Semana Santa
2009年 04月 06日
珍しく頻繁にブログを更新するワタクシ。
だって、今週はバカンスなのねー♪土日土日を合わせると、9日間の連休です♪
なぜか?
Semana Santa (せまな・さんた:聖週間) だからです。
セマナ・サンタとは何ぞや?簡単に言うとキリストが死んでから復活するまでの聖なる1週間ですね。英語で言うホリー・ウィーク。
キリストは木曜日に死んで、3日後の日曜日 (Pascua:ぱすくわ、英語だとイースターですね) に復活したとされるから、スペインでの公式な祭日は木曜日・金曜日ですが、月曜日から丸々1週間を連休にする人は多いです。
私は職場がお休みだから月曜日から胸を張ってのバカンス♪
スペインに来るまで、復活祭(イースター祭)ってのは何だか楽しげなイメージがあった。イースターエッグとか庭に飾ったり (隠すんだっけか?) してね。これは全部、アメリカ映画の影響なのかもしれない。
スペインのセマナ・サンタはとーっても神妙で厳かな雰囲気。やっぱりカトリックってのはプロテスタントよりも宗教色が強く感じるのは、私がキリスト教に関して全くの素人だからだね。
確か私はプロテスタントの大学を出たはずだが…。
セマナ・サンタと言えば、キリストや聖母マリアの像を担いで行列する procesión (ぷろせしおん:宗教的な行列) がやっぱりメイン。日本でいうなら、お神輿とか山車ですね。
スペイン語では Paso (ぱそ)と言います。
生まれて初めて見たプロセシオンにはかなりびっくりした。誰もが目を引くこの衣装の方々。
KKK (クー・クラックス・クラン)…???
もちろん、KKKであるはずもなく、セマナサンタの典型的な衣装。こちらがホンモノであって、KKKはこの衣装を真似ているのね。
彼らを先頭に、吹奏楽のマーチング・バンドなども交えながらキリストや聖母マリアの登場です。巨大なお神輿だから、担ぐ人たち (costaleros:こすたれろす)は本当に大変。キリストの苦行を自ら体験しているわけですね。
プロセシオンはゆーっくり行進するから、コスタレロス達にとっては真の苦行。頭が下がるわぁぁ。
でもタバコ吸いながら担いでいるコスタレロもいたりして、そこがやっぱスペイン人なんだよね。
下記の写真は4,5年前に旅行したマラガとグラナダのセマナ・サンタのプロセシオン。マドリッドのプロセシオンに比べるとかなり豪華です。担いでいる人の数で、どれだけ大きいお神輿か想像できますね。
聖母マリアが登場すると、観客の皆さんから「Guapa (ぐあぱ;美人)!」「Viva! Madre de Dios! (びば!まどれ・で・でぃおす!:神のご母堂万歳!)」などと声が掛かります。涙ぐむ人も多いですね。
こちらは、相棒F氏の故郷カセレスのプロセシオン。2年前かな。女性のコスタレロ (女性なのでコスタレラ) もいるのです。 こんな風に頭隠されるとやっぱ怖いよねぇ…↓。 プロセシオンは昼間だけでなく、夜もあります。こちら、とーっても美しいですね。↓
スペイン在住40年のアメリカ人の知り合いは、プロテスタントでもカトリックでもない無宗教な人。
「あのね、madriz。昔はセマナ・サンタの時期は本当につまらなかったのよー。街はプロセシオンの時以外は誰も歩いていないし、TVもラジオも宗教関係ばっか。ある意味、私にとっても苦行の一週間だったわよ!」
思わず笑った。
今でもセマナ・サンタの時期には必ずと言っていいほどTVでは映画 『ベン・ハー』 が放映されたり、宗教がらみの番組も多いけど、街が静まりかえっていることはない。
私はいい時代にスペインに来たんだなとつくづく実感。キリスト教信者じゃない私にとって、セマナ・サンタはただのバカンスだけど、やっぱりプロセシオンを観るのは好きだ。宗教云々は置いといて、芸術的にため息が出ます。
木曜日から、相棒F氏と共にカセレスへ行く予定。F氏ママは愛すべき息子とその相棒の訪問にかなり興奮気味。また、冷蔵庫をパンパンにしてお迎えしてくれることだろう。
いくら私でもそこまで食べきれんのよ、ママさん♪
だって、今週はバカンスなのねー♪土日土日を合わせると、9日間の連休です♪
なぜか?
