マドリッドから発信


by dias-madriz
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カテゴリ:Viaje( 18 )

Estoy triste en Trieste

イタリア北部のトリエステという街に来ています。

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なんと到着3日目にして高熱&激しい咽頭炎で救急病院へ駆け込む事態に。今もベッドの上です。よーやく熱が下がって来ました(-。-;

スペインはEU加盟国なので、自国の健康保険証とは別にEU健康保険証(みたいなもの)を申請することができます。就労ビザ所有の外国人やスペイン人配偶者を持つ外国人も同等の権利あり。

EU諸国を旅行したり6ヶ月を超えない短期滞在をする場合、このEU健康保険証で滞在国の病院へ行けます(国公立病院のみ)。

EU諸国とはいえ、医療費については国によって違います。相棒F氏はベルギーで診察時に100%支払い、その後の手続きで健康保険負担分以外が返金されたそうです。

スペインは診察、検査、入院、手術などは無料ですが、薬代は基本40%負担です(慢性の病気は10%、年金受給者はごく僅か、難病は無料)。

今回、イタリアでは診察も処方された大量の薬も全て無料でした(処方箋外の念のため的な薬は実費払い)。

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無料、無料と書くとやっぱりヨーロッパは医療保障が充実しているねー、と思われがちですが、スペインはもちろん国公立病院に限ります。

専門科の診察や手術に数カ月、下手したら1年待ちのケースも。検査結果も最低1週間はかかります。それに、納める保険料も平均年収から見ると日本より高いかな。

私立病院で公的保険は使えず100%実費になるので、私立病院を使いたい人は民間の保険に加入しています。

日本はMRIだって血液検査だって当日わかるし、保険証一つで国公立、私立好きな病院に行けるもんねー。

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程度の違いはあれ、日本もスペイン(今回はイタリア)も国が国民の健康を守っている。こういう国に生まれただけで感謝、というか人の健康すなわち命は経済よりお金より大切なはずなんだけどなぁ。

お金がなければ病院に行かれない国もある。お金があっても民間保険会社に邪魔されちゃう、ありえない国。マイケル・ムーア監督の『SiCKOシッコ』をふと思い出しちゃったよ。

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by dias-madriz | 2014-07-15 00:12 | Viaje | Trackback | Comments(0)
12月も中旬です。

今年も残すところあと僅か。年を取ると月日は本当にアッという間に過ぎますね。子供のころは1週間が長くて長くて仕方がなかったのにね。

そして、今年も年末年始は日本へ一時帰国♪あー、楽しみ、楽しみ!

私は19日に日本へ出発♪ただいま、買出しやらパッキングやらで仕事なんてやる気ゼロ。相棒F氏はクリスマスを家族や友達と過ごした後、28日に日本やってくる。

チケットも半年前に490ユーロと破格値でゲットしたし、今回の帰国(F氏にとっては初めての日本)を心待ちにしていた私たち♪

今回の飛行機はブリティッシュ・エアウェイズ。15年ぶりだわぁぁ~。

がっっっ!


今日、飛び込んできたニュース。

「ブリティッシュ・エアウェイズの客室乗務員による労働組合が、従業員1,700人のリストラ、今後2年間の賃金凍結策などに反発し、12月22日から12日間のストライキを決定。クリスマス、年末年始を直撃するストライキだけに、少なくとも乗客100万人に影響が及ぶとのこと。」



あたしブリティッシュ使うぢゃん!!


一瞬、真っ青になったけど、よく考えたら、私のスペイン出発は12月19日、日本出発は1月10日。見事にストライクゾーンを外れている。あー、良かった、良かった。


安堵しているワタクシの横で真っ青になっている、我が相棒。


そーだよ、忘れていたよ。相棒F氏のスペイン出発は12月28日だった。

ストライキ真っ最中ぢゃん!


