもすっかりお馴染みのスペインの靴メーカー「Camper カンペール」の発祥地であるマヨルカ (マリョルカ)島も「Mallorca マジョルカ」と発音されます。

まあ、スペイン語の発音は置いといて…。

ブルゴスが都市として誕生したのは884年のこと。スペインは昔は一つの国ではなく、幾つかの王国がイベリア半島に寄せ集まっていた。ブルゴスは当時のカスティージャ王国の首都。

カスティージャ王国は1037年にレオン王国を併合する。当時のイベリア半島は、キリスト(カトリック)教徒によるレコンキスタ(再征服)、つまりイスラム勢力からの国土回復を目指す運動の真っ最中。スペインは711年から1492年までイスラム勢力に占領されていたからねー。

だからスペインはヨーロッパなのに、他国とちょっと雰囲気が違う。
8世紀もの間イスラム人に支配されていたのだ
現代でもその影響は言語、街並み、建築など様々なところに及んでいる。

ちなみに、イベリア半島でイスラム勢力が届かなかったのは、最北部のアストゥリアス地方だけだ。なぜ?

山がたくさんありすぎてイスラム人たち挫折…。

レコンキスタで活躍した歴史上の人物はたくさんいる。スペインの国民的英雄、エル・シッドは11世紀、カスティージャ王国でイスラム人と戦っていた。ブルゴスに彼の銅像がどーんとあります。写真撮らなかったけど…。

でもやっぱりレコンキスタの有終の美を飾ったのは、15世紀のカスティージャ王国の女王イサベル1世とアラゴン連合王国のフェルナンド2世。この二人の結婚により、事実上のスペインという国が誕生した。

熱心なカトリック信者であった二人は、Los Reyes catolicos (ロス・レジェス・カトリコス:カトリック両王) と呼ばれている。1492年にイスラム最後の地、グラナダが陥落してレコンキスタ終了。スペインは再びカトリック教徒の国になりました。

このカトリック両王は、イタリア人のコロンブスを援助したことでも有名ですね。両王のお陰でコロンブスは1492年第1回航海出発、新大陸発見という快挙を成し遂げました。

キューバは、コロンブスの第1回航海時の1492年に発見されている。これを機にスペイン人による征服が始まる。キューバの先住民達はスペイン人による虐殺や疫病により全滅…。そう、新大陸発見は見方によっては(先住民にとっては)大迷惑な史実なのかもしれない。

征服者にとっては1492年は記念すべき年。

だから500年後の1992年はスペインが大いに甘やかされた年なのだ。1992年のスペインと言えば…。

バルセロナ・オリンピック
セビージャ(セビリア)万博
マドリッド Capital Europea de la Cultura (欧州文化首都)

オリンピックと万博が同年同国開催って前例はあったのかな?マドリッドの欧州文化首都にいたっては、この際、持ってけドロボーだよなあ。

ブルゴスへちょっと旅行しただけなのに、いろいろ歴史が見えてくる。スペインは15世紀末にイスラム勢力は追い出し、新大陸植民地化を進め、16世紀に頂点へ上り詰める。スペイン黄金世紀 (Siglo de Oro) ですねー。

その始まりはスペイン王としてはカルロス1世、世界史的には神聖ローマ皇帝カール5世。ここまで来ると、スペインの歴史というよりは世界史として目を向けたほうが分かりやすいし面白い。世界史を勉強した人なら、聞き覚えのある皇帝だよね。

この、神聖ローマ皇帝カール5世のお母さんは映画でもお馴染みの 『女王フアナ (2001年』。イスラム勢力をスペインから排斥したカトリック両王の娘です。
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スペイン語の原題は 『Juana la Loca (フアナ・ラ・ロカ)』、つまり 「狂女フアナ」 という意味。これは映画のタイトルだけでなく彼女の通称で、歴史書や教科書でも使われている。

どういう人物だったかは映画を見ればとーっても分かりやすい。簡単に言えば、旦那があまりにもハンサムで彼を愛しすぎて、嫉妬しすぎて、精神に異常をきたした女王ってことなんだけど、見る人によって彼女の解釈は様々だと思う。

フアナの旦那はハプスブルク家出身のフェリーぺ1世。彼の通称は 「Felipe el Hermoso (フェリーぺ・エル・エルモソ)」、つまり「美公フェリーぺ」と呼ばれるほど容姿端麗な男性だった。

なんだかこうやって歴史を見ていると、フアナは可哀想だなあ…。両親は偉業を成し遂げ、息子はヨーロッパを股にかけ、大した仕事もしなかった旦那は美公ともてはやされる。そして彼女は現代にいたってまで狂女と呼ばれ…。

