マドリッドから発信


by dias-madriz
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カテゴリ:Cultura( 22 )

Día de Todos Los Santos

旅行記のアップしまーす♪

なーんて言いながら、またしても放置ブログ…。旅行記は膨大な写真の整理が 面倒 大変なので、気が向いたらまたいつか…。

さてさて、今日はハロウィンでした。

町なかには仮装した子供や若者がチラホラいました。アメリカ並みにハロウィンが年中行事として定着してきたのかな?と思いつつも、

お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ!

なーんてアメリカ映画よろしく見ず知らずの子供たちが我が家にやってくることは皆無だ。

だいたい、私が住んでいるのは一軒家ではな Piso(スペインの集合住宅)。

日本のオートロック式のマンションやアパートと同様、住人以外は勝手に入れない。

直接うちのドアを叩くのは、たいてい同じ Piso の住人。

ライター貸してくれる?」とか「うちの娘のために誰かいい英語の先生知らない?」とか、日本の昔ながらのご近所づきあいといった感じ。


だからドアを開けた瞬間、仮装した子供達に

Trick or Treat?(スペイン語では ¿Dulce o Truco? らしい)

なんて言われたら、それこそ本当にびっくり仰天だ。


スペインのハロウィンはアメリカ文化を真似した子供や若者のための新しい習慣。たぶん日本のハロウィンと同じ感覚なんだろうな。


カトリックの国スペインでは10月31日のハロウィンよりも11月1日(諸聖人の日)が大切な日。

スペインのカレンダーには365日の各日に聖人の名前が書いてある。

諸聖人の日 Día de Todos Los Santos と言うだけあって、全ての聖人のための日。

ちなみに、ハロウィンの10月31日の聖人の名前はサン・キンティン San Quintín (ところで誰?)。

ついでに私の誕生日の聖人を調べてみたら San Cirilo de Alejandría、San Ladislao、Nuestra Señora del Perpetuo Socorro と3人もいたぞ(ってこちらも誰?)。

まあ、キリスト教徒でも何でもないワタクシにとって、聖人カレンダーは存在するってことだけで…。

さて、今年の諸聖人の日は日曜日。マドリッドでは祝祭日が土日に重なった場合を振り替え休日にしないので月曜日は仕事です…。チッ!

スペインでは諸聖人の日にお墓参りをする習慣があります。日本のお彼岸やお盆と同じ感覚です。

諸聖人の日の典型的なお墓参りの風景は、ペドロ・アルモドバル監督の『Volver 帰郷』のオープニングシーンをどうぞ。
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週末を利用してた実家に帰省中の相棒F氏。明日はF氏ママと一緒にF氏パパのお墓参りにでも行くのかしらん?


ワタクシはお友達カップル(フランス女&スペイン男)とハロウィンの夜とは何の関係もないフラメンコなんぞを観に行ってみました。

お友達のお姉さん(フランス在住)がフラメンコを観たいと言ったらしく、いい機会だから日本人のmadriz もいかが?と誘ってくれました。

フラメンコは個人的にあまり興味がなかった。特に歌が感情たっぷりすぎでちょっと…。でも思いのほか感動しました!

フラメンコの模様はまた今度…。
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by dias-madriz | 2009-11-01 01:11 | Cultura | Trackback | Comments(2)

La fiesta de la Paloma

さて、毎年恒例のわが街の夏祭り週間。 La fiesta de la Paloma (パロマ祭)。

ただ今、相棒F氏は実家へ寄生虫 帰省中なので、今年は仲良しカップル (フランス女&スペイン男) と一緒に出かけてみた、と言ってもアパートの階段を下りたら既にお祭り状態なので出かけるも何もないのだが…。

今日のお出かけは前もって約束をしていたわけではない。スペイン人にありがちな「当日その場でお誘い♪」。

Holaaaa! Madriz 元気~?今、パロマのお祭りに来ているんだけど、Madriz もおいでよ~♪あっ、今仕事中なの?じゃあ21時に他の友達と待ち合わせているから、その時おいでよ~。

って、アナタたち、今16時ですよ。そんなに張り切って、これから5時間もいったい何をするつもりですか?お祭りが盛り上がるのは22時過ぎあたりからなのに…。


ワタクシ、来週の月曜日から2週間のバカンス♪土日はバカンス前夜ということでのんびりするつもりだったのに、嫌がらせのように翻訳の仕事が入った。しかも働いている職場経由の仕事。

オプションで別途料金請求させていただきますよ。
もちろん無理か…。


仕事も一段落し、いそいそと待ち合わせ場所へ向かう。道路に設置された屋台では既に飲み食いしている人々が…。
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さて、待ち合わせ場所には仲良しカップルをはじめ、彼らの友達数人。

¡Hola! ¿Qué tal? (やあ、元気?) と次々に挨拶。

スペインの挨拶は Dos besitos (ドス・ベシートス)、つまり、両頬にチュッ、チュッと2回。大人数の集まりの時はかなり面倒くさい。

今日だって最初は私を含めて8人だったけど、そこからワンサカ増えてきて、その度に挨拶のチュッチュッ。実にメンドクサイ!