とりあえず明日ブリティッシュに電話して、ストライキが回避されそうかどうか、どの路線に影響が出そうか、などなど確認しなければ。

今現在の情報だと、ストライキ期間のBA乗客には、チケット代の返金または他の航空会社の飛行機で対応するらしいから、F氏が日本へ行けるのは確実。

でも、同日出発の他社チケットなんて押さえられるのかしらん。

こっちで暮らすようになってから、ストというものが日常茶飯事…。すっかり慣れっこだ。

航空会社のストのせいで、空港で何日過ごさなければならない人々…なんて、もはやニュースの定番映像と言ってもいいくらいだ。


初めての日本旅行でストライキに遭遇する相棒F氏…。本当に運がない奴だ。


「あのさぁ、madriz。僕も君と同じ日に日本へ行こうかなあ。そーすればストにぶつからないし。」


あー、そうだね。それもいい案だよ。もともと変更可能なチケットだけど、今回はBAが誰に対しても無料で変更手続きしてくれるらしいし。

でもね…、他の飛行機用意してくれるんだし、休暇前で仕事は山ほどあるし、やっぱり28日に出発するのがいいんじゃない?あせることないよ。


私の本音↓
帰国中、ずーっとF氏と一緒だと、友達にゆっくり会えないし、個人的にしたいこともあるし、最初の1週間は私一人がいいんだけどなぁぁぁぁぁぁぁぁ。
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by dias-madriz | 2009-12-14 23:55 | Viaje | Trackback | Comments(0)

Cáceres 2009

皆様またまたお久しぶりです。

9月は一回も更新しなかったナマケモノのワタクシ。やっぱり、夏休み明けってのは何ですね。仕事もブログも何に対してもやる気が出ないもんですな。

よーやく生活リズムを整え(時間かかりすぎ)ブログも再開です。定期更新はしないけどさ。

気がつけばもう10月。あと3日でスペイン生活も7年目に突入。あっという間に過ぎちゃったわぁぁぁ♪ なーんて絶対言わないぞ。

山あり谷だらけの異国生活。谷からなかなか這い上がれない日々もあるけど、日本にいる家族と友人、スペインで私を支えてくれる人々、そして相棒F氏に感謝しつつ、日常を平凡に生きて行こう。

友人といえば…、なんだか最近 ベビーブーム♪

大学時代の友人、一番楽しかった職場の友人(複数)、スペインの仕事関係の人(複数)、ついでに相棒F氏のブリュッセル時代の同僚(複数)などなど、みーんな御懐妊中♪

是非、赤ちゃん連れてパートナーと一緒にマドリッドに遊びに来てください。

在宅勤務の相棒F氏が子守をしますから 私と一緒に観光しましょう♪ふふふ。


さてさて今更、夏休みの旅行記をアップするのも気が引けますが…。

スタートは相棒F氏の実家Cáceres カセレス

訪れるたびに毎回、毎回、毎回 F氏ママさんが用意してくれる初日晩ご飯はこちら。
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ハモン・イベリコ(もちろんべジョータ!)、お手製ポテトサラダ(スペインではなぜか
ensalada rusa ロシアのサラダ と呼ばれる)、田舎のパン、そしてカセレス原産のチーズ Torta del Casar (トルタ・デル・カサル)。
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カサル村で作られる原産地呼称制度認定のチーズ

知る人ぞ知る、国内外を問わずかなり有名なチーズ。カセレスの小さな村が世界に名だたるチーズを作っているとは鼻が高いね♪

「独特のニオイからは想像もできないまろやかな逸品」などと絶賛されているが、カセレスに行くまでその存在すら知らなかったぞ。

しかもですね…、パルミジャーノ・レッジャーノやゴルゴンゾーラなど、分かりやすくて有名なイタリアチーズが大大大好きな私にとって Torta del Casar は「あれば食べる」程度。好みの問題ね。通になれないワタクシ…。

常温に戻して、上っ面をナイフで切って、スプーンですくって食べましょう。マドリッドでもスーパーのグルメ・コーナーやお高めの市場に行けば簡単に手に入ります。
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食べ物ネタばかりでもなんですから、カセレスの旧市街の風景なんぞを。旧市街全体が世界遺産に登録されています。中世にタイムスリップしたい方にはかなりオススメです♪
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実はこれらの写真は数年前に撮影したもの。多分、春先だったかな。だから人々は長袖なのねん。

夏のカセレスは暑いですからね(怒)!

