マドリッドから発信


by dias-madriz
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

Por África

エボラ出血熱に感染した看護師のスペイン人女性。El Pais紙の電話インタビューで「防護服&手袋を脱いだ時に感染したのかも」と答えた。手袋をしたまま自分の顔を触ったらしい。

この女性看護師は自ら志願して先日エボラ出血熱で亡くなったスペイン人神父の治療チームに看護助手として加わった。とても勇敢な看護師だと思う。助手という立場だから、エボラ患者の身体を拭いたり、嘔吐物処理、治療器具の片付けなどいわゆる「汚い仕事」も担当。

スペイン人神父の死亡後、彼女は体調不良(微熱、無気力、腰痛)になり地域の診療所へ行くが、自分がエボラ患者の看護助手をした事実は伝えなかった。

ちなみにスペインはホームドクター制で、まず管轄の診療所に行き、病状によって専門医を予約してもらう。風邪など軽い症状の場合はその場で診断&処方箋が出ます。

その後も体調は優れず、診療所以外の病院に電話で自分の症状やエボラで死亡したスペイン人神父の看護助手であったことを伝える。数日後に救急車で病院に搬送されエボラ出血熱の陽性反応が確認された。

入院中の看護師は熱は下がって落ち着いているらしい。このまま回復されることを祈るばかりです。

エボラ患者の看護師だったことを診療所のドクターに隠していた、微熱と言いながら本当はもっと高熱だったんじゃないか、エボラ患者に触れた手で自分の顔を触るなんて不注意も甚だしいとか、批判の声も多いです。

でも、彼女のみならず、保健当局、医師団などエボラに関わった全ての人の危機管理能力があまり高くなかったのが一番の問題なのかと。

38.6度以上の高熱じゃなかったからエボラの可能性は低かったとか、いわゆるガイドラインを信じ過ぎていた感もあり。しかも、救急車を派遣した時点で彼女がエボラで死亡したスペイン人神父の看護助手だった事実は分かっていたにもかかわらず、救急隊員は防護服なしの通常の救急車で彼女を病院まで搬送している。

感情的に闇雲に不安に陥り、起こってしまったことを責めるより、今後の対策、更なる感染予防の強化を期待するのみです。エボラに感染したというだけでも大きな十字架を背負っているのに、感染拡大の要因責任まで一人の看護師に負わせるのはフェアじゃない。

彼女を診断したホームドクター、救急隊員、病院関係者、彼女に脱毛処理を施した美容師等、彼女と接触した全ての人々はアンダーコントロール状態です。今現在、3次感染の報告は無い。

ちなみに看護師の夫も同じ病院に隔離されています。そして二人が飼っていた犬は詳しい検査も隔離もされず先ほど殺処分されました…。犬の殺処分反対を訴えchange.orgでは40万近い署名が集まり、マドリッドではデモ隊と警察のかなり激しい衝突がありました。
b0146907_744175.jpg
個人的には、今回のエボラに関しては人間を守ることが第一という考えは理解できる。でも立ち入り禁止になった看護師の自宅に一人(一匹?)残された犬の写真や映像を見ると、猫飼いである私としてはいたたまれなくなってしまう。動物とはいえ家族なんだ。同時に、今回の過激すぎる動物愛護の姿を見ると、その勢いを数千人の命を奪ったエボラ防止のため、アフリカのために使えないのかなとも思う。難しいね。

アメリカでもエボラによる死者が出た!ヨーロッパのこれ以上の拡大を阻止しよう!アジアだって安心していられない!などなど、意識を強めることはとても大切だけど、アフリカでは毎日のようにエボラで人が死んでいるんだ。もっと早くにエボラ対策をアフリカに援助していたら…。自分に危険が迫った時だけではなく、常に他の人のことも考えらるような人に私はなりたい。

次回、日本へ帰国する時にスペイン帰りということで差別されないといいなぁ。その昔、アジアでSARSが猛威をふるっていた時、ヨーロッパで差別されたアジア人がいたとかいないとか。いかなる状況でも風評被害には反対です。
[PR]
# by dias-madriz | 2014-10-08 21:06 | Vida | Trackback | Comments(0)

Estoy triste en Trieste

イタリア北部のトリエステという街に来ています。

b0146907_022173.jpg

なんと到着3日目にして高熱&激しい咽頭炎で救急病院へ駆け込む事態に。今もベッドの上です。よーやく熱が下がって来ました(-。-;

スペインはEU加盟国なので、自国の健康保険証とは別にEU健康保険証(みたいなもの)を申請することができます。就労ビザ所有の外国人やスペイン人配偶者を持つ外国人も同等の権利あり。

EU諸国を旅行したり6ヶ月を超えない短期滞在をする場合、このEU健康保険証で滞在国の病院へ行けます(国公立病院のみ)。

EU諸国とはいえ、医療費については国によって違います。相棒F氏はベルギーで診察時に100%支払い、その後の手続きで健康保険負担分以外が返金されたそうです。

スペインは診察、検査、入院、手術などは無料ですが、薬代は基本40%負担です(慢性の病気は10%、年金受給者はごく僅か、難病は無料)。

今回、イタリアでは診察も処方された大量の薬も全て無料でした(処方箋外の念のため的な薬は実費払い)。

b0146907_035139.jpg

無料、無料と書くとやっぱりヨーロッパは医療保障が充実しているねー、と思われがちですが、スペインはもちろん国公立病院に限ります。

専門科の診察や手術に数カ月、下手したら1年待ちのケースも。検査結果も最低1週間はかかります。それに、納める保険料も平均年収から見ると日本より高いかな。

私立病院で公的保険は使えず100%実費になるので、私立病院を使いたい人は民間の保険に加入しています。

日本はMRIだって血液検査だって当日わかるし、保険証一つで国公立、私立好きな病院に行けるもんねー。

b0146907_073679.jpg

程度の違いはあれ、日本もスペイン(今回はイタリア)も国が国民の健康を守っている。こういう国に生まれただけで感謝、というか人の健康すなわち命は経済よりお金より大切なはずなんだけどなぁ。

お金がなければ病院に行かれない国もある。お金があっても民間保険会社に邪魔されちゃう、ありえない国。マイケル・ムーア監督の『SiCKOシッコ』をふと思い出しちゃったよ。

b0146907_4574082.jpg

[PR]
# by dias-madriz | 2014-07-15 00:12 | Viaje | Trackback | Comments(0)

Adiós SARA, bienvenida NORA

やっとマドリッドに戻ってきた我が猫NORA。お帰り~♪ってもう3週間は経ってるけどね。
b0146907_1514435.jpg


本当はSARAさんを6月にはカセレスの相棒F氏ママ宅へお届け&NORA引取りの筈だったのに、結局8月まで実行できず…。


というのもSARAさんは結構勝気な猫だったのよ(涙)…。Protección Felinaから引き取った当初から猫パンチ&甘噛み炸裂の日々。


猫バカな私は「おーSARAさん、ミッキー・ロークより上等だね。」なんて言いながら一緒にふざけあって結構楽しんでいた。


ミッキー・ロークの猫パンチを知っている人は同世代。ふふふ。



がっ、SARAさんは相棒F氏ママさんにお届けする猫なのだ。こんなに凶暴じゃぁママさんびっくりしちゃうよ。


ママさんが猫好きになった原因はNORAの一時預かり。NORAはSARAさんと違って、おっとりのんびり哀愁漂いまくり…


さっそくSARAさんの躾開始。人間の手は噛んじゃダメ、パンチもNoって、SARAさんもだんだん分かってきた。いい子だね~♪


そろそろカセレスへ出発してもいい頃だね。その前にシャワーでも浴びてみる?ってすっかり優しくなったSARAさんに勧めてみたのが間違いだった。


SARAさんお湯が相当怖かったんだね。私の手首を思いっきりガブリ(しかも2回…)。


すっごい痛かったけど、まずはずぶ濡れのSARAさんを乾かして落ち着かせる。ごめんね、SARAさん。私が悪かった。きっとお風呂に入るの初めてだったんだね。そりゃあ、怖かったよね。


SARAさんもすっかり落ち着き、いつも通りの優しい猫に戻ってきた頃、私の腕がブワァーって腫れてきた。いっ痛い、かなり痛い…。


病院の救急窓口へ駆け込み、血液検査、強い抗生物質の点滴、破傷風の予防接種とけっこう大事になってしまった…。


その後1日3回の抗生物質を2週間飲み続け、よーやく傷も腫れも痛みも引いた。2週間も腕が動かなくて、かなりびっくりした私。猫に噛まれるって(程度にもよるけど)ナメたらいかんのね。


そんなこんなでSARAさんは結局2ヶ月近く我が家に滞在しました。



NORAと私の感動再会inカセレス。
b0146907_204923.jpg
「だ、誰っ…?」

そりゃー6ヶ月も会っていなかったんだもんね。思いっきり忘れられていました(号泣)…。


ちなみに、NORAったらちょっと太りました。典型的なスペイン人おばあちゃんに甘やかされた孫よろしく…(食が細いのに無理やり食べさせられたと見た)。



NORAとSARAさんの相性はあまりよろしくないみたい。たまにシャーシャーやりあっていましたが、基本的にお互い無関心。手前がSARAさん、奥がNORA。
b0146907_2151656.jpg




無理やりママさん宅で同じベッドに並べてみても微妙な距離感。手前がSARAさん、奥がNORA。
b0146907_2311.jpg
こうやって並べてみるとSARAさん、こんがりしているね。毛並みも模様もSARAさんの方が素敵ね(ごめん、NORA)♪



こちらは右がSARAさん。ママさんのベッドで。ザ・スペイン人セニョーラの寝室って感じ。キリストや聖母の像がありまする。キリストさんの手前は相棒F氏のご幼少時代の写真。これまたお約束。
b0146907_2122480.jpg




F氏ママはSARAさんに大満足。SARAさんもママさんに甘えまくりみたいで(もちろん噛み付つくなんてことはなく)二人仲良く暮らしているそうな。良かった良かった。


我が家で相棒F氏と遊んでいた頃のSARAさん。
b0146907_25447.jpg
SARAさん元気かな~?
[PR]
# by dias-madriz | 2012-08-27 02:19 | NORA | Trackback | Comments(2)

lo que faltaba

アパート全体の修復工事が延期になった...(号泣)。もうさあー、とっとと仕事しようよスペイン人!