ちなみに男同士は握手や抱き合ってお互いの肩をポンポン。


スペイン人ってのは、前もって約束することが少ない。もちろん人にもよるし、集まりの種類にもよるけど、夜遊びに繰り出す時なんかは、その場で友達にジャンジャン電話をかけて、どんどん呼び出す。

Holaaaa! 今、こいつらと飲んでるんだけど、お前も来いよ。あっ、そっちはそっちで飲んでるの?じゃあ合流しない?

まあ、スペイン人の飲みは、基本立ち飲みですから、人数が増えようが減ろうが、知ったこっちゃぁない。VIVA!Bar文化!


私はゆったりと座ってのんびりと食事しながら、気の会う友達と楽しく過ごすのが好きなんだけどね。


前、イギリス人(女)の友達と話していた時…。

いやぁ、ロンドンに一時帰国する時は大変よ~。向こうの友達は、その場で呼び出しなんてありえないから、帰る前にしっかりスケジュール組まないと!

激しく同意するワタクシ。久しぶりに会うし、積もる話もあるしね♪


まあ、スペイン人の「その場呼び出し」のいいところは、ウチとソトの垣根を越えてすぐにフレンドリーになれる、と言った感じかしらん。こっちが外国人だろうが、スペイン語が下手だろうがお構いなし。

誰かが無口でシーンとしていても変に気を使ったりもしない。話したけりゃあ、そのうち会話に入ってくるだろうって感じかしらん。で、実際会話に参加するともうエンドレス…。

要は人の話を聞くより、自分が話したいだけなんだろうけどね。


そして、夜12時半を回り、これまた恒例の花火。
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花火はうちの近所の公園で打ち上げられる。

地元民として、花火鑑賞のナイス・スポットを熟知しているワタクシ。花火の真下で鑑賞♪
火薬もパラパラと降ってくるけどね。

花火も終わり、ワタクシはそろそろ退散。朝まで飲み歩くスペイン人的体力はありませぬ。

そして、ただ今夜中の3時近く…。近所の広場に設置されたコンサート会場はヒートアップの模様。
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家にいてもライブ状態ですわ。祭りはまだまだ続く…。


最後に・・・。今日は日本人なら忘れてはならない8月15日。終戦記念日。
¡NO GUERRA! (NO WAR!)
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by dias-madriz | 2009-08-15 00:00 | Cultura | Trackback | Comments(0)

BANANA CHIPS LOVE

私は「日本カルチャー」が大好きなスペイン人と接する機会が多いというか、避けられない事情がある。

ここで言う日本カルチャーとは、アニメ、漫画、J-POP、カワイイ系ファッション、コスプレ、ゴスロリ、ビジュアル系、オタク…などなど。

調べてみたらこれらの日本カルチャーは Cool JAPAN と呼ばれ世界的にブームになっているらしい。外務省も「カワイイ大使」なる女子を揃え、日本のポップカルチャー外交に積極的らしい。

スペインで Cool JAPAN という言葉を耳にすることはないが、確かに日本に興味のある人の半分以上は日本のポップカルチャーが大好きだ。

私はこのポップカルチャーとは対極な人間なので、彼らと接すると、どーしても戸惑いを隠せない。

多分、彼らも 「Madriz はどーも僕らのイメージの日本人じゃないなぁ。」 って思っているはず。



そりゃあ、おばちゃん「カワイイ」なんて程遠いですよ、ほっといておくれ!



今まで知り合った日本カルチャー好き オタク スペイン人はこんな感じ。

1. 『電車男』 を人生のバイブルとして崇め、秋葉原へ毎年訪れるオタク男子

2. 「アタシはオタクじゃない!」と豪語するビジュアル系 LOVE の女子
  (ビジュアル系スペイン人にオタクって言うと怒られるのよん♪)


3. ジャニーズ大好き女子 (ちなみにスペインではジャニーズじゃなく「ジョニー」と発音される)

4. 日本男子の学ランを買うために日本へ行きたがっている男子

5. 既に日本で学ランをゲットして、マドリッドの街中で着ている男子

6. ママにコスプレ衣装を縫ってもらってイベントでカラオケ熱唱男女

7. 「Madriz もクレヨンしんちゃんみたいに布団で寝ているの?」と目を輝かせて質問する子供

8. 日本の女子アイドル命の25歳の青年

9. VIVA! 違法ダウンロード!のスペインで日本のドラマを見まくるスペイン人

10. 日本ドラマにスペイン語字幕をつけ、インターネットにあげる男子
(もちろんプロ翻訳家じゃなく、趣味の世界。VIVA! 自己満足!)