フツーに 45℃ ある真昼間に、どーして何度も訪れているカセレスの写真撮影なんぞしよーものか!日が暮れるまで、F氏ママさん宅で ゴロゴロ寝ながら 待機ですよ。


ちなみに、こちらの映画もカセレスの旧市街を中心に撮影されました。私、観ていないけど…。
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『1492: la conquista del paraíso(邦題:1492コロンブス)』
by リドリー・スコット(1992年)

そして、なぜかコウノトリがたくさんいる町です。カセレス町歩きの際は上を向いて歩こう♪コウノトリの巣だらけです。

ベビー・ブームな Amiga(女友達)たちへ送る写真。赤ちゃんつながりでコウノトリ…ってなんだかベタで失礼しました。
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次回はセビージャ、カルモナ、カディスの旅行写真をアップします。
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by dias-madriz | 2009-10-02 23:34 | Viaje | Trackback | Comments(0)

La víspera del viaje

今日から2週間の夏休み~♪
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初日の今日は大洗濯に大掃除…。まあ、身も心も家もきれいにして新年じゃなくてバカンスの慶を祈りましょう。

汗だくで大掃除の最中、実家に寄生虫 帰省中の相棒F氏から電話が入る。そろそろマドリッドに戻ってくるのかしらんって思っていたら、なんと実家まで来い!との指令。


実家からマドリッドに戻って、そこからまたバカンスへ出かけるのがメンドクサイらしい。
やっぱりスペイン人だよ!

スペイン人でもキチンとしている人はたくさんいらっしゃいます。暴言お許しください。


F氏の実家はエストレマドゥーラ地方のカセレス(Cáceres)。マドリッドから南西に下ったあたり。ポルトガルのお隣。ちなみにF氏の母方のおじいちゃんはポルトガル人。F氏はクォーターですな。


今年は色々あって、バカンスの予定はなーんにも決めていなかったし、この際、行き先はF氏にお任せでいいかなぁ。たまには sumisa (従順な) 女子になるとしよう。


結局、F氏の実家に2泊して郊外の小さな村なんぞを訪れ、その後、南下してセビージャ
(Sevilla)、カディス(Cádiz)辺りへ……と、大まかなプランを掃除中に電話でササッと打ち合わせ。


夏に南部へ旅行かあぁぁぁ…。



暑いんだよね(怒)!



今年のマドリッドは8月に入ってもだらだらだらだら暑さが続いている。普通は8月になれば少しは落ち着くのになぁ。

先日のニュースによると、マドリッドにはもう春と秋はないらしい。突然暑くなって、突然寒くなる…。

ちなみに、本日、夜の21時ごろ街なかは 38℃ もありやがった。昼間に直射日光の当たる温度計が 47℃ を示しているわけだよ。マドリッドでこれですからね。


カセレスはマドリッドよりも 1~2℃ 暑い。そんな1℃や2℃なんて……とお思いのアナタ!えらい違いなのですわ。


そして、セビージャ…。
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偶然見かけた結婚式。


恐らく、スペインで1番暑い場所なんじゃなかろうか。

ロンドン在住のミカヲちゃんと数年前の夏、訪れましたよ。


忘れもしないあの暑さ。もうね、笑うしかなかったもの。


スタバのフラペチーノがぬるいアイスカフェオレに急変しちゃうくらい暑かった。
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ビンボー学生だった私に付き合わせ、マドリッドからバスで6時間以上かけて行きました。

途中、日本人には有名なひまわり畑(ちなみに、私の周りのスペイン人には全くもって興味なし)の風景も広がってきます。



暑くて枯れていたけどね…。



それをみたミカヲちゃんの一言。



「これは…・・・、ひまわりの墓場だね♪



座布団100枚差し上げました(心の中で)。


まあ、暑い暑いと文句いっても涼しくなるわけぢゃぁないので、せっかくのバカンスを楽しもうと思います。

それに、カディスまで行けば海がある♪スペイン在住6年にして、未だにこの国の夏のビーチを知らないワタクシ。



皆様へ
暑中(場所によっては)残暑お見舞い申し上げます。
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バカンスから帰ってきたら旅行記アップ(予定)しま~す♪