我が家のリフォームはいつ発注できるんだろうか。きっと100年後だな。


台所の廃墟具合が特に酷い。壁は変な黄色だし、天井はボロボロ。精神衛生上たいへんよろしくないのだ。


ペンキ塗りやっちゃおうかな♪


業者に頼めば楽だけど、どーせアパート修繕や我が家のリフォームが始まったらぜーんぶ剥がされちゃうからさ。


もったいない、もったいない。節約しましょ♪

って調子に乗ってペンキ塗りスタートしたら、ハシゴ使ってもここから先が届かない...。
b0146907_3355083.jpg

一番長いハシゴ買ったとしても天井は無理そうだなぁ。はぁぁぁ...。


新品の冷蔵庫が廃墟にポツン...。シュールな日常。
[PR]
# by dias-madriz | 2012-07-05 02:42 | Vida | Trackback | Comments(0)

Protección Felina

すっかり我が家に慣れてきたSARAさん。
b0146907_9101381.jpg



初日は瞳孔全開で真っ赤になりながらオドオドご飯食べていたのにね。
b0146907_9104775.jpg



最近はすっかりリラックスモードで、バルコニー散策などなど。
b0146907_911211.jpg

ちなみにこの写真↑我が家の廃墟具合がはっきり分かってしまうね…(汗)。


SARAさんはこちらの里親探しボランティア団体を通じて我が家ににやって来ました。

Protección Felina

ちなみにマドリッドにはProtección Felina以外にも幾つかボランティア団体があります。


気になる猫がいれば、Protección Felinaのサイトからメールを出すと連絡が来ます。そして猫に会う前に、Protección Felinaの責任者との面接。私達が里親として適しているか判断されます。


と言っても、日本の里親探しよりもハードルはかなり低いと思う。日本の場合、単身者や高齢者、同棲カップルなどなど、状況によっては里親として受け入れてもらえない(又は条件付き)場合もあるらしい。


まあ日本には、里親とは名ばかりの悪人が猫や犬を引き取りその後虐待…なんてケースがチラホラあったから、ボランティア団体が慎重になるのも理解出来るけど、もし私達が日本で猫の里親になりたくても却下されるんだろうか。だって、日本では私達は単なる同棲カップル、そしてF氏はガイコクジン…。


話は戻り、SARAさんは一人暮らし高齢者である相棒F氏ママのために引き取った猫。


最初は責任者の人はF氏ママさんの年齢を考慮してSARAさんより高齢の猫をお勧めしていたけど、後継者(?)となり得る私達との面接で安心したみたい。つまり、私達は里親として適切な人物ということね〜。


特に、私が日本人であったことがポイント高かったと言うか、物凄く喜ばれた。話を聞いてみたところ、Protección Felinaの責任者は日本の猫事情にとても詳しいのね。

日本のボランティア団体が行っている活動(里親探し、地域猫保護など)を高く評価していて、是非日本に行ってみたいわぁぁぁぁ、と言う。


日本ってやっぱりすごいなと思う瞬間。


さてさて、責任者との面接も無事終了し、数日後にSARAさんに会いに、とあるお宅へ行きました。Protección Felinaの活動に参加しているスペイン人の大学生。SARAさん以外に4匹の猫、2匹の犬がいました。SARAさんとのフィーリングもバッチリだった私達。


Protección Felinaはワクチン接種と不妊手術を行ってから猫を引き渡します。里親希望者はその代金として100ユーロ+心付のお支払い。


んんん?お支払い?


って思うかもしれないけど、個人で猫の不妊手術を行う場合、スペインの相場は200〜400ユーロ、ワクチン接種、害虫駆除などで更に数十ユーロかかります。


そう考えると、Protección Felinaは100ユーロを受け取るだけで初回ワクチン、害虫駆除、不妊手術を全て請け負っているのね。


変な言い方だけど、個人で猫を拾ったり購入するよりも、獣医にかかる初期費用が低いです。


個人的な意見としては、「無料で猫を引き渡すけど、不妊手術やワクチンは里親さんよろしくね」というより信頼感があるかな。ボランティア団体としてレスキューした全ての猫の健康管理をしっかりしていると思います。


ちなみにプラスαの心付はお金じゃなくてもOK。キャットフードでもいいし、キャリーバッグでもゲージでも、猫に必要なものなら大歓迎だそうです。


面倒くさがり屋の私達は100ユーロと一緒にスズメの涙程度をお振込。


今じゃあすっかりうちの子SARAさん。既に1ヶ月になろうとしているのになぜまだマドリッドにいる???


そりゃあスペインですからね。予定通りに物事が進まんのよ。長くなるので続きはまたいつか。
b0146907_9114888.jpg

[PR]
# by dias-madriz | 2012-06-20 10:20 | SARA | Trackback | Comments(2)

No soy NORA sino SARA

前回の投稿から1週間。

未だにガス無し生活(号泣)…。

洗濯機が届いて、イザ設置!となったら、洗濯機用の水道が無かった(嗚咽)…。

前の住人は洗濯板使っていたのかしらん。


新居について語りだしたら1冊くらい本が書けそうで、しかも99%はスペインの愚痴になりそうなので、久しぶりの猫ブログ♪


4ヶ月も日本にいたから、NORAが恋しくて恋しくて、ずーっと会えるのを楽しみにしていた。相棒F氏ママ宅で楽しく生活しているのは知っているけど、そろそろマドリッドに戻ってこよう!



久しぶり!NORA!
b0146907_961069.jpg


んんん???


NORAったら、ちょっと会わないうちに美人になったよーな気がする?


体の模様もなんだかちょっと変わった?元美容師のF氏ママがカラーリングしてくれたのかな?



実はこの猫はNORAじゃなくてSARAと言います。



改めまして、SARAです!今日うちに来たばかりだから、まだ緊張しています。
b0146907_965397.jpg



実は、SARAは相棒F氏ママのためにもらってきた猫。


私達が日本にいる間、NORAと一緒に生活していたF氏ママ。すっかり猫好きになってしまい、自分でも猫を飼いたいと言い始めた。


F氏ママは79歳で一人暮らし。お年の割には健康優良でとても元気。一人暮し歴も長いし、自由気ままに暮らしていたけど、NORAのおかげで猫の可愛さに目覚めたらしい。


一人暮らしって、ふとした瞬間に寂しくなったりするし、そんな時に動物がそばにいてくれたら心がほんわかするよね。私の父もGUGUのおかげでずいぶん気が紛れているみたいだし。


でも、可愛いから、癒されたいからってだけじゃあ、猫を飼うのはちょっと難しい…。


F氏ママは猫飼い歴2ヶ月(NORAね)といっても、病院に連れて行ったり、爪を切ったり、こまごました世話は出来ない(ブラッシングは上手。さすが元美容師)。


でも、我が相棒曰く、最近のF氏ママは電話でもイキイキしているしNORAの話ばかりしている。猫と一緒で生活にハリが出ているみたい、云々…。


こうなったら、F氏ママをサポートしましょう!何かあったら獣医さんに往診してもらえばいいし、私達がF氏ママが住むカセレスまでヘルプに行ってもOK。


早速、猫や犬の里親探しのボランティア団体のHPを色々見ていたら、SARAがいた。公園でレスキューされた猫(というよりSARA自ら歩み寄って来たらしい)で、11ヶ月くらい。温和で人懐っこい。見た目がNORAとそっくりなのは勿論だけど、レスキューされた経緯もそっくり。


運命といっちゃあ大げさだけど、何か感じるものがあった。早速ボランティア団体に連絡を取って、面接をして、書類を記入して、本日無事にSARA受け渡しと相成りました。


さてさて、SARAさん。今日から2週間ばかり私たちとマドリッドで生活して、落ち着いたらカセレスへ出発です。F氏ママがSARAに慣れるまで私達はカセレスに滞在して、その後NORAと一緒にマドリッドに戻ります。


NORAもSARAも移動ばかりさせてごめんよ…。


はぁぁぁ、それにしてもSARA可愛いなぁぁぁ♪。


あっ、勿論NORAのことは忘れていませんよ。やっぱりNORAは一番の我が猫です。SARAみたいに整った美人じゃないけど、それがまた良かったりしてね。前のアパートにて。必死になって遊びすぎて、気がついたらぐるぐる巻きになってしまい、またしても「哀」NORA。自業自得です。
b0146907_98371.jpg



ボランティア団体についてはまた別の機会に投稿しまーす。
[PR]
# by dias-madriz | 2012-05-23 09:31 | SARA | Trackback | Comments(0)

¿Nueva casa?

マドリッドに戻って、新居で生活スタートです♪♪♪


なーんて無理やり気分を高めているけど、ホントは地獄のような日々…。


日本からスーツケース4個と手荷物4個を抱えて、引越しダンボール箱が溢れ返っている新居(廃墟)に到着したのは2週間前。


ガスもお湯もキッチンも家具も家電も電話もインターネットも無い…。無い、無い、無い…。そりゃぁ、何にも無いよね。もともとリフォーム必須の物件に無理やり引っ越したんだから…。



住める状態の家じゃないんだよね(怒)!



あるのは水道と電圧の低い電気とスーツケースと引越しダンボール箱の山、山、山…。


マドリッドに戻ってくる前から分かっていたことだし覚悟はしていたけど、日本であまりにも快適な4ヶ月を過ごした身としては、自宅でホームレス状態は辛いのよ…。


毎日ダンボールをひっくり返して洋服を探す生活。手っ取り早くIKEAで洋服ダンスを購入し、少しはまともな生活になりつつある今日この頃。


今週になってよーやく電話とインターネットはも開通。もうすぐ冷蔵庫も洗濯機もやって来る。ガスコンロも注文したから自炊も出来るようになる。


んんん???


でも肝心のガスはいつ開通するんだっけ???


工事予定日はすっかり過ぎていますが…。


はぁぁぁ、そろそろ修行僧よろしくの水浴び生活も限界なんだよなぁぁ…。



もはやスペインと日本を比べるなんて大それたことはしないけど、それでも今回の新居購入&引越しに関する諸々の手続きでは改めてスペインという国に呆れまくり。



それでも少しずつ廃墟から住宅に変わりつつある我が家。なぜ廃墟、廃墟と連呼するかと言うと、実際廃墟に近い状態の物件を買ったんです。


自分達の住居スペースのリフォームは勿論だけど、100年以上も昔の建物だからそれ自体を修復する必要があるのだ。


日本にいる間に自分達のリフォームを終わらせて、数年後に建物の外観や共有部分などの修復が始まる予定だった。By 建築家のお墨付きの意見♪


がっ!!!建物の修復が予想以上に厄介だということが判明し、住居部分のリフォームは先に出来ないよん、と相成った。おいおい!