まあ、例を挙げたらキリがないのでこの辺でやめる。つまり、彼らは、私なんかよりも遥かにイマドキ日本カルチャーに詳しいのだ。

だいたい、私がイメージするアイドルってのは松田聖子だの、たのきんトリオだの、キョンキョンだの、本気80年代なのだよ (古っっっ!)。

物は試しと80年代のアイドルを教えてみたけど、誰も興味を持たなかった。当たり前か…。ちなみに日本中で話題となっていると思われる酒井法子容疑者にも全くもって興味無し…。


上記のスペイン人たちは基本的に可愛らしい存在。上記8番の青年なんか、インターネットを駆使して私と話を合わせるために昔のアイドルを探してきた。



言っとくけど、アタシはアイドル話自体、1ミリの興味もないんだよ、覚えておいて!



「Madriz でも知っている昔のアイドルを見つけたよ!カワイイねー。僕もこれから彼女の歌を聞いてみるよ!」






森高千里だった…。






うーん、おばちゃん的にはビミョーだな…。



ドラマ好きのスペイン人には 「沢尻エリカ」 は知名度がある。この人もリアルタイムで知らないのよね、私…。

ちなみに、この方、旦那と一緒に今バルセロナに住んでいるのね。昔の同僚Tさんが教えてくれた旦那の高城 剛のブログを読んでいると、これからはスペインがイイ!って感じ。マドリッドのイメージとは程遠いけど…。

まあ、どんなイメージでもいいから、スペインをどんどん売って、日本-スペイン間の直行便復活に貢献しておくれ!

帰国するたびに乗継って辛いのよ…。


私にとって高城 剛は沢尻エリカの旦那というよりは、こちら。


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大好きだったドラマ。深夜ドラマなのに、オール NY ロケ。あああ、バブル終焉直前、最後の宴か…。もう18年も前なんだね…。

メンズ・ノンノガールフレンドのオーディションで優勝した松雪泰子主演。彼女は多分、このドラマで有名になった?

ちなみに、このオーディションには確か梅宮アンナも出ていたはず(高校生の時、あえてメンズ・ノンノを読むのが内輪で流行っていたから覚えているワタクシ…。すんごい汚れたスニーカー履いていたアンナ。あー懐かしい)。

当時のメンズ・ノンノモデルのボビー大倉とかも出ていて(せりふ棒読みだけどさ)、あの当時としては、本当にカッコいいドラマだった。主題歌の 『月の裏で会いましょう』 by オリジナル・ラヴ もよかったなぁ。

去年、ふと思い出して YouTube で観ていたけど、今はドラマ部分は消されちゃっているみたいだね。DVD出ないかなぁ。絶対買うんだけどなあ…。誰か、ビデオ録画していませんでしたかぁぁぁ?

オタク、もとい、日本カルチャー好きスペイン人たちへ告ぐ。

ワタクシ BANANA CHIPS LOVE だったら喜んでドラマトークできるわよん♪
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by dias-madriz | 2009-08-10 22:45 | Cultura | Trackback | Comments(2)

Orgullo Gay Madrid 2009

さて、Orgullo Gay 2009 (おるぐじょ・げい:ゲイ・プライド)。

メインとなるゲイ・パレードは、その起源とされる 「ストーンウォールの暴動(1968年6月28日)」 にちなんで、だいたい6月28日前後に行われる。

ストーンウォールの暴動」 については検索すればたくさん情報が得られます (面倒だから省略するわけぢゃないんだけどね…)。

今年のマドリッドのゲイ・パレードは7月4日(土)でした。バルセロナは先週の日曜日だったみたいだね。

開始時間は18時。アルカラ門をスタートしてグランビア通りに入りスペイン広場がゴール。暑いのに皆さん頑張りますなぁ…。

私たちがスペイン広場に到着したのはもう24時を過ぎていて、ゲイ・パレード終わっちゃったかなぁって思っていたけど、とんでもない!

スペイン広場からグランビア通りを見ると、人、人、人…。グランビアはマドリッドの目抜き通りで、いつも車の渋滞だらけ。人のカーペット状態になっているグランビア、見ていて爽快でした。
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特設ステージでは 「あたしたち、200万人の参加者なのよぉぉぉ!」って叫んでいたけど、本当かな?

ちなみにグランビア通りってどんな感じ?とお思いの方は、こちらの映画を観ましょう。
『オープン・ユア・アイズ Abre los ojos (1997年スペイン)』 by アレハンドロ・アメナバル Alejandro Amenábar
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オープニングシーン。エドゥアルド・ノリエガ Eduardo Noriega 演じる主人公がシャワーを浴びて車で出かけます。街に誰もいないことに気がつく。

車を降りて呆然としている場所がグランビア通りです。スクリーンの奥に見えるのがスペイン広場付近の高層ビル。

あっ、トム・クルーズが作ったハリウッド・リメイク版の『バニラ・スカイ』は、見る価値ないぞ! 
トム・クルーズのファンの方々、失言お許しください。



話を戻して、ゲイ・パレード。

パレードのお約束、凱旋トラック(?)は、既に残すところ最後の数台だった。バルセロナからのトラックの次に登場したエレクトロ・ポップグループ Fangoria

左の女性はスペイン人なら誰でも知っている歌手Alaska。ちなみに今年46歳。
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Fangoria は90年代がメインだけどAlaska はそれ以前から数々のグループを形成してきた80年代の女王

同性愛者のイコンとしても有名。彼女は同性愛者じゃないけどね。

1975年の独裁者フランコの死によってスペインは大きな転換期を迎えた。マドリッドの若者の間で起きたカウンターカルチャーは Movida madrileña (もびだ・まどりれーにゃ:マドリッド・ムーブメント) と呼ばれ、スペイン全土に広がっていく。

この時代の中心人物のひとりが Alaska。ちなみにアルモドバル監督もこの時代の寵児。

Viva 80年代!