※写真は全部、ミカヲちゃんと訪れた時のセビージャ。もう4年前かぁ。
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by dias-madriz | 2009-08-17 23:00 | Viaje | Trackback | Comments(4)

Barcelona vol.4

さて、忘れかけていたバルセロナ独り言旅行記の続き。

ガウディで世界一有名なのはやっぱりこちらでしょうか↓。

サグラダ・ファミリア La Sagrada Familia
正式名称は El Templo Expiatorio de la Sagrada Familia

19世紀後半に建設スタートして、未だにこつこつと作業は続く。一生終わらないんじゃないかとも言われていますが、確か去年か一昨年のTVのニュースでは、35年後くらいには終了するって言っていたっけ(本当かしらん?)。

いつ完成するか分からないという未知との遭遇にサグラダ・ファミリアの魅力があるのかもしれない。いやいや、建物自体、相当魅力的ですが…。

こちらは受難のファザード。新しい部分。
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夜のサグラダ・ファミリアも素敵なのね♪ちなみに、これは4年前の写真↓
正面ファザードです。
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同じファザードの昼間バージョン。これは今年撮った写真↓建物の左部分が5年前より若干変わっているよね?
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これだけ細かい作業じゃあ、時間もかかるのねぇ↓
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さて、もう一つのガウディさんの作品と言えば、グエル公園。たくさんのモザイクと緑が調和した素敵な空間です。
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グエル公園の入り口には人工のちいさな洞穴があるんだけど、何だか神秘的な音楽が聞こえてきたぞ……。正体はこちら↓

Selva de Mar (音が出ます!スペイン語・英語サイト)

かなり不思議なお手製の楽器。中華なべをくっつけたような…。ホースみたいなプラスチックのチューブも口にくわえている。
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大きなたらいの中に木魚みたいなでっかい木製のボールもプカプカ浮いているぞ。
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かなり不思議な楽器たちとチェロの音が妙にマッチして、黄昏時のグエル公園の洞穴に響き渡り、何ともいえない雰囲気。思わず聴き入ってしまいました。

その場で売っていたCD買っちゃった♪
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Selva de Mar は勿論だけど、バルセロナのストリート・ミュージシャン達はかなりレベルが高かった。

聞いたところによると、ストリート・ミュージシャンのコンテストなるものがあるんだとか、あったんだとか…。やっぱりマドリッドとはゲージュツに対する意識が違うのかしらん???
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by dias-madriz | 2009-04-22 17:38 | Viaje | Trackback | Comments(0)

Barcelona vol.3

さて、バルセロナ旅行記の続き

バルセロナはアール・ヌーヴォーの街でもある。

アール・ヌーヴォー (Art Nouveau) はフランス語だから、もちろんスペインでは誰もアール・ヌーヴォーとは呼ばない。スペイン語だと、Arte Nuevo (あるて・ぬえぼ:新しい芸術)

でも一般的には modernismo (もでるにすも:英語で言うモダニズム)の表現がよく使われる。

スペインでのモデルニスモは、modernismo catalán (もでるにすも・かたらん)、つまりカタルーニャ地方、特にバルセロナで興った芸術運動を指す。だいたい、1880年から1930年までの50年間くらい。

フランスやベルギーのアール・ヌーヴォーとはちょっと違う。

バルセロナのモデルニスモと言えば…アントニ・ガウディ (Antoni Gaudí)。彼の建築物を見れば、その独特さは分かるね。

ちなみにアントニ (Antoni) はカタラン語。スペイン語ではアントニオ(Antonio)です。

何だか、名前一つ取ってもカタラン語になると洗練されて聞こえるのはバルセロナ贔屓すぎかしらん♪例えば、スペイン語の典型的な名前をカタラン語にすると…。

ホセ (José) → ジュセップ (Josep)
ハビエル (Javier) → シャビエル (Xavier)
ホルヘ (Jorge) → ジョルディ (Jordi)
フアン (Juan) → ジョアン(Joan)

コテコテなスペイン人がちょっとオシャレになった感じ、しませんか?全国のホセさん、ハビエルさん、ホルヘさん、フアンさん、およびその関係者の皆様失言お許しくださいませ…。