Semana Santa (せまな・さんた:聖週間) だからです。
セマナ・サンタとは何ぞや?簡単に言うとキリストが死んでから復活するまでの聖なる1週間ですね。英語で言うホリー・ウィーク。
キリストは木曜日に死んで、3日後の日曜日 (Pascua:ぱすくわ、英語だとイースターですね) に復活したとされるから、スペインでの公式な祭日は木曜日・金曜日ですが、月曜日から丸々1週間を連休にする人は多いです。
私は職場がお休みだから月曜日から胸を張ってのバカンス♪
スペインに来るまで、復活祭(イースター祭)ってのは何だか楽しげなイメージがあった。イースターエッグとか庭に飾ったり (隠すんだっけか?) してね。これは全部、アメリカ映画の影響なのかもしれない。
スペインのセマナ・サンタはとーっても神妙で厳かな雰囲気。やっぱりカトリックってのはプロテスタントよりも宗教色が強く感じるのは、私がキリスト教に関して全くの素人だからだね。
セマナ・サンタと言えば、キリストや聖母マリアの像を担いで行列する procesión (ぷろせしおん:宗教的な行列) がやっぱりメイン。日本でいうなら、お神輿とか山車ですね。
スペイン語では Paso (ぱそ)と言います。
生まれて初めて見たプロセシオンにはかなりびっくりした。誰もが目を引くこの衣装の方々。
KKK (クー・クラックス・クラン)…???
もちろん、KKKであるはずもなく、セマナサンタの典型的な衣装。こちらがホンモノであって、KKKはこの衣装を真似ているのね。
彼らを先頭に、吹奏楽のマーチング・バンドなども交えながらキリストや聖母マリアの登場です。巨大なお神輿だから、担ぐ人たち (costaleros:こすたれろす)は本当に大変。キリストの苦行を自ら体験しているわけですね。
プロセシオンはゆーっくり行進するから、コスタレロス達にとっては真の苦行。頭が下がるわぁぁ。
でもタバコ吸いながら担いでいるコスタレロもいたりして、そこがやっぱスペイン人なんだよね。
下記の写真は4,5年前に旅行したマラガとグラナダのセマナ・サンタのプロセシオン。マドリッドのプロセシオンに比べるとかなり豪華です。担いでいる人の数で、どれだけ大きいお神輿か想像できますね。
聖母マリアが登場すると、観客の皆さんから「Guapa (ぐあぱ;美人)!」「Viva! Madre de Dios! (びば!まどれ・で・でぃおす!:神のご母堂万歳!)」などと声が掛かります。涙ぐむ人も多いですね。
こちらは、相棒F氏の故郷カセレスのプロセシオン。2年前かな。女性のコスタレロ (女性なのでコスタレラ) もいるのです。
スペイン在住40年のアメリカ人の知り合いは、プロテスタントでもカトリックでもない無宗教な人。
「あのね、madriz。昔はセマナ・サンタの時期は本当につまらなかったのよー。街はプロセシオンの時以外は誰も歩いていないし、TVもラジオも宗教関係ばっか。ある意味、私にとっても苦行の一週間だったわよ!」
思わず笑った。
今でもセマナ・サンタの時期には必ずと言っていいほどTVでは映画 『ベン・ハー』 が放映されたり、宗教がらみの番組も多いけど、街が静まりかえっていることはない。
私はいい時代にスペインに来たんだなとつくづく実感。キリスト教信者じゃない私にとって、セマナ・サンタはただのバカンスだけど、やっぱりプロセシオンを観るのは好きだ。宗教云々は置いといて、芸術的にため息が出ます。
木曜日から、相棒F氏と共にカセレスへ行く予定。F氏ママは愛すべき息子とその相棒の訪問にかなり興奮気味。また、冷蔵庫をパンパンにしてお迎えしてくれることだろう。
いくら私でもそこまで食べきれんのよ、ママさん♪
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by
ミカヲ
at 2009-04-07 18:03
x
Madrizさんは本当にスペインを満喫しているよね!!
私もそうなりたいわー。今の会社にいる限り、ちょっと無理っぽい。
今週はほとんどのイギリス国民はイースターホリデーを楽しんでいますが、
普通に会社があります・・・。
それにしても、このお祭り素敵だね。芸術的。イギリスにはないなあ。
そうだ!来月、私にとって貴重な3連休があるので、
マドリードで遊びに行って、パエージャたらふく食べようかしら!!
私もそうなりたいわー。今の会社にいる限り、ちょっと無理っぽい。
今週はほとんどのイギリス国民はイースターホリデーを楽しんでいますが、
普通に会社があります・・・。
それにしても、このお祭り素敵だね。芸術的。イギリスにはないなあ。
そうだ!来月、私にとって貴重な3連休があるので、
マドリードで遊びに行って、パエージャたらふく食べようかしら!!
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dias-madriz at 2009-04-07 20:48
やっぱり、イースターと言っても宗教の違いでその祝い方も違うんだろうね。この行列を観るたびに、「おー、カトリックだ!」と思いますわ。ところで来月の3連休ってメーデーのやつかな?いいじゃなーい!ぜひ遊びにいらっしゃい!彼も連れておいで!スペイン料理ごちそうするわよ。ただ、事情があってうちに泊まってもらうことができんのよ…。詳しくはメールしまーす♪
by dias-madriz
| 2009-04-06 20:12
| Cultura
|
Comments(2)