レインボー・フラッグ掲げてトラックで登場した Alaska。一番右の女性。写真、見にくいね…。
女王参上
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Alaskaの登場で、トラックの人達も見物客も、パワー全開、熱気最高潮。ちょっと、感動すら覚えた瞬間。


以下、パレードで取った写真と、街全体がディスコ状態になっていたパレード前夜のチュエカ地区で取った写真。いやぁ、祭典ですな。

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こちら↓チュエカ地区の一角。普通の道にステージ作って口パクコンサート。
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人の多さで正面写真が撮れず残念。昨日のチュエカで一番人気といっても過言じゃないくらい美しかった。
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そして、宴の後に残された大量のごみ…。清掃員の皆さんの熟練の技であっという間にきれいになりました♪
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by dias-madriz | 2009-07-05 06:11 | Cultura | Trackback | Comments(2)

La Noche de San Juan

気がついたら、もう夏至。マドリッド、既に暑いです…。

「夏至」 はスペイン語で solsticio de verano だけど、日常会話では 「San Juan サン・フアン (聖ヨハネ)」って言う人が多い。

もちろん、聖ヨハネは聖人であって、夏至ではない (当たり前だ)。

夏至は6月21日。

そして夏至に近い6月23日は聖ヨハネの日。

23日の夜は La Noche de San Juan (ら・のちぇ・で・さん・ふあん:サン・フアンの夜)という行事がある。

Hogueras de San Juan (おげらす・で・さん・ふあん:サン・フアンの焚き火)とも呼ばれる。

夏至とともに太陽が日に日に弱くなっていくから、太陽にパワーを与えるために焚き火をするそうな。

こんな感じ↓
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友達同士、家族ぐるみで焚き火をして、サーカスよろしく火の上ををジャンプ!

調べてみたら、この行事はスペインでも北部や地中海沿いの地方が有名らしい。夏至のすぐ後に行われるから、夏至のことをサン・フアンって言う人が多いのね。

写真はうちの近所の公園での「サン・フアンの夜」。行事と言うより、ただの町内会って感じだった。マドリッドだからかな?うちの近所だからかな?

ちなみに私はこの界隈に住んでから4年になるが、「サン・フアンの夜」へ行ったのは今年が初めて。

なぜか?

うちは、この教会の裏にあるんだけど、(あっ、例の引越し騒動の顛末は古いアパートに留まる事で終了)うちの近所は教会だけじゃなくて、馬鹿でかい神学校もある。

界隈全体の雰囲気は下町そのものなんだけど、私のアパートがある一角だけは、「カトリック教会都市」みたいなんだよね。

で、今日の「サン・フアンの夜」の集会は教会に隣接している公園で行われた。サン・フアンだけじゃなくて別の意味も兼ねて…。

公園の隣には、カトリック教会所有の広大な敷地があるんだけど、そこに教会関係者(だけ)のための宿泊施設やら、センターやらを建設することが決定した。

まあ、ここは、今までも一般人には開放されてはいなかったから、どーでもいいって言えばそれまでだが、少なくとも緑豊かな敷地で、景観の点では地域住民も楽しんでいた。


それがっ、全部セメントだらけの建物になってしまう…。


それだけじゃなくて、近所の人の憩いの場である公園にも複合スポーツセンターを建設するだの、何だので、結局は緑がぜーんぶ無くなってしまうのね。

公園が消えるだけじゃない。私たちの近所が全てカトリック教会関係の建物で覆われてしまう。

公園は住民のため、一般人のためだった。でもこれから建設されるものは、カトリック教会関係者のためだけなのだ。

そりゃあ、住民は怒りますわ。

そんなこんなで、今日の 「サン・フアンの夜」 は地域住民によるちょっとしたデモ活動でもあった。
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カトリック教会都市は我々のエリアから、そして公園から出て行け!
ノー!ミニ・バチカン!」

文字にすると、なんだか深刻なデモ活動みたいだけど、そこはやっぱりスペイン人。しかも今夜の本来の目的は 「サン・フアンの夜」 だしね。

多分80%以上の人は単なる集会と称して公園に集まって飲んだくれているだけね♪

学芸会みたいな ミニ・コンサートもあったし。
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町内会のど自慢大会に参加している感のあるラッパーなワカモノ達。

ケ・パサ!? バレ! バレ!シィ!シィ!」

と聞いているだけで笑えたわん♪ (英語だと、ホワッツ・アップ? オーケー!イェーイ!って感じ。あはははは♪)
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by dias-madriz | 2009-06-23 23:40 | Cultura | Trackback | Comments(0)

Semana Santa

珍しく頻繁にブログを更新するワタクシ。

だって、今週はバカンスなのねー♪土日土日を合わせると、9日間の連休です♪

なぜか?