フォローするわけじゃないけど、言語の響きとしては、ワタクシ個人的にはスペイン語のほうが好きですよ♪それに今は亡き相棒F氏のパパさんの名前もホセだよ。

さて、バルセロナで何を見る?と言ったらやっぱりガウディ建築ですね。メイン・ストリートのグラシア通り(Passeig de Gràcia)にある有名な建物。

La Casa Milà(カサ・ミラ)
スペインでは La Pedrera (ラ・ぺドレラ) の呼び名のほうが一般的です。
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屋上もとーっても独特ね。
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最上階はガウディに関する資料館になっています。ガウディの椅子、有名だよね。b0146907_0495163.jpgb0146907_050975.jpg











住居部分も見学できます。こちらの家具はガウディによるものじゃありません。
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さて、もう一つの建物。La Casa Batlló (カサ・バトリョ)
時間がなくて入館断念。外部の写真のみですが…。
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今回の旅は2泊3日だったから、バルセロナを駆け足で周りました。美術館に行く時間は無し。相棒F氏、残念そうでした。私は過去2回の訪問で重要な美術館へは、ぜーんぶ行ったもんね、フフフ。

ガウディと言えば例のあれは?というお方。長くなるのでまた次回ね♪
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by dias-madriz | 2009-04-07 13:40 | Viaje | Trackback | Comments(0)

Barcelona vol.2

カタルーニャ地方の首都バルセロナはスペインの中で稼ぎ頭の都市。
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スペインの首都はマドリッドだけど、ビジネス、芸術、文化、インターナショナルなどなど、あらゆる点でバルセロナはマドリッドを大きく引き離していると思われる。

バルセロナには海がある、山もある、歴史もある、現代もある…、つまり何でもあるのよね。実に完成された街だ。

そして独自の言語 (カタラン語) を持っている。カタラン語といってもスペイン語と似ているので、どーにか理解することは出来る。

それにカタラン人 (カタルーニャ地方の人) はカタラン語とスペイン語のバイリンガルなので、スペイン語だけでのコミュニケーションはもちろん可能だ。

だから、私がもしバルセロナに住んだとしても、きっと何の問題もないだろう (もしかしたら、マドリッドよりも仕事のチャンスは多いように思われるぞ!)。

でも最終的にはカタラン語を習得しないと心底落ち着かないだろうなぁ。

何となく分かるってのは意外と厄介なんだよね。結局は常に受身の態勢になってしまって、自分から発信することが出来なくなってしまう。

基本的に地元の人々はカタラン語で会話をしているから、常に私だけがスペイン語で発信するという環境は妙な疎外感を感じるのではないだろうか。

ヨーロッパの大学生達は Erasmus (エラスモス) という交換留学制度を利用していろいろな国へ行く。

この制度は、留学先の国の言語を学ぶのではなく、自分の専門を外国で学ぶというものなので、スペインにやって来る学生達はそれなりにスペイン語ができないと困るのね。

そんなエラスモスの留学生をテーマにした映画はこちら↓

『Una casa de locos/L’Auberge espagnole (邦題:スパニッシュ・アパートメント)』
(2002年フランス・スペイン)
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ロマン・デュリス (何気に好き♪) やオドレイ・トトゥが出ていますね。

自国でスペイン語をかじってきた留学生達。さて、スペインで勉強するぞ!と選んだ都市がバルセロナだったら話は別なんだよね。だって、大学の授業はスペイン語じゃなくてカタラン語で行われるからさ。

カタラン語で授業する教授に物申す留学生のシーンに思わず笑ってしまった。カタラン人にはスペイン人という意識はないし、自国の言語はもちろんカタラン語なのだよ。 

知り合いの夫婦 (カタラン人女とマドリッド人男) は結婚後、バルセロナに住むか、マドリッドに住むか結構悩んだらしい。そう、問題は小学生になる子供の教育について。

最近、カタルーニャ地方はカタラン語教育を徹底させる傾向が更に強い。彼らが選んだ小学校はスペイン語で行われるクラスはもちろんのこと、語学として学ぶスペイン語のクラス(必修科目)さえなかったらしい。

スペイン語を学ぶための選択科目はあったらしいが、どちらにしてもマドリッド人の父親としてこれには納得できなかったと言う。奥さんも旦那さんと同じ意見。カタラン人の彼女だけど、カタルーニャはスペインという国に属していますからね (独立を求めて運動している人々もいらっしゃいますが…)。