実際のところは、「リフォーム出来るから、君達は安心して日本に行っていらっしゃい♪」という建築家をどーしても信用できなかった私達。


私と一緒に日本に行くのを断念した相棒F氏。色々調べはじめ、建築家にしつこくしつこく問い詰めたところ、なんと、建物修復の重要な部分を見落としていたという!


建築家の意見を鵜呑みにして、先に自分達のリフォームをしていたら…、と考えると背筋が凍りますよ。建物の修復が始まったら、せっかくリフォームした私達の天井も壁も床もぜーんぶ剥がされちゃうからね。



おい!インチキ建築家!訴えてやる!



などと息巻いても時間の無駄。冗談抜きで、スペインにはこーいういい加減な輩は山ほどいる。


スペイン人は家族や友人として個人レベルで付き合う分には問題ないけど、仕事や取引、契約、諸手続きとなると要注意。


どんなにその道のプロと言われようとも、その案件の担当者だと言われようとも、個人的にその人を知らない限り、私は絶対に信用しない。セカンドオピニオン以上は必須。


いい加減な情報を与えて、後でそれが間違っていたと判明しても、悪びれずに言い訳を正論としてまくし立てるか、言った言わないの水掛け論に陥るかが関の山だからね。



もともとリフォーム&建物修復を承知の上で購入した物件。今すぐリフォームして快適な生活は出来なくなったけど、こうなったら廃墟は廃墟なりに楽しむことにしよう。


デカダンスな雰囲気と割り切って、無理やり前向き生活スタートです。
b0146907_1212527.jpg

[PR]
# by dias-madriz | 2012-05-17 13:14 | Vida | Trackback | Comments(0)

Es que estamos en Japón

やっと日本にやって来た相棒F氏。

到着早々、ロストバゲージで落ち込んでいるかと思いきや、相変わらず日本に感動しまくっている。


「もうさ、何度も謝られちゃって、こっちが恐縮しちゃったよ。」


そりゃそーだ。悪いのはスイスインターナショナルエアラインズであって、成田空港の人じゃない。


最後まで一人でポツンと荷物を待っていたF氏に2、3人の職員が入れ替わり立ち替わりやって来て「アイムソーリー」を連呼したという。


さてさて、外出第一弾は近所のお散歩。まだ時差ボケあるからねえ。

桜の季節は初めてのF氏。またまた感動しまくり。

なかなか雰囲気のいいお寺発見。
b0146907_2514710.jpg


b0146907_2514917.jpg


b0146907_2515148.jpg



お散歩帰りにUNIQLOでパンツ2本お買い上げ。


「madriz、裾上げって何日くらいかかるか聞いてくれる?」


えっ?もしかして日単位で考えちゃってる?


店員さん:「只今、40分ほどお時間いただいております。申し訳ございません。」


えっ?そんなにびっくりするな、我が相棒。


だってアタシたち日本にいるのよん??
[PR]
# by dias-madriz | 2012-04-13 01:09 | Vida | Trackback | Comments(0)

Nuevo iPad

新しいiPad

b0146907_2333164.jpg

文字通り私たちにとっては新しいiPad。


スペインで買ったiPad2は相棒F氏がバスの中に置き忘れて、たった2週間でお別れしたのよね…。


たった一人でスペインに残って不良物件と格闘している相棒F氏へのちょっとしたご褒美♪ たまには優しくしないとねー。単発仕事のお給金が消えたけどさ…。


昨日、悪戦苦闘して保護フィルムを貼ってみたら、なんと3つも傷がついている不良品フィルムだった。


早速、ヨドバシカメラに文句を言いに行ったら、ものすごい低姿勢でお詫びされ速攻新品に交換してくれました。


さすがヨドバシカメラ。


調子に乗って「保護フィルム貼ってくれませんか?」とお願いしたら、丁重にお断りされた。


iPadに保護フィルム貼るのって難しいのよね。すぐホコリとか気泡とか入っちゃうし。


AFP Crystal FILM set for iPad2(新しいiPadにも対応)は私でも結構きれいに貼れました。もう一枚買ってスペインに持って帰ろっと。


でも、あれですね。日本にいると購買力が刺激されるというか、ついつい買い物しちゃいますね。


スペインで使っていたiPad2には保護フィルムもケースもつけなかったのに、今回は色々物色している私。だってスペインにはこんなにたくさんの種類が売っていないんだもん。無いものは買えないよねぇ。


その点、日本には何でもあるから、買う気があってもなくても頭の中は既に「どれにしよーかなー」と選択モード。


無駄使いしないようにしなきゃね。


余談ですが、ヨドバシカメラ贔屓の私たち。店員さんの対応がいいのはもちろんだけど、皆さん知識がとても豊富というか、この仕事好きです!って人が多いと思われる。


相棒F氏のマニアックな質問にも丁寧に答えてくれるし、店員さんもその手の話が嫌いじゃない。


去年訪れた某所ヨドバシカメラのヘッドホンコーナーの店員さんは相棒F氏に勝るとも劣らない音響オタクだった。

もう君たち友達ですか?ってくらい盛り上がっていたけど、横で必死に通訳している私の身にもなっておくれ!

ついでに言うと、その時買ったヘッドホンは iPad2と一緒にバスに置き忘れて失くしちゃったわねぇ・・・(遠い目)。


相棒F氏にとってヨドバシカメラや秋葉原の専門店はもうワンダーランド状態。


アンプやDAC(全然分かりません、私…)を改造して音質を高めようと、リュックサック背負って秋葉原の部品屋さんへ出かけるF氏の後姿はもう立派なオタク。


欲しい部品をゲットして満足気に帰宅したF氏。私の父に秋葉原訪問の報告。


「アキハバラには西洋風の服を着た女性がたくさんいてびっくりしました(通訳:私)。」


あー、それはメイドさんやゴスロリ系の人たちだね。たぶん外国人にとっての最近の秋葉原はそっちの方で有名だと思われますが…。


もうすぐ日本へやってくる相棒F氏。新しいiPadを失くした暁にはNORAと一緒に実家に帰らせていただきます。
[PR]
# by dias-madriz | 2012-03-30 00:56 | Vida | Trackback | Comments(0)

¡Es un chollo!

ちょっとしたミッションで麻布十番。たぶん、こんなにじっくり十番散策をしたのは25年ぶりくらい。


わさび狸食べながらこれ書いています。美味しい~♪
もう一袋買うべきだった。
b0146907_2291695.jpg
b0146907_2292896.jpg
b0146907_2294271.jpg

ミッションそっちのけで食べまくり、しゃべりまくり:)


次のミッションも楽しみだなぁ。
[PR]
# by dias-madriz | 2012-03-28 22:22 | Vida | Trackback | Comments(0)

¡Qué casualidad!

相棒F氏が送ってきた最近のNORA
b0146907_29042.jpg
まー、しばらく会わないうちにすっかりブサイクになっちゃって。



さてさて、先週やっていたオフィスワークもまだ少し残っているけど、今週から新しい単発お仕事の始まり~♪


調子に乗って単発仕事の掛け持ちしたら、なんと12日間連続勤務…。おばちゃん体に鞭打って働いております。


頑張れアタシ!あと1週間の我慢だ。4月からは相棒F氏と日本を満喫するぞ。



新しい単発仕事ではなんと10年以上も前に働いていた会社の同僚に遭遇。なんたる偶然!彼女のお蔭で今回の仕事がとーっても楽しい♪



スペインに行く前、日本で8年くらい合計4社で働いた(転職しすぎ?根性なし?)。どの職場でも幸いなことに人間関係には恵まれ、どの職場の人とも今でも連絡を取っている。



でもやっぱりこちらを通じて出会った同僚たちとの思い出はいつまで消えることはない。今回偶然に再会した彼女とも、その思い出話が尽きない今日この頃。



今年は懐かしい人に遭遇する機会が多い。



Facebookでは予備校時代の友人を発見。こちらは20年(ホントはそれ以上)ぶりね。今はアントワープに住んでいるらしい。


相棒F氏のブリュッセル時代を思い出し、久しぶりにベルギーに行きたくなった。



再会っていいですねー。離れていた時間の中でお互い色々な人生を歩んできたけど、一瞬にして昔に戻れる。



そして今回の日本滞在のメインイベントが間もなくやってくる。


大好きな友人の一人が1週間だけ日本に帰って来る。もーいーくつ寝るとーーーーー♪と楽しみにしているわよん。



今年のテーマは再会でいきます♪
[PR]
# by dias-madriz | 2012-03-14 02:12 | Vida | Trackback | Comments(0)

Estoy practicando...

ホントはNORAを撮りたいんだけどなぁ。。。



b0146907_2154899.jpg




b0146907_21542886.jpg




b0146907_21543873.jpg




b0146907_21544951.jpg




b0146907_21545856.jpg




トイデジまだまだ練習中…。
[PR]
# by dias-madriz | 2012-03-12 22:01 | Vida | Trackback | Comments(0)

SQ30mL

相変わらず相棒F氏はマドリッドに残って、不良購入物件の処理に追われる日々…。


家(と言ってもNORAの額くらいの小さなアパートメント)を買ってから3カ月が経とうとしている今日この頃。


結局なーんにも状況は変わらず、買った当時と変わらないボロ家。いつになったら住めるのだろうか…。


結局、F氏は4/10に来日予定。その分、私の日本滞在も伸びるのでトータル4か月の日本生活になりそうです。


こんなに長い日本滞在は初めて。でも久しぶりの日本満喫♪なーんて言うには実は長すぎるのね。



滞在が生活に変わりつつ、要は暇すぎるので、派遣会社に登録して色んな単発のお仕事を始めました。日本社会で8年以上もブランクのあるワタクシが仕事を頂けるなんて、それだけで有難いことですわ。



今やっているのはトータル10日間くらいのオフィスワーク。雰囲気も良く、卒業を控えた大学生や主婦など一緒に働いている人も様々。派遣会社の担当者や派遣先企業からおやつの差し入れもたくさん。



前回派遣されたところは若者オンリーのハイテクなベンチャー企業だったので、おばちゃんアタフタしていましたが、今回は精神的にリラックス。みんなで和気あいあい、おやつも美味しいし♪


久しぶりの日本でのお給料記念(まだ貰っていないけど)にトイデジ買いました。


私が買ったのはこちら。こーいう買い物はやっぱり日本だなぁ。


今日のランチで試し撮り。もっと面白いモノを撮らなければ…(汗)。

b0146907_0233567.jpg

b0146907_0231585.jpg

b0146907_0235210.jpg


これでボロ家を撮れば少しは気分も晴れるかしらん。
[PR]
# by dias-madriz | 2012-03-09 00:31 | Vida | Trackback | Comments(0)

¡Vaya qué frío!