Semana Santa (せまな・さんた:聖週間) だからです。

セマナ・サンタとは何ぞや?簡単に言うとキリストが死んでから復活するまでの聖なる1週間ですね。英語で言うホリー・ウィーク。

キリストは木曜日に死んで、3日後の日曜日 (Pascua:ぱすくわ、英語だとイースターですね) に復活したとされるから、スペインでの公式な祭日は木曜日・金曜日ですが、月曜日から丸々1週間を連休にする人は多いです。

私は職場がお休みだから月曜日から胸を張ってのバカンス♪

スペインに来るまで、復活祭(イースター祭)ってのは何だか楽しげなイメージがあった。イースターエッグとか庭に飾ったり (隠すんだっけか?) してね。これは全部、アメリカ映画の影響なのかもしれない。

スペインのセマナ・サンタはとーっても神妙で厳かな雰囲気。やっぱりカトリックってのはプロテスタントよりも宗教色が強く感じるのは、私がキリスト教に関して全くの素人だからだね。

確か私はプロテスタントの大学を出たはずだが…。

セマナ・サンタと言えば、キリストや聖母マリアの像を担いで行列する procesión (ぷろせしおん:宗教的な行列) がやっぱりメイン。日本でいうなら、お神輿とか山車ですね。
スペイン語では Paso (ぱそ)と言います。

生まれて初めて見たプロセシオンにはかなりびっくりした。誰もが目を引くこの衣装の方々。
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KKK (クー・クラックス・クラン)…???


もちろん、KKKであるはずもなく、セマナサンタの典型的な衣装。こちらがホンモノであって、KKKはこの衣装を真似ているのね。

彼らを先頭に、吹奏楽のマーチング・バンドなども交えながらキリストや聖母マリアの登場です。巨大なお神輿だから、担ぐ人たち (costaleros:こすたれろす)は本当に大変。キリストの苦行を自ら体験しているわけですね。

プロセシオンはゆーっくり行進するから、コスタレロス達にとっては真の苦行。頭が下がるわぁぁ。
でもタバコ吸いながら担いでいるコスタレロもいたりして、そこがやっぱスペイン人なんだよね。

下記の写真は4,5年前に旅行したマラガとグラナダのセマナ・サンタのプロセシオン。マドリッドのプロセシオンに比べるとかなり豪華です。担いでいる人の数で、どれだけ大きいお神輿か想像できますね。
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聖母マリアが登場すると、観客の皆さんから「Guapa (ぐあぱ;美人)!」「Viva! Madre de Dios! (びば!まどれ・で・でぃおす!:神のご母堂万歳!)」などと声が掛かります。涙ぐむ人も多いですね。
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こちらは、相棒F氏の故郷カセレスのプロセシオン。2年前かな。女性のコスタレロ (女性なのでコスタレラ) もいるのです。
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こんな風に頭隠されるとやっぱ怖いよねぇ…↓。
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プロセシオンは昼間だけでなく、夜もあります。こちら、とーっても美しいですね。↓
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スペイン在住40年のアメリカ人の知り合いは、プロテスタントでもカトリックでもない無宗教な人。

「あのね、madriz。昔はセマナ・サンタの時期は本当につまらなかったのよー。街はプロセシオンの時以外は誰も歩いていないし、TVもラジオも宗教関係ばっか。ある意味、私にとっても苦行の一週間だったわよ!」

思わず笑った。

今でもセマナ・サンタの時期には必ずと言っていいほどTVでは映画 『ベン・ハー』 が放映されたり、宗教がらみの番組も多いけど、街が静まりかえっていることはない。

私はいい時代にスペインに来たんだなとつくづく実感。キリスト教信者じゃない私にとって、セマナ・サンタはただのバカンスだけど、やっぱりプロセシオンを観るのは好きだ。宗教云々は置いといて、芸術的にため息が出ます。

木曜日から、相棒F氏と共にカセレスへ行く予定。F氏ママは愛すべき息子とその相棒の訪問にかなり興奮気味。また、冷蔵庫をパンパンにしてお迎えしてくれることだろう。
いくら私でもそこまで食べきれんのよ、ママさん♪
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by dias-madriz | 2009-04-06 20:12 | Cultura | Trackback | Comments(2)

Alcázar, Castillo y Palacio Real

Palacio Real de Madrid (ぱらしお・れある・で・まどりっど)、マドリッドの王宮ですね。
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マドリッド生活6年目にして未だに足を踏み入れていなかった……。いつでも行けると思うと、ついつい忘れがちでね。でも、仕事の行き帰りで毎日通る場所だし、思い切って入ってみることにした。