結局、知り合い夫婦は現在マドリッド在住です。

ペネロペちゃんオスカー獲得の投稿でも触れたけど、スペイン人は「おらが村」精神が本当に強い。

出身地の話になると、県名ではなく、このように答える場合が多い。

Soy madrileño (僕は、まどりれーにょ:マドリッド人)
Soy gallega (あたしは、がじぇが:ガリシア人)
Soy cacereño (僕は、かせれーにょ:カセレス人←あっ、これ相棒F氏ね)などなど…。

日本だと、東京出身ですとか大阪出身ですって言うよね?まあ、関西人という言い方はポピュラーなのかもしれないが。

「おらが村」精神の強いスペインですから、外国人を表現する単語もありますよ。例えば…、

東京人→tokiota (ときおた) 響きが可愛いね♪
ニューヨーク人→neoyorquino (ねおじょるきーの、女性系は「ねおじょるきーな」)
パリ人→parisiense (ぱりしえんせ、「パリジャン」のスペイン語版ね)
ロンドン人→londinense (ろんでぃねんせ)

まあ、人それぞれ思うことはあるんだろうけど、排他主義や極度な自愛精神は結局、摩擦を生むだけだなんだよね。でも政治的にも歴史的にも押さえつけられていた時代があったからこその結果であって…。

遥か極東からひょっこりやってきたワタクシごときがカタラン人について物申す立場でもないので、ここは一つ、バルセロナを堪能させていただきまして、ありがとうございましたということで…。

バルセロナ旅行記つづく♪(ぜんぜん旅行記じゃないぢゃん!
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by dias-madriz | 2009-04-03 23:52 | Viaje | Trackback | Comments(2)

Barcelona vol.1

もう、4月ですね。日本は桜が綺麗なんだろうなあ (遠い目…)。

2年半、マドリッドとブリュッセルで遠距離生活を送っていた相棒F氏とワタクシ。唯一、良かったことと言えば、携帯電話のポイントが貯まったことかしらん♪

ポイント使って飛行機のチケットをゲットしました(スペイン国内限定だけど…)。ホントはカナリア諸島とか行きたかったけど、フライトの都合で断念。

週末を利用してバルセロナへ遊びに行きました。相棒F氏は40数年の人生において、ナント初めてのバルセロナ (私は3回目だから行きたくなかったけどさ!)。
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バルセロナはねぇ…はっきり言って、



スペインじゃないよ!(いや、勿論スペインなんけどさ…)


スペインはヨーロッパにあるけど Spain is different と言われるくらいヨーロッパを感じさせない国だ。この Spain is different のポジティブな意味合いは、

ビーチがある!太陽もサンサン!飯がうまい!Vivaナイトライフ!陽気だ!ラテンだ!イェーイ!」ってステレオタイプな感じ。

イギリスやドイツからやってくる旅行者がスペインでハメを外すのも無理はない。

でも本当の意味合いは、皮肉も込めてネガティブな意味で使われることが多いの。

実はコンサバ…。やっぱり田舎…。やっぱりいい加減…。ヨーロッパレベルじゃない…。やっぱりスペインは違うんだよねぇ…。


でもね、バルセロナはヨーロッパなのよ。洗練されているし、人々もエレガントだし、とーっても素敵な街なのだ♪
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外国人がスペインの首都はバルセロナだって勘違いするのも分かる気がする。バルセロナに比べたらマドリッドなんて、なーんにもないぞ

マドリッドを愛している皆様、失言お許しくださいませ。

私がバルセロナを訪れたのはスペイン生活1年目と2年目の時。まだマドリッドライフが日常化していない状態だったので、マドリッドと比較することもなく純粋に「バルセロナは素敵だわぁ」って感じた。

でも6年の歳月を経て、マドリッドが頭にも身体にも染み付いてしまった今日この頃。今回バルセロナを訪れて、その洗練さ、歴史と現代の融合と調和に改めて愕然としましたよ。


はっきり言ってマドリッドは田舎だ!