日本に一時帰国してから既に1か月が過ぎ…。日本は寒いですねぇぇぇ…。

マドリッドも冬は寒いし、0度以下になることもあるけど、日本の方が寒い気がするのは実家が古い一軒家だからかしらん。


ちなみに一緒に帰国予定だった相棒F氏はなぜかマドリッドに残ったまま。と言うことはNORAをF氏ママ宅に3か月預ける案は保留となり、マドリッドでオジさん&猫1匹仲良く暮らしているとのこと。NORAのためには結果オーライかな。


F氏 Skype通信によると、我がNORAはものすごく元気で、ものすごく甘えん坊で、夜はF氏の布団に潜り込み一緒に寝ているそうな。

あぁぁぁぁ、絶対私のことなんか忘れちゃったんだろうな…(あっ、NORAのことね。F氏に忘れられても大したショックは無い)。Skype越しに映るNORAはもうF氏にスリスリ…。うーん、悔しいなあ。


裏切り者のNORAはこの際ほっといて、実家猫のGUGU(命名者:父)初登場。
b0146907_1434898.jpg

GUGUは私がスペインに旅立つ前日に父が横浜の動物病院からもらってきた猫だから、個人的な思い入れはゼロ。

しかも愛しの我がNORAの1.5倍はありそうな図体とデビルマン並みの天然アイライン顔で低音聞かせてニャーニャーうるさいことと言ったら。


この8年間で一時帰国する時だけの顔合わせだから、常に「初めまして」状態の私たち。GUGUだって私のことを「誰?何の用?」って思っているはず。


30年前から現在に至るまで、実家には常に猫がいる。多い時は4匹くらい同時に暮らしていたけれど、実際世話をしていたのは亡き母親。私としては猫を飼っている感覚はあまりなかった。「あっ、また猫増えたのね。」みたいな。


ちなみに過去には、犬2匹、文鳥2羽、猫4匹という時期もあった。意外と動物一家なのねぇと改めて実感。


去年、黒猫MIMIが亡くなり、我が家で初めての一猫っ子になったGUGU。父と一緒に仲良く暮らしているようで、何より何より。


ここ数年は相棒F氏も一緒に日本に来るけど、GUGUったら私にはツレナイくせに相棒F氏にはスリスリして甘えまくり。


どいつもこいつもF氏にばっかり懐きやがってどういうことだ?F氏は決して猫好き人間じゃないのになぁ。


でも、NORAの甘えん坊ぶりにF氏も少しデレデレしている様子。実際、NORAと遊ぶのはF氏担当。闘牛よろしく、紐やら洗濯物やらヒラヒラさせていつもNORAに立ち向かっているF氏…。まあ、仲がよろしくて何より何より。


最近猫ブログと化していますが、スペインで家を買うというテーマなど…。


12月にマドリッドで格安物件を見つけ、リフォーム計画&実行、日本に3か月滞在し、4月から新居で新生活スタート!ってはずだったのに、そりゃあスペインだもの、そー簡単には行かないのねん。


いい加減な業者、才能ゼロな高飛車建築家、リフォーム許可申請をのんびり処理するスペインお役所、問題ありな階下の住人…、まー書いたらキリがないこと。というわけでF氏の来日実現ならず…。


4月からの新生活は暗礁に乗り上げそうだけど、キーキー腹を立てても仕方がない。スペイン仕事だからねえ…。


F氏曰く、よーやくメドがつきそうで3月に日本に来れるかも…、って無理しなくていいのよん♪私一人の方が日本満喫できるしね♪

NORAの近況だけ教えてくれればよろしくてよ。



今回の教訓:スペインで家を買うな。



まーF氏さん、買っちゃったもんは仕方がない。いつかは解決するさ、ケ・セラ・セラァァァ♪

いっそのこと、日本に住みませんかね?F氏さん。ワタクシ大歓迎ですよん
[PR]
# by dias-madriz | 2012-02-10 01:54 | Vida | Trackback | Comments(0)

operación para nada

もうすぐ12月ですねぇ…。そして1ヵ月後には恒例の一時帰国♪
日本の皆様、お暇な時にお相手してください。


さてさて、最近の 野良 NORAですが、3週間ほど前に不妊手術をしました。


手術中と思われる時間にDr.から電話が入った。どーしたNORA?もしかして死んじゃった?
 ↑
スペインの動物医療をまったく信用していないワタクシ。勿論NORAのDr.は信用できます。




「お腹開いたんだけど、子宮も卵巣も見つからないんだよねぇ…。」


あぁぁぁぁぁ、やっぱり…。

何となく胸騒ぎというか思うところはあった。


やっぱりNORAはオス猫だったんだよ!!!
NORAは歴とした女の子です。



7月にNORAを拾ってからの4ヶ月間、発情期の気配があまり感じられなかった。でも「メス猫だし、推定年齢1歳になるし、そろそろ手術するよー」と過去の猫飼い経験から勝手に判断してしまった。


NORAが元野良猫なのか元飼い猫なのか知る術は無いけど、少なくとも耳カットをしている地域猫ではない(調べてみたらマドリッド郊外には「地域猫」を管理している地域があるみたいだけど、うちの近所では皆無)。


レスキュー当時のNORAの推定月齢10ヶ月。元飼い猫と想定した場合、既に手術済みの可能性だってある。初めてクリニックに行った時に、手術の痕跡があるかどうかDr.に探してもらった。お腹の毛を掻き分けた結果、傷跡はなかった。


手術の痕跡はきれいに消える場合もあるんだから、お腹を切る前にDr.にエコー検査を強調するべきだった…。飼い主として失格…。



「お腹の内部にもはっきりした痕跡もないし、もしかしたらNORAの体の問題かもしれない。今回の件以外では健康優良児だし、本当にNorita(Dr.はいつもNORAをこう呼ぶ)は礼儀正しい良い猫だよー。」とお褒めのお言葉。


そりゃあ我が家はワイドショーを大音量で見ながら家族全員が大声で話している(音量下げれば大声出す必要も無いと思うけど…)ようなスペイン人家庭じゃございませんのよぉぉぉ、なんて浮かれている場合じゃない。


自宅に戻ってきたNORAは麻酔明けでフラフラになりながらも必死に隠れ場所を探していた。意味も無くお腹を切られて、先週は傷口が腫れて化膿してしまい嘔吐を繰り返し、毎日通院、注射の日々。
b0146907_3124194.jpg


猫飼いとして何やってんだか…。本当にごめんねNORA。


今回の教訓:過去の経験を過信するな


この週末は傷口も綺麗になってきたし、食欲も戻ってきたNORA。
b0146907_3212170.jpg
NORAもスプーンでご飯食べるの?


相棒F氏に甘えっぱなしのNORA。そりゃそーだ。
b0146907_3115712.jpg



私たちは年末から日本だし、その間新居のリフォームもあるので(来年引っ越しま~す!日本じゃなくて結局マドリッド)、1月~3月まではカセレスのF氏ママ宅で暮らすことになるNORA。既に夏休みに1週間ほど滞在しているので少し安心。元気でお留守番していてねん。


私たちと暮らし始めてからバタバタしっぱなしでホント申し訳ない。4月以降は新しい家でまた仲良く暮らしましょう。以前みたいに安心してゆっくり寝られるようにねー。
b0146907_3134658.jpg

[PR]
# by dias-madriz | 2011-11-28 03:17 | NORA | Trackback | Comments(0)

un poco triste......

NORA死んだ魚のように 無表情というか、あまり感情を顔に出さないというか、おとなしいというか…。



鳴く時は(ちなみに1日1回鳴くか皆無)「みゃぁ...みゃ…みゃ…」と蚊の音量程度だし、3つ目の「みゃ」なんて滅多に聞かない(小さすぎて聞こえないだけかも)。



声帯に問題があるのかなぁ。次回クリニックに行ったときにDr.に相談してみようかしら。 私たちとしては静かな生活なので大歓迎ではありますが…。



NORAを喜怒哀楽で例えるならば、もう「哀」そのもの。



命名当時の写真なんて哀愁漂いまくり。血液検査で左前足の一部の毛は剃られちゃっているし、注射の緊張からか毛並みも悪くボロボロなNORA…。




こちら↓私のお気に入りの写真。
b0146907_9251096.jpg
やっぱり無表情。本棚の上にある剥製というか置物というか…。





あっ、泣きそうな顔してる。↓どーした?NORA…。
b0146907_925329.jpg
「そろそろ降りたいんだけど、どーやって降りたらいいものか…。」



すみません、私が無理やり上げてみました。
[PR]
# by dias-madriz | 2011-09-25 23:06 | NORA | Trackback | Comments(2)

Mad Café

やっと美味しいハンバーガー屋を見つけた。


Mad Café


マドリッドにも本格的なハンバーガー屋が何件かあるけど、今のところ、ここが私たちの一番のお気に入り。飲み物にはルート・ビアやドクター・ペッパーもあったりして、スペインらしくないぞ。


灯台下暗しとはよく言ったもので、Mad Caféはうちのご近所さん。最寄の地下鉄はLa Latina駅ですが、Plaza MayorやPuerta del Solからも歩ける距離。


La Latina地区にはたーくさんのバルやレストランがあるんだけど、最近リニューアルしたり、ニューオープンしたり、新しいお店がチラホラ。


Calle Cava Baja(Calleは英語で言うStreet)がLa Latinaのメインストリート。レストランやバルで賑わっています。この通りと平行になっているのがCalle Cava Altaで、ここにMad Caféがあります。