水曜日だから入場無料だったし♪

ちなみに、王宮入り口のチケット販売所には、「EU圏内の国民に限り、水曜日は入場無料」って書いてあるけど誰でもタダで入れます

入り口で係員がチケット渡してくれるので、素直に受け取って入場しましょう。

「あのぉ、私はEU国民じゃないんですが……。」なーんて言いながら、お金を払おうとする必要はありません。

水曜日はこんな風に↓入場者で溢れかえっているので、係員さん達、お金受け取る素振りゼロです。見学後に確認してみたら、誰でもタダだよって言っていました。

こんなテキトーさ (だけ) には ¡Viva España! ですわ。
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地下鉄の最寄り駅は「OPERA」。スペイン広場やマジョール広場からも余裕で歩ける距離。王宮と言っても、現在のロイヤル・ファミリーはココに住んでいません。

さて、この王宮、そんなに古くないです。

1734年のクリスマス・イブにそれまであったReal Alcázar de Madrid (れある・あるかさる・で・まどりっど) が全焼してしまったので、現在の王宮が建設されました。

Alcázar (あるかさる)ってのは、「王宮」とか「城」って意味。アラビア語が語源となっている。

でも、本来の「城」に相当するスペイン語はCastillo (かすてぃーじょ)、「王宮」はPalacio Real (ぱらしお・れある)だ。

じゃあ何でAlcázar (あるかさる)って名前の建物があるんじゃい?というのは、スペイン・イスラム時代の影響ですな。

ちなみに、セゴビア (マドリッドから車で1時間ほど。電車でもバスでも行けます。オススメ観光地ですよ。)のアルカサルはディズニー映画『白雪姫』に出てくるお城のモデルになったらしい。

スペイン語で 「Al (ある)」 がつく名詞はアラビア語から由来しているものが多い。「Al」 はアラビア語では冠詞なんだね。

ちょっと調べてみたら、アラビア語が語源となっているスペイン語の一覧表を発見。

「Al」で始まる言葉だけじゃなく、まあーたくさんあること、あること。びっくりしたのが「¡Hola! (おら:英語だったら Hello ですね)」までがアラビア語が語源だったとは……。

でも、調べてみたら Hola に関しては色んな説があって、ハッキリしたことは分からずじまい。面倒なので、結論としてはどーでもいいや、ってことにする。←やる気ナシです、はい。

ちなみに、日本語が語源のスペイン語もありますよん♪

Biombo (びおんぼ:屏風)

確かに響きは似ているね。びょうぶ、びおんぼ。

Real Academia Española (通称RAE: スペイン語の言葉や文法などの規則を管理する団体)の辞書によると、Biombo はポルトガル語が語源で、そのポルトガル語の語源が日本語とのこと。

なんだか、王宮見学から話が随分それてしまいましたが、結論としては中々見ごたえがありました。それぞれのお部屋も素敵だけど、当時の薬局やら、日本の鎧兜 (あんまり保存状態良くないけど) なんかも見ることが出来ます。

この鎧兜は、ヨーロッパ (ポルトガル:リスボン) に到着した日本人が当時のスペイン・ポルトガル王フェリーぺ2世 (神聖ローマ皇帝カール5世の息子、つまり狂女フアナの孫ですな)に進呈したものらしい。

行って損はありませんので、マドリッドを訪れた際には是非(水曜日に行きましょう)!

王宮内は撮影禁止なのでアップする写真はありませぬ。
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by dias-madriz | 2009-03-08 22:35 | Cultura | Trackback | Comments(0)

Museos de Madrid vol.1

最近、食べ物ネタばかりですから、ちょっとミュージアム情報を…。

分かりやすい観光名所が少ないマドリッド。観光メインはやっぱり美術館♪

マドリッド3大美術館と言えば……
Museo del Prado (プラド美術館)
Centro de Arte Reina Sofía (ソフィア王妃美術センター)
Museo de Thyssen Bornemisza (ティッセン・ボルネミッサ美術館)

2009年3月現在のインフォメーションは下記の通り。学割規定は各美術館によって違うので窓口でお確かめください。


《プラド美術館》
開館時間:火~日・祭日 9:00~20:00 (12/24、12/31、1/6は9:00~14:00)
閉館日:月、12/25、1/1、イースターの聖金曜日、5/1
入場料:6ユーロ (学割3ユーロ)
入場無料:火~土 18:00~20:00、日 17:00~20:00、10/12、 11/9、 12/6、 5/2、 5/18


《ソフィア王妃美術センター》
開館時間:月~土10:00~21:00、日10:00~14:30
閉館日:火曜、1/1、 1/6、 5/1、 5/15、 11/9、 12/8、 12/24、 12/25、 12/31
入場料6ユーロ (学割3ユーロ)
入場無料:土曜日14:30~21:00、日曜日、5/18、10/12、12/6