マドリッドを愛している皆様、度重なる失言お許しくださいませ。


マドリッドにササクレ立っていた私の横で、相棒F氏がポツリと一言。

僕はバルセロナじゃpaleto (ぱれと:田舎者)だよ…。

あのぉ…F氏さん、あなた、バルセロナどころかマドリッド出身でもないし、ホンモノのpaletoだよ!とは口に出さない優しいワタクシ。


まあ、自分が住んでいるマドリッドをバカにするのも心が痛むので(嘘)、少しフォローをば…。
バルセロナとマドリッドとどっちに住みたい?って聞かれたら私は文句なくマドリッドを選ぶ

下町人情溢れるフレンドリーな人々。洗練されていないけど純粋な人々。イキがっているけど実はサマになっていない笑える人々。ヨソモノでも基本的には区別をしない人々。

私が2年半、相棒F氏と離れ離れで生活できたのは、こーいうマドリッドの雰囲気があったからだ。マドリッドでは(多分、スペインの南部でも)どんなに孤独でも、いったん街に出れば誰かしら話相手は見つかる。見ず知らずのおじいちゃん、おばあちゃんは特にね♪

市場でも、タバコ屋でも、バルでも1,2回も通えば顔を覚えられてかなりフレンドリーに対応してくれる。


田舎は田舎なりにいいところがあるのだよ。


バルセロナ旅行記ゆーっくりアップします♪
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by dias-madriz | 2009-04-02 22:32 | Viaje | Trackback | Comments(0)

Bélgica mi amor vol.2

さてさて、ブリュッセルから100kg近い荷物を運んできた相棒F氏と私。プチ引越し目的の滞在だったので、ゆっくりすることも出来ず、せっかくの美食の国で食べたものはこんな感じ…。
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ベルギーはフレンチ・フライ(フリッツ)発祥の地だから一応ね。Louise にあるレバノン料理屋さんのフリッツが私たちのお気に入り♪ソースは Samurai で。
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Louise のゴディバの横に PAUL が出来ていたので、こちらはちょっとお試しで。

って、こんなんじゃ全然美食ぢゃないぞ!

まあ、いいのよ、いいのよ。
私にとって、ベルギーの美食 No.1 は、ラーメン屋さん 「やまと」 だから♪

ブリュッセルではとっても有名なお店。いつも地元の人たちが大行列している。こちらは看板メニューの 「みそかつラーメン」。
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この2年半、相棒F氏は毎週、私はブリュッセルに訪れる度に通っていたラーメン屋さん。海外で食べるから余計に美味しく感じるのではなく、私の人生で一番お気に入りのラーメン屋さんなのだ♪

相棒F氏にいたっては、彼の人生の中で最高のスープだと大絶賛。ちなみに、F氏はラーメンのスープ云々を語っているのではなく、ラーメンを「スープ」というカテゴリーに入れているのね。これ、スペイン人にありがちな発想。

こちらは私たちのお気に入り 「みそチャーシュー」。
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お店を切り盛りされているのは、日本人ご夫妻。職人肌のご主人が黙々とラーメンを作られ、奥様はサービスを担当されている。

「やまと」 に通い始めた当初、F氏と一緒に「早く食べたいなぁ。みそチャーシュー♪」とお子様よろしく騒いでいたところ、ご主人が「ほぉぉ、スペイン語ですか?」と声をかけてくださった。

それ以降、お店に伺うたびにオーナーご夫妻と会話するようになった。いつもお客さんで溢れている店内。お忙しくてほとんど会話が出来ない状況でも、いつもニコニコ温かい笑顔で見送ってくださる。

海外の日本食レストランには、近寄りがたいサービスのお店がたまにある。アナタもワタシも同じ国から来たはずなんですが…、と小声で言ってやりたくもなる。

でも、「やまと」のオーナーご夫妻は、有名店という看板におごることなく、どこまでも真摯。お仕事中の真剣な眼差しの中に、優しさが感じられる。

だいたい私は、「頑固オヤジの旨い店」系が嫌いなのよね。どんな素晴らしい料理だとしても、「旨いものを食べさせてやっているんだ」って態度の店では、私は決してリラックスできないし、最終的に料理の味だって記憶に残りはしない。

