マドリッドから発信


by dias-madriz
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Fresa y Chocolate

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「あたしは見かけによらず、メルヘン馬鹿なのよ。」

20代後半、南青山の地下オフィスで Days of Being Wild な日々を送っていた頃、同僚のOSちゃんと交わした会話。

このメルヘン馬鹿の定義とは、「白馬の王子様」を夢見るとかじゃなくて、「届かぬ思い」とか「叶わぬ恋」とかいう設定に勝手に自分を重ね合わせて、勝手に切なくなっちゃうこと。
今考えると、メルヘン通り越して単なるバカだ…。

地下オフィスに引きこもりだったから、思考回路がおかしくなっていたんだね。朝まで残業なんてこともあって、明け方5時頃、「あー、朝日が昇ってきたわぁ…。」なんて幻想を抱いていた。地下オフィスの一番奥にあった私のデスクから太陽が拝める筈はないのねん。


「madrizちゃん、メルヘン馬鹿ならこの映画観なきゃ!」OSちゃんオススメの1本。

『苺とチョコレート』
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キューバの首都ハバナの美しい映像と主人公の母国に対する思いが、なんとも言えず切ない。「崩壊寸前の美しさ」と主人公は言う。

キューバという国には、映画を観る前からなんとなく興味はあった。で、実際にハバナを感じたくなり、映画を観てから数年後、旅に出た…って響きはいいけど、本当はただの有給休暇旅行9日間。

その後、スペイン語に興味を持ちはじめ、30代後半の現在、スペインにいる。あたしがスペインに来た直接のきっかけって「メルヘン馬鹿」だったせい??? いやいや、違う。だったら、キューバにいるはずだ。それにスペインは切ない国じゃないもん!

人生は「け・せら・せら~♪なるように、なるぅぅぅ~♪」だからね。

ちなみに、ドリス・デイが歌ったこの曲のタイトル「Qué será, será(ケセラセラ)」はスペイン語だけど、文法的には正しくない。

「Lo que será, será」か「Lo que ha de ser, será」あたりが正しいけど、歌のサビにすると字余りになっちゃうね。

本当は、「なるようになる」って考え方はあんまり好きじゃなかった。私はきちんと計画してから実行するタイプ。思いついたら計画、実行、イザ出陣!

でもね、計画は時には狂ってしまうし、思い通りにもいかない。そんな時は、流れに身を任せよう。自分が見ようとすらしていなかった世界が見えてくる。

スペインとの出会いが正にそう。1ミリの興味もなかったスペインという国。
これからもよろしくねん。

※写真はキューバで撮ったもの。映画 『苺とチョコレート』 で主人公が住んでいるアパート。映画タイトルと同じ 「Fresa y Chocolate」 というレストランになっています。映画に関しての写真がいっぱい。映画を観た方なら、「おおお、ディエゴの家だぁ」って思わずつぶやくでしょう。

「キューバに関して思ふこと」は、またいつか~。
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Commented by めぐみぃ at 2008-07-26 15:31 x
見てみたいです、この映画。まどりぃさんセレクトなら間違いない!
・・・あ、字幕がないと私にはダメかぁ、、、、。
流れに身をまかす。確かに人生はtomorrow is another dayですね。私もベルギーに住むなんて、思ってもなかったです。ビールとチョコレートのイメージしかなかったぐらい、何もしらなかったし。
でも、これもご縁ですよね~。今は大好きな国です。
Commented by dias-madriz at 2008-07-27 09:57
めぐみぃさんへ

メルヘン馬鹿だった頃は、主人公の切なさにため息連続でした、ハハハ。今、観ると、メロドラマっぽい部分が多いな~とも思いますが、それでもいい映画です。
日本人である私は、自分の意志で自分の人生を自由に決められるし、国による障害もない。今まで当たり前だったことが、実はすっごい恵まれていたことだったって実感です。人生で起きる縁は大事にしたいですねー。
by dias-madriz | 2008-07-25 20:22 | Vida | Trackback | Comments(2)