人生色々ですな。

ブルゴス紀行から狂女フアナにまで飛躍してしまったけど、カトリック両王を語る時にはいつも、娘のフアナが気になる私です。
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by dias-madriz | 2008-09-19 23:53 | Viaje | Trackback | Comments(2)

Burgos vol.3

基本的に、「スペインごはん」は、どの地方でも美味しい。

特に美味しいと言われるのは、北部のバスク地方。映画祭も開催されるサン・セバスチャンへ遊びに行った時、ピンチョスのバリエーションの豊富さと美味しさに感動すら覚えた。

でも美味しいのはバスク地方だけじゃない。カスティージャ・イ・レオン地方に属するブルゴスのタパス、最高でしたよ。

タパスは、おつまみ程度の量なので色んなものを少しずつ試すことが出来る。日本で言う、居酒屋メニューだね。写真もたくさん撮ったことだし、この際たくさんアップします。ちなみに、食べ過ぎたわけではありません。
ブルゴスには5日間いたのです。いくら私でも1日でこーんなに食べられませぬ。


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左のタパスに見覚えのある物が…。そう、「蟹カマ」です。スペインでは割とポピュラーです。「SURIMI」と言う、そのまんまのネーミングでスーパーにあります 。
右はタコ。スペインでは茹でる前にタコを棒でバンバンぶん殴るので日本のより柔らかい。


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左は「ティグレ」と言うムール貝のクリームコロッケ。マドリッドでもポピュラーなタパスだけど、ブルゴスではシェリー酒を振りかけて食べます。ちなみにスペインのムール貝はすごく大きい。ベルギーやフランスに比べると2倍以上はある。だから少し大味。
右はブルゴス名物「Morcilla モルシージャ」。豚の血とお米で出来た柔らかいソーセージ。


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左は「チョリソ」。日本でチョリソといえば辛いイメージだけど、スペインのは辛くありません。
右はパタタス・ブラバス。ブルゴスではブラバスソースとアリオリ・ソースのコンビ。この2皿それぞれ、たったの1.20ユーロだった!


さて、ここから下は、おつまみ的なタパスではなく一皿料理。
ブルゴスのタパス・エリアにある「El Morito」というバル&レストラン。カテドラルから近いし、お客さんが行列しているので簡単に見つけられます。おススメよん♪

一皿の量がハンパなく多いのでお気をつけください。料理のクオリティーはレストラン並みなのに、値段はバル並み。ほとんどの料理が10ユーロ以下です。雰囲気もバル。着飾って行く必要ゼロ。

ここを見つけてから3日間も通った私たち…。ちなみに、上のチョリソとパタタス・ブラバスはこのバルのもの。

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相棒F氏と私は、エビ中毒。これは車海老くらいの大きさだけどカリッと鉄板焼きされているので頭からバリバリOKです。
右はキノコ、小エビ、生ハム、トマト、ジャガイモなどの温サラダ。クランベリー(多分)のソースがアクセントになっていて、なんだかスペイン料理にしてはかなりお洒落だ。


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大量の生ハムで下のトーストが見えない…。トーストにはトマトとニンニクが擦り付けられている。カタルーニャ地方の名物「パン・コン・トマテ」に生ハムたっぷり載せたバージョン。
右はスモーク・サーモンのトースト。手前に見えるのは「Angula アングーラ」という鰻の稚魚…なんだけど勿論ニセモノ。本物の市場相場価格は1kg 600ユーロ平均だからね…。

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野菜もたっぷり食べました。白っぽいのは日本で言うシーチキンなんだけど、Atún (アトゥン:鮪) じゃなくてBonito (ボニート:鰹)です。スペインはカツオのシーチキンの方が美味しい。缶詰・瓶詰めと言って侮るなかれ。モノによってはいい値段します。
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最後に、こんなお洒落なデザートもありました。ヨーグルトとホワイトチョコレートの冷たいスープ。液状のホワイト・チョコが手に入れば簡単に作れそうだね。

どれもこれも、よく見てみると、割とシンプルな料理だよね。なんだか家でも再現できそうだぞ。そんなこんなで、ブルゴスでのバルめぐりは大満足に終わりました♪

限られた時間でスペインを旅行する場合、わざわざブルゴスまで行くの難しいと思う。スペインは東西南北すべてが興味深いから、行き先を決めるのが難しいのねスペインに住むのも興味深い?)。でも、ブルゴスの中心部だけなら1日あれば十分満喫できるので、機会があれば是非!
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by dias-madriz | 2008-09-12 22:02 | Viaje | Trackback | Comments(4)