《ティッセン・ボルネミッサ美術館》
開館時間:火~日10:00~19:00 (12/24、12/31は 10:00-15:00)
閉館日:月、1/1、5/1、12/25
入場料:基本6ユーロ (学割4ユーロ)、特別展覧会とのコンビ・チケット9ユーロ (学割5ユーロ)


プラド美術館は毎日、入場無料の時間帯があります。かなり行列していますが、ちゃんと入れます。サクッと見たい方や毎日少しずつ見たい方にはオススメです。

入場無料でもチケットが配布されます。チケットに記されている入場口から入ります(プラドは広いから入り口がひとつじゃないのね)。係員が君はこっちから、あなたはあっちから、と教えてくれます。

たいてい、美術館の閉館日は月曜日だけど、ソフィア王妃美術センターは火曜日です。美術館巡りプランが立てやすいですね。


さてさて、この3大美術館は訪れたけど、近場であと一つくらい行ってもいいかも…とお考えの方、Paseo del Prado (プラド通り)をPlaza de Cibeles (シベーレス広場)方面へ歩いてこちらはいかがでしょうか。

Museo de Artes Decorativas (装飾美術館)
C/ Montalbán, 12

開館時間:火~土9:30~15:00(木だけ17:00~20:00も)、日・祭10:00~15:00
閉館日:月曜、1/1、5/1、12/24、12/25、12/31、マドリッドの祭日のどれか (要確認)
入場料:3ユーロ (学割なし)
入場無料:日、木17:00~20:00、5/18、10/12、11/6

家具、食器、装飾品などのインテリア好きな方にはなかなか興味深い美術館。小さいのであっという間に見て回れます。

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見所は、こちら最上階にある台所。18世紀後半のバレンシアのとある宮殿の一部。
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スペインの装飾品だけではなく、バウハウス (Bauhaus) なんかもちょっとあったりします。

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by dias-madriz | 2009-03-04 01:10 | Cultura | Trackback | Comments(2)

Hija Predilecta de Alcobendas

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アカデミー賞 最優秀助演女優賞 la mejor actriz de reparto
『それでも恋するバルセロナ(Vicky Cristina Barcelona)』

やっぱりペネロペちゃんでしたね。

先日、TVでアルモドバル監督と対談していたペネロペちゃん。監督に言われたとおりに、髪をアップスタイルにしてアカデミー賞本番に臨みました。

ウッディ・アレン監督への感謝はもちろんですが、アルモドバル監督のみならず、彼女のスペイン時代の出世作とも言える作品の監督達へも感謝の言葉を忘れない。

ビガス・ルナ (Bigas Luna) 監督
『ハモン・ハモンJamón, jamón』、『裸のマハ Volavérunt』

フェルナンド・トルエバ (Fernando Trueba) 監督
『美しき虜 La niña de tus ojos』、『ベルエポック Belle Époque』

そう、スペイン映画あってのペネロペなのだよ。

去年、助演男優賞を獲得したハビエル・バルデムよりも長いスピーチだったような気がしたのは私だけ?バルデム同様、ペネロペちゃんも最後にスペイン語でちょっとだけスピーチ。スペイン人は喜んだのねー。

でも一番喜んでいるスペイン人は、多分、madrileño (まどりれーにょ:マドリッドの人)たちだろう。

ペネロペちゃんはマドリッドのAlcobendas (アルコベンダス)出身。

英語のスピーチ部分で、"I grew up in a place called Alcobendas..." とアルコベンダスについて触れていましたね。

アルコベンダスは東京で言うならば、23区ではなくて八王子や調布などの 「市」 にあたる地区。

世界の晴れ舞台で自分の住んでいるところの名前が出るなんて、アルコベンダスっ子たちは思ってもみなかっただろう。そして絶対こんなことをつぶやいていたと思う。

「あれっ?ペネロペが英語でなんか喋ってるけど、今、アルコベンダスとか何とか聞こえなかった?アルコベンダスって言ったよね?オレの住んでるところじゃーん!」

例えば、外国語映画賞を獲得した 『おくりびと』 に主演している本木雅弘が、ペネロペちゃんのように壇上でスピーチしたとします。

「僕は桶川市と言うところで育って…」

きっと、桶川市民は大喜びするに違いない。

そんなこんなで、アルコベンダス市はペネロペちゃんを 「Hija Predilecta (いは・ぷれでぃれくた)」に任命することにしました。

Hija Predilecta は英語で言えば Favorite daughter (お気に入りの娘)ってことで、まあ「名誉市民」みたいな感じかしら。

スペイン人は 「おらが村」 精神が強い。自分の出身地をこよなく愛する。まあそれが大きくなって、「スペインは世界で一番いい国だ」ってことになっちゃうんだけどさ……。少しは謙虚になりましょう、スペイン人たちよ!

普段、ペネロペちゃんに辛口な私ですが、アルコベンダスを世界に知らしめた今回のスピーチは好感が持てました。

¡Enhorabuena Pé! (おめでとう、ペ!)