あぁ、今度はいつ 「やまと」 へ行けるかなあ?「やまと」 目的でブリュッセルに行っちゃおうかしら。フフフ。

「やまと」は餃子だって美味しいのよん♪
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by dias-madriz | 2008-11-27 23:42 | Viaje | Trackback | Comments(2)

Bélgica mi amor vol.1

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Viaje (びあへ:旅行) カテゴリーに入れるのはどうかと思うほど、ここ2年半ほど月イチでベルギーへ通っている。相棒F氏がブリュッセルで働いているからね。

ちなみにスペイン語でブリュッセルは Bruselas (ぶるせらす)。スペイン語で国名や都市名を聞くと、時々頭の中が???になる。

例えば、ベルギーの観光名所 Bruges (ブリュージュ)はスペイン語だと 「Brujas :ぶるはす」。

スペイン語版Wiki によると、ブリュージュのスペイン語名「Brujas」の由来は旧ノルウェー語 「Bryggia」 らしい。どう発音するのかは分かりませぬ…。意味は「橋、埠頭、桟橋」。

フランス語の「Bruges ブリュージュ」に意味は無い。都市名ってだけだね。日本人はフランス語読みのブリュージュをよく使うけど、ブリュージュはフラマン語圏の都市。

だからフラマン語では「Brugge ブルッへ」。Brugge は Brug の複数形らしい。そして意味は「橋」。

ブリュージュは運河の街だから橋がたくさんある。フラマン語での都市名にはちゃんと意味があるのね♪
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ちなみに、スペイン語で Brujas は Bruja (ぶるは)の複数形魔女という意味です。橋と全然関係ないぢゃんか。でも、上の写真に実は魔女が潜んでいたりして…。中世の面影を残すブリュージュと魔女とはなかなか相性が良いぞ。

さてさて、ブリュッセル在住2年半の相棒F氏。夏休みをマドリッドで過ごし、9月にブリュッセルへ帰っていった。がっっ、10月にまたマドリッドに舞い戻ってきた。

そしてそのままズルズルと時は流れ、F氏ブリュッセル出社拒否…。いい大人なんだから登校拒否は止めなさい!

まあ、本当のところは2年間のプロジェクトが終わり、別のプロジェクトを引き受ける予定だったんだけど、F氏はブリュッセル生活に疲れちゃったのね。

ブリュッセルは国際都市だから外国人がたくさん住んでいる。スペイン人も多い。日本人も多い。私はブリュッセルが大好きなんだけど、一般的にスペイン人にはウケが悪い。原因はずばり天気の悪さ。そりゃあアナタ、スペインの天気と比べちゃいけませんよ。

日本人の私でさえ、ベルギーの天候はどんよりさせられる。でも、日本は梅雨以外でも雨がたくさん降るし、カンカン照りが嫌いな私はベルギーが大好き♪

それに、スペインに比べたら無音?ってくらい静かで秩序がある国だ。

そんな登校出社拒否おっさんF氏の特権はマドリッドの自宅にいながらもブリュッセルの仕事を受けられること。そうじゃなかったら、昨今の不景気、失業率うなぎ上りのスペインで私の稼ぎだけぢゃあ二人して飢え死にだわよ。

だから10月以降、F氏のマドリッド引きこもり生活スタート♪

夏休み前にブリュッセルのアパートを引き払ってきたF氏。でも荷物の半分は同僚の家に置きっぱなしだったので、この週末二人で取りに行きました。

私にとっては久しぶりのブリュッセルだからラッキー♪なんて思っていたのも束の間。二人でスーツケース4つ、手荷物3つ、合計100Kg 近い、いわばプチ引越し。私はタダの運び屋だったのだ…。

最後のブリュッセルが荷造り&引越しだけかよ!って悪態つきまくりの私を横目に、拠点をマドリッドに戻せる F氏は何だか嬉しそうだぞ。やっぱり腐ってもスペイン人だね。

まあ、これからもちょくちょく仕事でブリュッセルへは行くらしいので、私も意地でも同行してやるぞ!

¡Hasta pronto Bruselas mi amooooor!
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by dias-madriz | 2008-11-19 23:22 | Viaje | Trackback | Comments(2)