Burgos vol.2

ブルゴスと言えば、やっぱりカテドラル(大聖堂)が観光のメインスポット。
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正式名称はLa Catedral de Santa María de Burgos (サンタ・マリア大聖堂)。ブルゴスのノートル・ダムですね。1984年に世界遺産に登録されている。

ちなみに2008年現在、スペインの世界遺産数は40。ランキング1位のイタリアとは1つ差。ちょっと前までは、スペインが1位だった。

でもユネスコが制定する世界遺産って国によって偏りがあるよね。スペインに40もの世界遺産があるのは、スペイン人がユネスコ事務局長だった(1987年~1997年)時代が関係しているとも言われている (それが本当だったら公私混同ぢゃんか)。まあ、真偽のほどはさて置き…。

13世紀初め、フランス・ゴシック建築のカテドラルに感銘を受けた当時の司教マウリシオは当時のカスティージャ王フェルナンド3世と共に、ロマネスク建築のカテドラルを解体し、そこにゴシック建築の大聖堂建設を決める。
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ロマネスク様式時代を再現した部屋に置かれているカテドラル全体の模型。

着工当初の13世紀はフランスのゴシック・スタイルの影響が強いが、15世紀に入るとドイツのゴシック・スタイルも取り入れられる。カテドラルの正面ファザードはフランスのパリやランスにあるノートル・ダム大聖堂の影響を大きく受けている。
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16世紀に入る頃までには、大部分が完成したが、細部の増改築は18世紀まで続く。一口にカテドラル建築と言っても、数世紀に及ぶ建設の中で16世紀のルネッサンス、17~18世紀のバロック建築も取り入れられている。
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カテドラル内に展示されていた当時の建設現場を描いた絵。現代のようにクレーン車やら、トラックやら便利なモノが何にもない時代だから完成まで何百年もかかるのは当然だよね。

気の遠くなる作業の中、一体どれだけの人の血と汗と涙が流されたのだろうか・・・。日本の○○○工務店とか○○○建設とかに依頼したら1年で終わるのかもしれない…って無理だけどさ。

ブルゴスのカテドラルは厳格でドーンとした本来のゴシック建築に比べると、若干ゴテゴテしている。Gótico Florido (ごてぃこ・ふろりーど)というデコラティブなゴシック様式だから。
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ブルゴスではカテドラルに近いホテルに泊まったので、5日間、毎日眺めていたけど、全然飽きなかった。写真も捨てるほど撮ったけど実物の感動は得られない(カメラマンの腕が悪いだけか…)。

ブルゴスのカテドラルは、スペインの中では、セビージャ、トレドに次いで3番目に大きいが、スペインで一番美しいゴシック建築と言っても過言ではない。まあ、好みも問題もあるけどね。
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これだけ古い建築物を維持するためには、修復や清掃が欠かせない。だから、旅行中にお目当ての教会や宮殿に入れないことは割りとある。逆に、旅行が運良く修復・清掃直後に当たれば、本当にラッキーだ。

相棒F氏はブルゴス訪問2回目。前回訪れた時は、外装の修復・清掃が終わった直後だったらしく、今回よりもずっと綺麗だったぞー、と自慢していた。

ちなみに若かりし頃(何十年前だ?)パリに留学していたF氏。当時のノートル・ダム大聖堂の外装は真っ黒に汚れていて、どんよりした雰囲気を醸し出していたと嘆いていた。

2年前に果たしたパリ再訪では、すっかり綺麗になっていたノートル・ダムに感動しきり。ある意味、真っ黒だったノートル・ダムを見たい気がするのは私だけ?

ブルゴス紀行、次回は美味しい美味しい「ブルゴスごはん」の予定♪
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by dias-madriz | 2008-09-11 23:35 | Viaje | Trackback | Comments(2)

¡granizo, granizo, granizooooo!

本日、相棒F氏を空港までお見送りし、またまた(快適な♪) 悲しい一 人暮らしの始まり始まりー♪いやあ、狭いアパートが広々見える。いいねー。。。

最近よーやく暑さが落ち着いてきた。最高気温が30度ちょっとなので、過ごしやすい。そして、今日のマドリッドは一日中どよーーんとしていて、少し蒸し蒸し。日本の夏の終わりって感じ。これは、なんだか懐かしニオイだぞ。

雷&集中豪雨がやって来たー!もうね、ピカピカしていますよ。

ちょっとでも雨が続いたら洪水が起こってしまうマドリッドの街中。下水システムにかなり問題あり。北部は別として、雨があんまり降らない国だから雨に慣れていないのね。でも、慣れとは関係なく、世界的に大洪水が頻発しているか…。