※ペネロペの名前は 「Pé」 と略されてマスメディアでよく使われます。
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by dias-madriz | 2009-02-23 23:37 | Cultura | Trackback | Comments(2)

Premios GOYA

TVをつけた瞬間思い出した。

「あー、今日はゴヤ賞だった。」

ゴヤ賞 (Premios GOYA) とはスペインの映画賞。要はスペイン版アカデミー賞ですな。

TVをつけた時は、すでにゴヤ賞も終盤の終盤。結局、主演男優賞、監督賞そして作品賞しか見られなかった。

主演男優賞はきっと誰もが予想していたと思うが、やっぱりだったね。Benicio del Toro (ベニシオ・デル・トロ)の 『Che, el argentino (邦題:チェ28歳の革命/チェ39歳別れの手紙』
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主演男優賞の発表前に今年のゴヤ賞司会者のコメディー女優 Carmen Machi がノミネート男優達について冗談を言っていた。笑えたのがベニシオに対してのコメント。

「70年代からTシャツにチェ・ゲバラの顔のっけてさ。どんだけ映画の宣伝すりゃいいのよ!」
ベニシオさんも笑っていらっしゃいましたわ。

ベニシオさん、受賞スピーチでも「この受賞はノミネートされた仲間たち(男優達)と分かち合いたい。」とか、「あー、どの映画もまだ観ていないなあ…。」などなど笑いを誘うリラックスしたコメント。

スピーチ聞いていて思ったんだけど、ベニシオさんの声ってこんなに高かったっけ?英語じゃなくてスペイン語だったからかなあ。映画では渋い役が多くてボソボソ話す印象だから余計に???って思えたのかも。

『Che, el argentino』 の予告を観た時(はい、実はまだ映画観ていませぬ)、彼のスペイン語はゲバラを意識しているんだろうって思ったけど、ホントのベニシオさんの声は実は可愛らしいのかしらん。ご存知の方ご一報くださいませ。


今年のゴヤ賞の大勝利は監督賞、作品賞、主演女優賞、新人女優賞、助演男優賞、オリジナル脚本賞と6つの賞を取った 『CAMINO』
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この映画、日本で公開されるのかな?日本人にとっては難しいテーマだから興行的にどうなんでしょうか。スペインでは去年の秋ごろ公開された私、こちらもまだ観ていませぬ…。

¿Quieres que rece para que tu también te mueras?
このコピーを読んだ時、TVスポットで聞いたとき、私は結構ゾクッと来た。

「(私と同じく)あなたも死んでしまうように、(私に)祈ってもらいたい?」
これは直訳。スペイン語の勉強をしている人には文法的に勉強になる文型ですな。

要は、「あなたにも死が訪れるように祈りましょうか?」ってこと。私がゾクッと来たのはカトリックの死生観をよく知らないからだと思う。

スペイン人なら神を信じている人はもちろん、信じていない人ですら一応カトリック全般の知識はある。私の周りのスペイン人にこの映画のコピーはどう思うか聞いてみたら、彼らもやっぱりゾクッとはしたと言う。

『CAMINO』 は実話を基に作られた映画。1971年に生まれ14歳で病死した少女。彼女の両親はオプス・デイの信者だったため、彼女もその教育・信仰を受けて育った。彼女が自分の病気をどう受け入れて最期を迎えたか。

オプス・デイとはカトリック教会の組織の一つで1928年にスペインで創設された。映画 『ダ・ヴィンチ・コード』 によって(のせいで?)日本でも名を知られる宗教組織になったのは言うまでもない。

私は 『CAMINO』 をまだ観ていないので何もコメントできないが、 『ダ・ヴィンチ・コード』 のようにオプス・デイ=苦行=理解不能というアピールでないことは確かだと思う。そもそも『ダ・ヴィンチ・コード』 は娯楽映画だしね。

『CAMINO』 の監督自身、「この映画は風刺でも何でもなく、少女に捧げるオマージュ」と言っている。ただ、映画の宣伝にはインパクトが必要だから、「あなたにも死が訪れるように祈りましょうか?」と共に、この少女の何とも言えない表情のポスターになったんだろうね。

そして、受賞シーンは見ていないけど、今年のゴヤ賞の助演女優賞は 『Vicky Cristina Barcelona (邦題:それでも恋するバルセロナ』 のペネロペ・クルスでした。こちらもやっぱりねって感じです。ペネロペちゃん、この役でオスカーにもノミネートされていますしね。

『Vicky Cristina Barcelona 』 は飛行機の中で2回も観た。ペネロペもハビエル・バルデムもこの映画で評判がかなりいいけど、個人的には何となく二人にはしっくり来ない役柄だと思う。特にスペイン人アーティストという設定のバルデム…。

うーん、多分、私は、この映画自体が、そんなに、面白くなかったんだと思う…。全てが嘘っぽいと言うか…。ウッディ・アレン好きの方々、失言お許しくださいませ。
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by dias-madriz | 2009-02-02 01:06 | Cultura | Trackback | Comments(4)