7月に初めて行って以来すっかりお気に入り。お店の人も「ビールとガス水だったよね?」と私たちを覚えてくれている。オープンしてから1年くらいとのこと。


バッファローチキンやサラダなども美味しいけど、やっぱりハンバーガーでしょ。


私が頼んだチリバーガ(チリコンカルネがたっぷり。辛くないのが残念。やっぱりスペインだから?)。
b0146907_10212954.jpg


相棒F氏は今月のお勧めバーガー(ベーコン&山羊チーズ)。横にあるのはMad Sauce(胡瓜ピクルスのマヨネーズ和え。どんなハンバーガーでも無料で頼めます)。
b0146907_10222936.jpg


ちなみにスペインの一般的な肉の焼き加減はざっとこんな感じ。

poco hecho(ぽこえちょ):レア
al punto(あるぷんと):ミディアム
muy hecho(むいえちょ):ウェルダン


肉を食べる時はたいていal puntoで注文する私たち。でも個人的にはスペインのal puntoはミディアムレアというか、厚い肉だとかなり生っぽい。

Mad Caféのハンバーガーもal puntoは外はカリカリだけど、中はかなり生々しい。これは好みの問題だねー。次回はもう少し焼いてもらおうかな。って、もう既に行く気満々なの???
[PR]
# by dias-madriz | 2011-09-24 10:28 | Comida | Trackback | Comments(0)

LIDL para NORA

実はホームベーカリー以外にもLIDLで目をつけていたものが…。


子犬・猫用のベッド、爪とぎタワー、猫トンネル、キャットフードなどなどペット用品デー♪


スペイン唯一のデパートEl Corte Inglés やペットショップではドン引きするような色柄のベッドしか売っていなくて、どーしたものかと思っていた矢先だったので、何というグッドタイミング♪


さっそくNORAと一緒に記念撮影。
b0146907_8314010.jpg
コラボレーション精神ゼロ&数週間放置プレーのNORAでしたが、最近よーやく使い始めてくれました。それでもベッドは週1くらい、トンネルは相変わらず放置状態ですが…。

b0146907_8323339.jpg
なんか上から目線じゃありませんか?NORAさん…。

ちなみに相棒F氏は猫トンネルの豹柄に耐えがたいものがあるらしいが、ショッキングピンクとかじゃないんだし、我慢しておくれ。

猫ベッド15ユーロ、爪とぎ・トンネルがそれぞれ9ユーロ。信じられないお値段でした。

数週間前はハンディクリーナもLIDLでゲット。NORAに占領されて毛だらけになっていた人間用のベッドやソファーを取り戻しつつある私たちです。
[PR]
# by dias-madriz | 2011-09-23 08:38 | NORA | Trackback | Comments(0)

Panificadora LIDL

ドイツ系の激安スーパーLIDL


ここの生鮮食品はイマイチだけど、チーズやソーセージなどは値段の割には美味しいものがあったりする。


食品メインのスーパーだけど、月・木・土に登場する特別商品は要チェック。電化製品、衣類、DIY工具、アウトドア、ペット、インテリア、日用雑貨など様々。売り切れ御免で常に店頭販売されてはいない。


値段の割りに品質も良かったりするから、人気商品の売り出し日は開店前に並ぶ人もいるらしいのね。


私がずーっと待っていたLIDLの電化製品、Panificadora(ホームベーカリー)♪スペインには結構ファンも多く、Panificadora LIDLでググると山ほどヒットする。


日本のホームベーカリーに比べると機能はかなりシンプル。今回発売されたのは50ユーロ弱。多機能なんて求めたらバチが当たりますわ。


発売日には開店時間の30分後に到着した私。すでにPanificadoraの在庫は半分くらい。午後に行っていたら売り切れだったに違いない。良かった~♪

この機会を逃したら次回の発売は1年後かそれ以上かもしれないしね。
b0146907_593149.jpg


ちなみに同日に発売されていた一人用のカウチソファみたいなのは10時半の時点で完売していた。やっぱり確実に欲しい物があったら朝一に入店が基本なのかしら。


早速、パンを焼いてみる。人生初のホームベーカリー。付属のレシピブックに忠実に材料を入れたのになぜか失敗。2回目もイマイチ…。

うーん、なぜ???

やっぱり50ユーロ機械の限界なのかしらん。3度目の正直を目指し、少しググってお勉強。


あるスペイン人女性のサイトによると、付属のレシピはドイツ語の直訳なので、粉の種類もスペインとは若干異なるとのこと。

それぞれの粉に含まれている水分量が違うので、レシピの水分量を若干少なめにせよ。なるほどね~。


いざ3回目。
b0146907_5104289.jpg


あら!いいんじゃない!市販の食パンよりも美味しいぞ(と言うかスペインの食パンのレベルがね…、全然オイシクナイ)。


でも日本の食パンのレベルには達しないのよねえ。日本のレシピで作ってみようかしら。でも粉が違うしなあ…。


ちなみにLIDLのホームベーカリーはかなり大きい。日本のレシピだと2斤分くらいの容量かな。うちの狭い台所では置きっ放しに出来ないので、使う度に出したりしまったり実はメンドクサイ。


それに普通のフランスパンが恋しくなってきた今日この頃。生地だけホームベーカリーで作って、焼きはオーブンでって手もあるけど、そこまでパン作りに思い入れもないんだな…。

そろそろお蔵入りしそうなPanificadora…。50ユーロだったからまあいいかと自分に言い聞かせ中。
[PR]
# by dias-madriz | 2011-09-22 05:15 | Comida | Trackback | Comments(0)

SOY UNA GATA

またまたご無沙汰の更新。マドリッドは例年の夏に比べると暑さが穏やかです。日本の猛暑は大丈夫でしょうか。

突然ですが3週間ほど前、うちの近所で野良猫に出会いました。

餌をあげているスペイン人セニョーラもいたりするから野良猫に遭遇する確立は高いんだけど、野良猫だけあって常に警戒心MAX。

私は餌をあげる聖母のようにやさしいおばちゃんではないから、近寄るだけで「ハァァァァ!!!」なんて威嚇されちゃったりするのがオチ…。

でも、なぜかあの時出会った野良ちゃんは自ら進んで寄り添ってきんですね。

たまたハモンセラーノを持っていた相棒F氏(っつーか、夜中の12時になぜハモンを持っている???)。少しちぎって猫に差し出してみると、すごい勢いでがっつき始めた。

あっ、猫好きの方々へ。申し訳ございません…。猫に塩分の高いハムやソーセージなどを与えてはいけないことは重々存しております。日本では常に猫がいる環境で育ちましたから、猫の食生活については多少なりとも心得ております。

でもね…、骨と皮状態でヨロヨロだったので、ついつい見かねてしまって…。

調子に乗った野良ちゃんはさらに愛想を振りまき始め、相棒F氏と私の間を行ったり来たり、なんだかとっても可愛らしい。野良猫にしては人間に慣れ過ぎている感もあり…。

このままハモンをあげ続けるのもいかがなものかと思い、家に帰ってもっとまともな食べ物を調達しようとしたけど、なんだかそれも面倒くさい。

勢いあまってそのままレスキューすることにしました。


Hola! Soy una gata!
b0146907_10181613.jpg
夏目漱石の『吾輩は猫である』のスペイン語訳は『SOY UN GATO』(ひねりも何もない分かりやすい直訳)。うちの猫は女の子なので女性形でGATAですな。

家に着いて、鳥のササミを茹でてあげて、トイレの場所を教え、猫が少し落ち着いたころで魅惑のシャワータイム♪ 

文字通り体当たりで抵抗する猫をどうにか洗い上げ(もうね、お湯が真っ黒だったわよ)そのままおやすみなさい。


数日後に獣医に予約を入れて健康診断(寄生虫駆除、眼球と耳のチェック等)とマイクロチップの有無を確認。あまりにも人間慣れしている猫だから、もしかしたら元飼い猫だったのかなあと思ってね。

ただいまスペインはバカンスシーズン真っ最中。ペットをためらいもなく捨ててバカンスに出かける人は少なくありません。

レスキューした猫にはマイクロチップが埋め込まれていませんでした。クリニックにも近所のペットショップにも該当する捜索願の貼紙がなかったので、そのまま私たちが飼うことに決定。クリニックによると、生後10ヶ月くらいの猫らしい。歯を見て年齢を判断していました。



命名: 野良 NORA
b0146907_10201217.jpg


数日前に再度クリニックを訪問。Leucemia(白血病)を調べるための血液検査。NORAは緊張しすぎて石のように固まってしまい、採血がスムーズにいかず2回も3回もブスブス針を刺されてしまった…。

獣医さん曰く、白血病にかかっている野良猫は少なくないとのこと。幸いにもNORAの結果はNegativo(陰性)。そのままワクチン接種、4種類半分。2週間後にもう半分のワクチン接種が待っています。避妊手術はワクチン接種がすべて終わって少し落ち着いてから行う予定。頑張れNORA!


飼い主とペットのID、ワクチン接種履歴、健康診断履歴などが記載されている健康手帳なるものをクリニックでもらった。
b0146907_10242859.jpg


「パスポートはどうする?」とおっしゃるクリニックのDr.

パスポートまであるのねえ…。こういう時にEU加盟国に住んでいることを実感。NORAをスペイン国外へ連れて行く予定は今のところないのでパスポートは保留。


現在NORAは女王様のごとく、すっかり我が家になじんで大の字になっております。
b0146907_10251096.jpg


でもねぇ、言っとくけどアタシは相棒F氏ほど甘くはないんだよ。猫缶ばかり与えたがるF氏にゴロゴロ言ってもアタシが阻止するわよ。しつけはビシバシ行きますよ。

まあ、これから仲良くやっていきましょう。

¡Bienvenida a nuestra casa NORA!
[PR]
# by dias-madriz | 2011-08-09 10:39 | NORA | Comments(4)

JAPÓN, TERREMOTO Y TSUNAMI 2011

b0146907_237326.jpg

日本赤十字社 CRUZ ROJA JAPONESA: 義援金受付

https://gienkin.jrc.or.jp/

スペイン赤十字社 CRUZ ROJA ESPAÑOLA:Realizar Donativo

https://www.cruzroja.es/pls/portal30/portal.donante.donativo
[PR]
# by dias-madriz | 2011-03-11 14:46 | Vida | Trackback

Tarjeta de felicitación

前回の投稿でたくさんの方からお祝いのメッセージをいただきました。

この場を借りて、皆様に改めてお礼を…。
ありがとうございます。嬉しいです♪♪♪


さてさて、日本からこーーーーんな素敵なカードが届きました。
b0146907_9502865.jpg

なんて美しいのかしらん。。。相棒F氏なんてカードの繊細な作りに唖然としておりますわ。

Tさま、Grazie mille!!!
お心遣いありがとうございました。さすが、いつものごとくセンス良すぎです♪
毎年、雛祭りシーズンに飾らせていただきます。F氏からもMuchas graciasです!