スペインには台風は無い。そもそも、ヨーロッパに台風は無いのかな。でも最近のスペインは「ひょう」の被害がすこぶる多い。

場所によっては握りこぶしぐらいの氷の塊が空からボンボン落ちてくる。車は壊れるわ、屋根はつぶれるわの大騒動。農作物だってグチャグチャに潰れてしまう。大怪我する人だっている。

ただ今、夜中の1時ちょっと。またしてもピカピカ、ゴロゴロ…。ちょっと窓を開けてみたらすごいことになっているじゃない!
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「集中豪ひょう」だよ。ものすごい勢いでひょうがワンサカ落ちてきた。慌ててシャッター全部閉めてみたけど、誰かに石をボンボン投げつけられている気分だ。お恥ずかしながら少しビビッてしまった…。

マドリッドは夜中の1時でも街中に人が溢れている。被害に遭っている人がいなければいいんだけど…。

世界的に気候がおかしくなっている。地球温暖化による自然界の怒りなんだね。
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by dias-madriz | 2008-09-10 01:08 | Vida | Trackback | Comments(0)

Burgos vol.1

気がつけば、バカンスも終わり、9月1日からしっかりお仕事。

夏休みボケでヤル気ゼロですが、「働かざるもの食いはぐれる」って勝手に修正してみたり。どんな仕事でも一応は頑張らないとね。

仕事始めの今週は大したネタもなかったので、バカンス最後の旅行で訪れたブルゴス紀行の始まり~♪

スペイン北部に位置するブルゴス。スペインの歴史においても、とーっても重要。マドリッドからAlviaという特急(快速かなあ?)電車で2時間半。

ブルゴス駅を出て、まず目に入ったものはこちら。
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1968年7月4日
スペイン統領フランシスコ・フランコ
マドリッド-ブルゴス間の鉄道を開業

ブルゴスはスペイン内戦時、フランコ派の首都だった。今でもそれが関係しているかは知らないけど、駅前に独裁者の功績をたたえる記念碑ってのもねえ…。マドリッドでもたまに見かけるけど、こんなに目立ってはいない。

目立っているけど、もちろん大切にされている感ゼロ。殺人鬼!だの、Hijo de P...(英語で言う Son of a B...)!だの、落書き満載。

フランコに関する記念碑は、数は少ないだろうけど、未だにスペイン中に残っている。でもフランコ自身の銅像は今じゃ探すのが困難だと思う。

マドリッドの場合、4年くらい前に最後の一つが撤去されたから、もはやお目にかかる機会なし。

撤去過程で宙吊りになっている銅像を見上げながら、フランコ支持者達は右手を上げて「フランコ!フランコ!フランコ!」と叫んでいたっけ。

ニュースの映像を見ながら、私は結構びっくりした。支持者は、おじさんだけでなく若い人もいたしね。アンタらフランコ時代に生まれていないだろ…。

なんだか、話がそれてきた。フランコの件は置いといて…。

ブルゴスはとにかく良かった (美味しかった)!何といってもゴシックの大聖堂の素晴らしさ。それにタパスの豊富さ、歴史溢れる街並み。ブルゴスは巡礼者にとっても重要な場所だしね。

徐々にブルゴス紀行アップしていきます。
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by dias-madriz | 2008-09-07 23:14 | Viaje | Trackback | Comments(2)

Múnich vol.4-Salzburgo

ミュンヘンから電車で1時間半だったし、せっかくだからお隣のオーストリア、ザルツブルグにも行ってきました。

ホーエンザルツブルク城塞から見渡す旧市街。
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こーんな可愛らしい墓地もあったり。
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スペインが誇るファッション・ビジネスの要、ZARA だってこんなに可愛らしい看板で。
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いやあ、この街は可愛らしいったらありゃしない。可愛らし過ぎてメルヘン過ぎて、そしてスーパー観光地。

基本的に、観光地は好きなんだけど、ここまで出来上がっている街は個人的にはちょっと居心地がね…。メルヘン馬鹿なあたしだけど、ディズニーランド的なメルヘンワールドは苦手なのよ。

レジデンツが修復中で、ほんの少しのスペースに寄せ集められた数枚の絵画しか見られなかったのが残念。あんなんだったら、いっそのこと全部閉鎖すべきだ!

ポツンと置き去りにされていたアナタ。赤い目して寝不足ですか?
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アナタも?
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by dias-madriz | 2008-09-02 23:58 | Viaje | Trackback | Comments(0)