日本は四季折々、風情があるなぁと遠い目…。
でもあと1ヶ月で日本!楽しみ~♪
[PR]
# by dias-madriz | 2011-02-03 09:45 | Vida | Trackback | Comments(0)

Pareja de Hecho

皆様ご無沙汰しております。

今更何を書くんだ?って感じですが…、ちょっとしたご報告です。



2011年1月20日に相棒F氏と私は「正式な事実婚」をしました。




セイシキなジジツコン???



スペインには日本と同様、様々な形式のカップルがいる。同性間カップル、異性間カップル、国際カップル、同国カップル…etc.


そして、法律上のカップルとして正式に登録する場合、「婚姻(Matrimonio)」「事実婚(Pareja de Hecho)」の方法をとる。


日本だと、事実上は同居して婚姻関係にありながらも婚姻届を出していないと、法律上のカップル(夫婦)としては認められない。いわゆる「内縁」関係ですな。


スペインでは内縁カップルが「婚姻」以外の方法で法的に登録して、法律上の夫婦になれるのね。これが「事実婚(Pareja de Hecho)」です。つまり「事実婚届」みたいなものが存在するというわけ。これが日本と違うところ。


あっ、日本風に「内縁」という言葉を使いましたが、俗に言う愛人関係ぢゃあないですよ。お互い独身じゃないと事実婚はできません。事実婚でも婚姻でも「一夫一婦制(monogamia:ものがみあ)」が第一条件です。



「事実婚(Pareja de Hecho)」と「婚姻(Matrimonio)」の違いは何か?


婚姻との最大の違いは、事実婚だと配偶者が死亡した際に遺産相続の権利が発生しないことかなぁ。まあ、資産家じゃない私たちには大した問題じゃないのでどうでもいいのですが…。


それでも遺産相続をしたい(させたい)場合は、お互いが遺言書を作成すれば問題解決。ちなみに遺族年金は事実婚でも支給されます。


いわゆるお金絡み以外では、婚姻との大差はありません。特に子供に対する権利は同等。もちろん養子を迎えることもできます。


同性婚ですら認めちゃうお国、スペインですから、外国人の私がスペイン人相棒F氏と事実婚をするには何の問題もありません。



でもね…。


外国人にとってはスペイン人との事実婚は「愛の証」ではあるけれど、現実問題としては、国際結婚みたいに役に立つものじゃない。事実婚では居住許可証を手に入れることはできないのね。



私は居住労働許可証を持っているので、今の所、スペイン居住に関して問題はないし、「愛の証」としての事実婚に満足しているけれども、もし居住労働許可証が更新できなくなったらスペインから出て行かなければならない…。




愛だけじゃ、国境は越えられないのだよ…。



国際カップルが直面するいわゆるビザ問題。一番簡単な解決方法は国際結婚すること。スペイン人と結婚すれば配偶者として居住許可が与えられ、仕事もできる。


でも、まだ結婚はねえ…とか、結婚っていう制度はねぇ…とか、モロモロの事情がある場合、外国人に残された方法は、必死に仕事を探して居住労働許可証をゲットするか、学生として滞在するしかなかった。



今まではね。そう、過去形ですよん♪♪



2010年11月3日からスペイン人と事実婚をした外国人には、居住許可証が発行されることになりました(もちろん仕事もできます)!スペイン人と結婚している外国人と同等の権利です(拍手)!


詳しく知りたい方は、例えばここらへんで(スペイン語です)。



あっ、でもちゃんとカップルとしての既成事実がないとダメですよ。12ヶ月以上連続した同居事実(マドリッドの場合。その他地方自治体によっては2年以上など様々)や、それを証明する住民登録、証人(二人必要)など、求められることは多いです。


だから、「結婚」より簡単とかいう話ではありません。


今回の事実婚を機に、私のステータスをスペイン人の配偶者(EU人の家族)用の居住許可証(Tarjeta de residencia de familiar de ciudadano de la Unión)に切り替える予定。


居住労働許可証はその名のとおり、仕事のある人が居住できる許可証。失業したら更新不可能になる場合もある。失業率20%のスペインで、常に仕事をキープし続けること(キープし続けなければと常に考えること)はストレスフルなのです。


VIVA!!!外国人に対する事実婚制度の改正!!!


スペインでの婚姻制度(教会婚は論外、市民婚の形式も…)に疑問がある私たちにとって、今回の事実婚に関する法改正はサプライズプレゼントでした♪あらためて感謝。


ちなみに事実婚登録はあくまでもスペイン国内のデキゴトなので、日本では私たちは法律上のカップル(夫婦)じゃありませぬ。相棒F氏は日本ではただの旅行者なのねん。今のところ生活ベースはマドリッドなので問題ありません。将来的に日本に住むことになったら日本式の婚姻で解決かな。でも人生何があるかわかりません。。。


「パートナーと外国に住む」というのは色々な問題が発生しますが、重要なのは「人生を共に歩む」ことなので、その都度、状況に応じて、自分たちが納得できる方法で問題を解決すればいいだけです。


ではでは皆様、今年もよろしくお願いいたします。


PS:3月から4月中旬まで日本へ行きます。しかも今回は私一人!あー、楽だわ♪
[PR]
# by dias-madriz | 2011-01-20 23:53 | Visado | Trackback | Comments(9)

Vamos a Japón

さて、今日から8月。

8月4日に日本へ行くために半年以上も前からチケットを購入していたけれど、4月に母が亡くなったため少し事情が変わった。

相棒F氏も私も「今は一人っ子」。私は15年前に相棒F氏は40年前に、それぞれの兄を亡くしている。

そして現在、相棒F氏と私はマドリッドで二人暮らし、F氏ママはカセレスで一人暮らし、私の父は日本で一人暮らし、という状況。


一人息子&娘の私たちが、一人暮らしの親の老後に直面しつつある。


F氏ママは一人暮らし歴も長いし、近所には親戚がたくさん住んでいる。病気知らずで78歳とは思えないくらい元気。それでも相棒F氏は出来る限り実家へ行くようにしている(私も仕事が無いとき行きます)。


私の父。若干病気持ちではあるが、家事もこなすし、毎日ゴルフの自主練、そして週3回はコースを回る。今のところ健康に問題なしの72歳。でも親戚は近くにいないし、娘はスペイン(←これが一番厄介)。


同じ国に住んでいたって、何かあった時、すぐに駆けつけられない場合もある。親の死に目に会えるか会えないかは、運みたいなもんだ。


でも、スペインと日本ってのはやっぱり遠すぎるのだよ。直行便だって無いぞ。


母の件では、「あと1日早く日本へ到着していたら、体の反応があったんだ」ってどーしても考えてしまう。

父も「自分に何かあっても娘はすぐに日本へ帰ってこられない。」と、漠然と考えているかもしれない。


父のことを考えて、相棒F氏と一緒に日本で暮らす選択もあるが、そーなると今度はF氏ママがスペインに取り残されて寂しい思いをしてしまう。

だったら、父をスペインに呼び寄せて一緒に暮らすか?そんなに簡単じゃないよなぁ…。じゃあ、F氏ママを日本に連れて行くか?これは500%不可能…。


つまり、考え出すとキリが無いのね。


悲観的になっても仕方がないので自分達が出来る範囲で解決策を見つけるしかない。幸いにもお互いの親は今のところ一人暮らしに問題はない。


母の死後、相棒F氏とこれからの人生について色々話し合ってきた。


まず、母が亡くなって間もないし、今は私の父のことを優先的に考えるということで、8月12日~10月21日まで日本へ行くことにした。F氏ママも激しく同意。感謝。その後、母の1周忌の時期にまた2ヶ月ほど行こうと思っている。


特に何をするってわけでもないけれど、近くにいるという安心感を父に持ってもらうのが重要。


相棒F氏はフリーランスだからインターネットさえあればどこにいても仕事が出来るので、今回は旅行者ではなくプチ居住者体験。本人、結構楽しみにしている。


「だって、日本はスペインみたいに隣人がうるさくないから仕事もはかどりそうだし、9月の東京JAZZにはお気に入りのアーティストが出るし(madriz、チケット早く予約してよ!)、それにCD買うならやっぱトーキョーだよ、スペインなんてダメダメ、あっ、そうそう、またヨドバシカメラの音響コーナーでヘッドフォンたくさん試して今回は一番いいやつを買っちゃおうかなぁ…。」


本当に私の父のための滞在なのかね、F氏さん???


スペインと日本を行ったり来たりする生活に備え、私は今の仕事を辞めることにした。日本に行く度に仕事を中断していたら、お客さんたちに迷惑かけてしまう。今後、新しい仕事のスタイルを見つけなければならない。


多少の貯金もあるし、私の薄給がなくなったところで二人の生活が激変するわけではないが、それでも相棒F氏には感謝しなければ。彼が会社勤めの人だったら、2ヶ月以上も日本に同行することは出来ない。


今後、お互いの親がもっと年を取ったら、更に色々なことを考えなければならないだろう。超現実的な言い方をすれば、親達の今後の人生は長くても10年、15年。だからこそ、親達が元気なうちになるべく顔を見せるようにしたいと思う。残り少ない人生を一人ぼっちで寂しく過ごさせてはいけないのだ。


なーんて、真面目にツラツラと書いていますが、理想と現実は程遠い。でも理想を持つのはいいことだしね♪


今回は相棒F氏2ヶ月以上も私の父と同居。

生活スタイルも違うし、親との同居って色々問題ありそうだが、F氏は日本語を話せないから、父の無駄話は理解できないし、父が発する単語程度の英語にYES、NOで答えるだけだから、かえって気が楽だそうだ。


前回の滞在時の父の唯一の英語。

Fさん、Sit here, eat, eat!」 って犬ぢゃないんだからさぁ…。
「Fさん、Today Hiroshima?」あー、分かりやすい。

だから、F氏が日本行きを楽しみにしているのも頷ける。父に気兼ねする必要ゼロで、好きなよーに日本を満喫できるからさ。


あたしがカセレスに行ったときは、必ずあんたのママから何百回も同じ話を聞かされるんだけどね!


日本の皆様、今回はお会いできるの楽しみにしています♪

PS:9月からの短期バイトってあるかしらん?
[PR]
# by dias-madriz | 2010-08-01 11:18 | Vida | Trackback | Comments(0)

Todo Madrid en la calle

決してサッカーファンではないけれど、スペインがワールドカップで優勝するという歴史的瞬間をこの地で体験できるんだから、やっぱり最大限に楽しまないとね。

こちら本日マドリッドで行われた凱旋パレードの様子。
b0146907_1316849.jpg


ワールドカップ開催中、周りのスペイン人たちは「優勝なんて無理無理」と言っていた。


過去最高はベスト8。


どんなに熱狂したとしても、どこかで諦めみたいなものが感じられた。


ヨーロッパはサッカー大国だらけ。僕達だってサッカーに関してはまんざらでもないんだぞ。でも、勝てないんだよねえ…。



ワールドカップというのはスペイン人にとってコンプレックスの塊だった。



ところが、今回は違った。史上最高といわれるメンバーが勝ち取った優勝。


ワールドカップ・南アフリカ大会の参加国の中で、最も慎ましく、そして常にフェアプレーを行った(とスペイン国民は自負している)スペイン人選手達。


今日のニュースで南アフリカから帰国するために選手達が搭乗した機内の様子が流れていた。
b0146907_1320425.jpg


この写真は結構オスマシしているけど、ニュース映像では無邪気に喜び、ふざけあう選手たちだった。「慎ましい」という言葉はぴったりだなあと改めて思った。


世界一という大業を成し遂げ、技術的にも秀でている選手がわんさかいるスペインチーム。


でもね…。サッカーの有名選手にありがちなスター性というか、カリスマ性みたいなものがスペイン人選手達からは殆ど感じられない。
b0146907_1318114.jpg


とある村の青年団みたいだぞ(これ、バカにしているわけではありません)。
声をかけたら友達になってくれそうな雰囲気、っつーか、僕達は家族ぢゃん!


これはスペイン人みんなが感じていることだと思う。


僕達の「選手達」。


本当は別世界の人、雲の上の人なんだけど、親近感バッチリで「俺様はスターだ」的なオーラを出さない(出ない?)スペイン人選手達。


それにカシージャスやシャビ、ビジャなんかがクリスティアーノ・ロナルドよろしく、アルマーニのパンツの広告に出るとは思えん。ベッカムも昔やってたっけ?
b0146907_1340248.jpg



今日の凱旋パレードでは、たくさんのスペイン人たちが大声で歌っていた。

「Yo soy español, español, español♪Yo soy español, español, español♪」
(俺はスペイン人だぁぁぁぁぁぁ♪)



そう、選手達も僕達もおんなじスペイン人なんだ。


スペインチームの主要選手は殆どバルサ所属だけど、今はカタルーニャ・ナショナリズムとか難しいことは言わないで…。


自宅の近くを凱旋車が通るというので、相棒F氏と見に行った。TV中継を観ながら、そろそろ来るぞって頃合にアパートを下りて行った。


上のような写真を撮る気満々だったのに、パレードは予定時間を2時間もオーバーしていて、辺りはすっかり真っ暗。
b0146907_13221887.jpg


しかも凱旋車のスピードも速く、私の腕がついていけなかった…。
b0146907_13225282.jpg
ダメダメな写真ですみません…。水だの紙吹雪だの色んなものが降って来たせいなんだけどね。


しかも有名どころの選手達は反対側にいた。まあ、雰囲気を味わえただけでも良しとしよう。
[PR]
# by dias-madriz | 2010-07-13 02:09 | Vida | Trackback | Comments(2)

ponerse el mundo por montera

さっきの続き

やっぱり街中はすごいことになっていた。

スペイン人はもちろん、外国人も、観光客も、みーんなスペインのワールドカップ優勝に酔いしれてお祭り騒ぎ。

爆竹やブブゼラの騒音で散歩している間に頭がボーっとしてきた。ところでブブゼラって信じられないくらいうるさいのね…。

せっかく街中のドンチャン騒ぎを携帯カメラで撮ったのに、パソコンにダウンロードできない…。こんな時に頼りになるF氏もお手上げ。

なので、話題を変える。


出かける前にTVでスペイン選手達へのインタビューが流れていた。

スペインチームの主将でゴールキーパーのIker Casillas(イケル・カシージャス)のインタビューが流れると、ついつい見入ってしまうのね。


だって、インタビュアーはTele 5(民放TV局)の美人スポーツキャスターSara Carbonero(サラ・カルボネロ)
b0146907_12475816.jpg

そう、カシージャスの彼女だ。




スペインがワールドカップ初戦でスイスに敗れた時、サラに対してバッシングが起きた。イギリスのThe Timesが一面でサラを非難した時は、スペインでも話題を呼んだ。
b0146907_12401349.jpg



試合中に自分の彼女がフィールド間際にいたら(もちろんスポーツキャスターとして仕事をしているわけですが…)、天下のカシージャスだって気が散っちゃうよ。ファッション紙の表紙を飾っちゃうほどの思いっきりセクシー系の彼女だしね。

って誰しも考える。


でも、個人的にはサラって見かけによらずプロフェッショナルに仕事をしていると思う。声のトーンも落ち着いているし、カシージャスに対しても他の選手と同様の態度でインタビューをする。


で、今日の優勝インタビュー。
いつもどおりサラは選手達にインタビューを行う。さて、カシージャスの番。


試合を観ていた人は分かると思うけど、スペインが延長戦後半でゴールを決めた後、カシージャスは泣いていた。インタビューの時も感極まって涙ぐむカシージャス。


「いつも応援してくれていた人々」に感謝の意を表していた。両親、兄弟…、と言った後で一瞬の沈黙。



サラはカシージャスの彼女だし、当然「いつも応援してくれていた人々」の一員だろうけど、バッシングのこともあるし、公の場で「君にも感謝している」って言えないのかしらん。


サラが気を利かせて「大丈夫よ、落ち着いて。試合の話に戻りましょう」と言った瞬間、「ノー」と言ってサラの提案を遮るカシージャス。



「彼ら(両親と兄弟)、そして君に感謝しているんだ。」と、サラを抱き寄せて思いっきりキスした。
b0146907_12501139.jpg



自分の義務をきちんと果たし、ワールドカップ優勝という結果を出したカシージャス。今日の彼の行動はバッシングにさらされていたサラを守った。このキスに対してバッシングは出来ないよねぇ。


突然キスされたサラは一瞬固まって ¡madre mía! と驚いていたものの、その声のトーンは低く「ではまた、のちほど」とサラリと言っていた。


明日のニュースの話題はこの二人のキスだろうなあ。。。

ここでインタビューが見れるはず(YouTube)。
[PR]
# by dias-madriz | 2010-07-12 03:37 | Vida | Trackback | Comments(2)

España, campeona del mundo

b0146907_6312960.jpg

勝ちましたねー。スペイン。相棒F氏と共に自宅で鑑賞しておりました。

ゴールが決まった瞬間、アパート中の住人が叫んでおりました。ただいま夜の23時半。街中の歓声が自宅まで聞こえてきます。ちょっと見物がてら出かけてきます。

今更の報告ですが、6/15にマドリッドに戻ってきました。ぼちぼち元気にしております。日本滞在中は皆様にきちんと連絡できませんでした。夏休みを兼ねてまた日本へ行くので、その時にゆっくり会えればなーって思います。

ではでは。

¡VIVA ESPAÑA!
[PR]
# by dias-madriz | 2010-07-11 23:30 | Vida | Trackback | Comments(2)
vol.1へ
vol.2へ
vol.3へ
vol.4へ

ICUの面会時間は昼間1時間、夜1時間だけだ。それでも、看護士さんたちは数時間ごとに私の入室を許可してくれた。きっと、今まで一緒にいられなかった分を取り戻してあげようと思ってくれたのだろう。

病院から実家までは車で5分。病院の待合室は混んでいたので面会後は自宅へ戻った。看護士さんたちは容態が悪くなるとすぐ電話をくれたので、結局3回くらい病院と実家を往復した。

3回目の電話は4日の夜9時半。もうダメだと覚悟して病院へ行ったが、それでも母の心臓は止まっていなかった。不思議なことに父と私が病院へ行くと、心拍数も血圧も少し上がった。

それでも、朝から比べると確実に母の容態は悪化していた。さすがに今夜が峠ということになり、病院から徒歩1分のアパート(病院契約)で待機することになった。病院からはポケベルが渡された。

考えてみたら、バレンシア-マドリッド-日本と丸2日間一睡もしていなかった。でも全然眠ることができない。ただ、父を眠らせる必要があった。母の緊急入院から今日までずっと気が張っていたに違いない。私よりも遥かに憔悴していたのだ。



そして夜中の3時、ポケベルは鳴った。


「Noooooooooooo!(オイ、外国かぶれ!)いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



思わず叫んだ。もうダメなんだ、ダメなんだ。



とりあえず父を先に行かせ、私はアパートの戸締りやら布団を上げたりしてから後を追った。

ICUに到着した時点で母の血圧は上が10くらい。心拍数も似たようなもの。父が母の耳元で一生懸命話しかけている。


「頑張れ○○(母の名前)!もうちょっと頑張れ!」


私も一生懸命、呼びかけた。


「お母さん!お母さん!お母さん!」


そんな中、別の看護士(女性)さんがやって来た。


「体の中で最後まで機能しているのは、お耳なんです。一生懸命、声をかけてあげてくださいね。」


きっと父はこの言葉に救われたに違いない。


45年間連れ添ってきた妻の最期の瞬間。私がスペインにいた間、父は一人で母を看病してきてくれた。45年間ずーっと母と一緒にいてくれた父。



最期の瞬間は父の手を握りながら母に逝って欲しかった。


声をかけるたびに機械の数値が0から5、10と上がっては下がるの繰り返し。たとえ数秒間ゼロになっても担当医は機械のスイッチを切らなかった。


「まだ動いていますから…。」


私たち、特に父に配慮してくれたんだと思う。


そして数分後。ドラマや映画でしか聞いたことのない医師の言葉。



「2010年4月5日午前3時39分、ご臨終です。」



2月に70歳になったばかりの母でした。


父は万一を考えて、母の服をちゃんと用意していた。母は裁縫をする。3月24日に入院する直前まで、たくさんの服を縫っていた。母が作ったばかりのお気に入りの服。



「退院する時に着たいから、持ってきてね。」



母に頼まれた服を父はずっと持ち歩いていた。

看護士さんたちが母の着替えをしてくれている間に、父と私は葬儀屋へ電話した。ここからは現実的な事務手続きに入らなければならない。母の死を悲しむ暇はない。

でも実際、何かをしていた方が良かったのだ。失望感というものがいかに辛いか、葬儀が終わってから実感した。

母は何かあった時に備えて、以前から父に色々話していたらしい。母の遺志で葬儀は自宅で行わないことにした。すでに葬儀屋の連絡先も父に知らせていた。



母の死についての投稿はここまでです。葬儀の準備についてはまたいつか、これまた備忘録として投稿したいと思います。話せば楽になるじゃないけど、こうやって備忘録として書くことによって、少しは救われるかなって思いつつ…。


ここ数年、入退院を繰り返していた母に何にもしてあげられなかった。倒れた時、そばにいてあげられなかった。母の死からずーっと罪悪感に苛まれていた。

そんな時、最近ママになった元同僚が送ってくれたメール。

娘に望む3つのこと
1.自分より長生きすること
2.やりがいのある仕事をすること
3.好きな人に好きって思ってもらえること



「madrizはこの全てを満たしている。本当に親孝行だったんだよ!」



2番、3番は状況によって、うーん…と考えたりもしちゃうけど、1番は叶えることが出来た。母を見送ることが出来て本当に良かった。


15年前に子供(私の兄)を亡くしている両親。あの時と同じ思いをさせてはいけないのだ。


最後に…。たくさんの友人からお悔やみと励ましをもらいました。みんな本当にありがとう。みんなの言葉で本当に救われました。ぼちぼち元気になってきました。

近いうちに会えること、楽しみにしています!


vol.1へ
vol.2へ
vol.3へ
vol.4へ
[PR]
# by dias-madriz | 2010-04-05 03:39 | Familia | Trackback
vol1.へ
vol.2へ
vol.3へ

入国手続きを済ませ、すぐに自宅へ電話した。本当は電話したくなかった。電話口で母はもう亡くなったと聞くのが怖かったからだ。

まだ母はICUで頑張っていると聞き、安堵した。父に実家近くの駅まで車で迎えに来てもらい、病院へ直行した。

母がICUに入ってから丸2日経っていた。母はまだ生きている。もしかしたら回復するかもしれない。そんな希望を抱き、私は車の中で祈り続けた。


4月4日(日)朝9時半ICU到着。


ドラマや映画で見覚えのあるICUの様子。入室する時、手でドアに触れてはいけない。ICU入室後に手洗い、消毒、そしてマスクを着用する。

ベッドに横たわっている母を見た瞬間、現実に直面した私は言葉を失った。今まで抱いていたかすかな希望が音を立てて崩れていった。

自分で呼吸が出来なくなった母の体には無数の管がつながれていた。脳のむくみを取るための点滴やら、素人では分からないたくさんの機械に囲まれ、つながれている母。


「madrizが帰ってきたんだよ。聞こえるか?○○(母の名前)、頑張れよ!」


父が一生懸命語りかける。


「お母さん!お母さん!聞こえる?帰ってきたよ!遅くなってごめんね、ごめんね。」


一生懸命呼びかけてみたが、反応はまったくない。全然動かない。ピクリともしない。泣きじゃくりながら、母の手を握りながら、何回も何回も何回も呼びかけた。

それでも母は目を開けない。何の反応もない。もう、どうしたらいいんだろう。パニックに陥った。


そんな時、ICU担当の看護士(男性)さんが挨拶に来てくれた。

「娘さんですね。間に合って良かったね。お母さん、頑張っているよ。」


母が危篤状態になった2日前、駆けつけた親戚たちが手を握りながら、「madrizがもうすぐ帰ってくるから、頑張れ!もうすぐ会えるよ!」と声をかけると、母は薄目を開けて涙を少し流しながら手を握り返してくれたらしい。

口の悪い叔父(母の弟。でもホントは優しい人)に言わせると、脳梗塞の人はよく涙を流すもんだし、体の反応があるってのは機械につながれているからだと言う。


オイ!叔父さん!人間ってのはこーいう状況下で、いちるの望みを託したいもんなんだよ。そんなヒドイこと言うなよ!


泣きじゃくる私の横で看護士さんが言った。

「昨日までは手足を強く押すと反応してくれたんだよね。ただ、いくら意識がないとは言え、お母さんに痛い思いをさせちゃうみたいで、あんまり押すのもねえ。可哀想だし。」


体中管だらけで意識も全くない、ピクリとも動かない母の顔を綺麗に拭いてくれたり、歯を磨いてくれたり、ちょっと熱が高いと言ってはすぐに氷枕を用意してくれたり、何かする度に「○○(母の名前)さーん、今からちょっと体を動かしますよー。」って声をかけてくれる。


その看護士さんの優しい対応に私は少し救われた。


その後、担当医が母の容態を詳しく分かりやすく説明してくれた。残念ながら母の脳はすでに半分以上が脳死状態になっているとのことだった。

1%の可能性もないが、仮に脳が回復したとしても意識は戻らない。つまり植物状態になるという。

植物状態というのは、意識がなくても脳も体も生きている。機械につながれなくても自分で呼吸ができるのだ。

でも脳の大半が脳死状態になっていて、機械を外せば呼吸が止まってしまう母に脳の回復を期待するのはあまりにも非現実的だった。


それでも母はまだ生きている。担当医は2日前、「娘さんは臨終に間に合わない」と父に告げた。それでも母は頑張っている。安置室ではなく病室で私を待っていてくれた母に感謝した。


少し落ち着いた私は、例の優しい看護士さんと話し始めた。


「この状態で脳が回復し、植物状態になるとは思えません。機械で生かされている母が可哀想。」


可哀想とは言いつつも、100%脳死状態でない母の機械のスイッチを切れるのか?とふと思った。

そもそも本人の意思が分からない場合、尊厳死ってのは周りが判断していいものなのだろうか?楽にしてあげたいって言うのは周囲の勝手な解釈、自己満足に過ぎないのではないか?でも、母が苦しんでいたらどうする?でも、意識がないから苦しんでいない?そもそも日本には尊厳死なんて存在しないはず…。


「そうだね。確かにお母さんは機械を外したら呼吸できなくなっちゃうね。それでも頑張っている。でも本当は何が患者さんにとって幸せなんだろうね…。」


表面的に優しいだけではなく、きちんと自分の意見が言える看護士さんだった。


一睡もせずにスペインから病院へ直行した私の思考回路はグチャグチャになっていた。それでもやっぱり願っていた。お母さん、お願いだから意識を取り戻して。話せなくてもいいから、せめて私の手を握り返して。


vol.1へ
vol.2へ
vol.3へ
vol.5へ
[PR]
# by dias-madriz | 2010-04-04 06:30 | Familia | Trackback
vol.1へ
vol.2へ

マドリッドへ到着後すぐにパッキングを始めた。場合によっては数ヶ月日本にいなければならないため、相棒F氏へ色々お願いしておくこともあった。私の代わりに諸手続きが出来るように委任状を作成したり、IDカードやパスポートなど重要書類のコピーをとったり、その他諸々…。

私は居住労働許可証の更新段階にあたっていたため、新しいIDカードがまだ届いていなかった。既に更新は許可されていたが、スペインへ戻ってくる時に新しいIDカードが手元にないのは正直とても不安だった。

外国で暮らすということは、身内に何かあった時にすぐ帰れないというだけでなく、居住許可証の状況によって、日本から外国へ再入国する際に問題が生じる場合がある。

弁護士に確認した結果、私の場合はスペイン到着時に問題は起こらないだろうということだった。空港の警察が私のID番号をコンピューターで検索すれば、更新許可状態であることがすぐに分かるからだ。


でもこれはビザや居住許可証の種類、そして国にもよる。

2年前、伯父が癌で他界した。たまたま日本に帰国していた私は葬儀へ出席することが出来たが、アメリカ在住の従兄弟(フィリピン人と結婚し、現在アメリカ在住の従姉妹ちゃんのお兄ちゃん)はビザの関係でアメリカから出ることが出来なかった。

父親の葬儀はおろか闘病中に付きそうことさえ出来なかった。従兄弟はアメリカでロシア人と結婚していて子供もいる。

詳しいことは分からないが、永住権の申請中だか何だかで、一度アメリカから出てしまうと全てが水の泡になってしまうらしい。

伯父の死から2年経った今も従兄弟はアメリカから出ることが出来ない。ちなみに伯父は生前、孫に直接会うことも出来なかった。闘病生活でアメリカに行くことが出来なかったからだ。

親戚の中には「親の葬式にも帰ってこないなんて、なんて親不孝なんだ。」って悪態つく人もいたが、従兄弟の心中を考えればそんなことは軽々しく言えない。まあ、親戚の感情も分からないでもないけどね。

従兄弟は誰よりも先に飛んで帰りたかったはずだ。自分の父親の死に際なのだ。でも、従兄弟はアメリカで生活している。仕事をしている。家族もいる。従兄弟一人の問題ではない。これから先もアメリカで生きていかなければならない。

感情だけでビザの問題が片付くなら、誰だって苦労はしない。「日本を離れて暮らしている」というだけで親に対して多少の罪悪感はある。死に際に間に合わず、葬儀にすら出席できなかった後悔は一生ついてくる。

そんな従兄弟のことを考えると、私は本当についていた。母の危篤を聞いてすぐにスペインを出ることが出来たのだ。

ただ、問題なのは数ヶ月間スペインで仕事ができないこと。2年後の居住労働許可証の更新時に問題になる可能性は大いにある。それでもそんな先のことは考えられなかった。

私は従兄弟のように外国で結婚して家庭を持っているわけではない。相棒F氏とスペイン生活を続けるため、今回の帰国が将来的に大きな影響を与えるかもしれない。それでも私の選択肢は、当然、危篤状態の母の元へ駆けつけることだった。

話が随分それたが、日本行きの準備も終え、一睡もできないまま相棒F氏に付き添われて空港へ向かった。F氏は一緒に日本へ行くと言ってくれたが、母の今後の状況が分からなかったので一人で帰ることにした。

そして4月4日(日)朝6時半、成田空港に到着した。


vol.1へ
vol.2へ
vol.4へ
vol.5へ
[PR]
# by dias-madriz | 2010-04-03 07:15 | Familia | Trackback